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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 68話 魔王「勇者さんと魔族子供♀さんが微笑ましい」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第68話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回68話あらすじ

妖魔将軍を撃退した後、女勇者は角を切ってしまった事を魔族子供♀に謝る勇者。
魔族子供♀はやはり気持ちよく許してくれたが、それでは気が済まないと、女勇者はお詫びに何でも言う事を聞くと魔族子供♀に言うのだが…。
その言葉に魔族子供♀が選んだ女勇者にやって欲しいと言う望みとは?

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

68話冒頭

魔族子供♀「お姉ちゃん行こっ!」
女勇者「う、うん…///」
魔王「勇者さん…仲直り出来て良かった…」
神官姉「そう…だね」ニコ
神官妹「ほんと…見てるこっちの背中が痒くなる位微笑ましい光景ですわ」
魔法使い「全くだ…あいつは今日からシスコンだな」
魔王(あの後色々あったけど…本当に良かった)
魔族子供♀「うふふ」ニコニコ。
女勇者「…へへ」

~昨日の話~

女勇者「…まあ、とりあえずは妖魔将軍の奴は撃退出来たからいいか…」
神官妹「…」
女勇者「…? 神官妹?」
神官妹「…え?」
神官妹「な、なんですの?」
女勇者「いや…何か上の空って感じだったから、何かあったのかなって…」
神官妹「…別に何でもありませんわ」
女勇者「そ、そうか?」
神官妹「それより魔族子供♀に謝るためにここまで来たんでしょう?」
神官妹「私の事などいいから、早くお行きなさいな」
女勇者「あ、うん」タッ。
神官妹「…」
魔法使い「…」
魔族子供♀「…」
女勇者「魔法使い…魔族子供♀は?」
魔法使い「うむ、お前に斬られた角以外、外傷は無いし、時限式の後発魔法もかけられた形跡も無いから…恐らく大丈夫だろう」
女勇者「そっか…」
女勇者「まあ後自分で斬っておいて何だけど…」
女勇者「この角の傷、回復魔法で完治させる事は出来なかったのか…?」
魔法使い「私は回復は専門外だから、あまり詳しくは無いが」
魔法使い「聖剣の魔族特攻の腐食を止めるだけで大変で、治療を受けた魔族子供♀も傷をいじる訳だから相当苦痛になり体力を消耗するらしい」
魔法使い「戦魔将軍のような筋肉馬鹿なら、聖剣の魔族特攻を受けても、腐食を止めるのと回復を同時にやっても大丈夫だろうが…」
魔法使い「魔族と言えども…魔族子供♀は子供、簡単に回復魔法で治療と言う訳にはいかんかったらしい」
女勇者「そっかじゃあ…凄い痛かったんだな…魔族子供♀は…」
魔法使い「そうだな…」
女勇者「そんな体力が無くなっちゃうほど、痛い思いさせちゃったのか…」
魔法使い「ああ」
女勇者「そんな痛い思いをさせたのに…許してくれるかな…」
魔法使い「知るか…私は魔族子供♀じゃ無いんだ」
女勇者「だよな…」
女勇者「う…」ブル。
女勇者(何だ…これ、凄い胸がドキドキする…)
女勇者(やだ…この、何だ…)
女勇者(よく分からないけど…今すぐ魔族子供♀の前から逃げ出したい…)
女勇者 (アタシ…やっぱり…!)クル。
魔王「…」ギュ!
女勇者「…! 魔王…」
魔王「大丈夫ですよ…魔族子供♀さんはきっと許してくださいます」
女勇者「…そうかな?」
魔王「はい!」ニコ。
女勇者「…」
女勇者「う、うん…分かった///」コク
魔法使い「全くしおらしくなりおって…気持ち悪い」
女勇者「う、うっせーなっ!///」
魔族子供♀「う…」
魔法使い「…! 目を覚ましたぞ」
女勇者「!!!」ダッ! ヒューン!
魔王「勇者さん!?」
魔法使い「飛んで逃げるなっ!」
神官妹「あらあら…」
魔王「ゆ、勇者さん…? 魔族子供♀さん…起きましたけど?」
女勇者「ふーっ!!」
魔王「また勇者さんが興奮状態にっ!?」
女勇者「しゃーっ、しゃしゃーっ!!」ブンブン。
魔王「ゆ、勇者さん…お、落ち着きましょう? どうどう…」
女勇者「きしゃーっ!!」
魔王「わー! 僕じゃダメだっ!」
魔族子供♀「女勇者…様」ヨロ。
女勇者「…!」
魔王「魔族子供♀さん…!」
魔王「い、今女勇者さんに近づくのは危険かも…」
魔族子供♀「お、女勇者…様」ヨロヨロ。
女勇者「…!!」ダッ! ヒューン!!
魔法使い「だから逃げるなっ!」

 

以下の続き小説サイトで読めます。

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第68話 魔王「勇者さんと魔族子供♀さんが微笑ましい」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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