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オリジナル小説「敗戦魔王の戦後処理」 70話 魔王「え? 僕の妹ですか?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第70話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回70話あらすじ

前回ちょっとおかしな喋り方をする法王様に面喰いつつも、何とか協力をこじつけられた魔王は見事商人の借金分のお金を稼ぐことが出来た事に安堵する。
その祝勝会的なパーティーで、魔王は妹が七魔将軍の中にいた事を口漏らす。
七魔将軍の一体誰が魔王の妹、魔王姫なのか?

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

法王
創造神教の最高トップ。
ヒップホップ系の変なしゃべり方をするグラサンをかけたデブ。
普通の喋り方も出来る。
チッパイが好き。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

70話冒頭

神官妹「まあ…色々あったけど、法王様と会談してから一週間」
神官妹「何とか商人から借りたお金の今月分の利子と元金分まで儲ける事が出来たわ!」
一同「おー!」
神官妹「これも皆さんの協力あってのおかげですわ!」
神官妹「改めてありがとうございます」
一同「おー!」パチパチ。
神官妹「まだ商人にお金を返してないけど、まあほぼほぼ、この街が借金の担保で奪われる危機は去った事でしょう!」
一同「おおおお!」
神官妹「今日はその前祝いと言う感じのパーティとなっています」
神官妹「皆さんご存分にお楽しみください」
神官妹「では乾杯!」
一同「かんぱーい!」
魔王「乾杯!」
神官妹「魔王様お疲れ様です」
魔王「あ、神官妹さん今回は色々お世話になった見たいでありがとうございました」
神官妹「いえいえ、魔王様のご尽力あっての成功ですわ」
神官妹(…借金の金額以上儲かった金はポケットマネーさせて貰いましたし…)
神官妹「むふふ」
魔王「? どうしました?」
神官妹「は!」
神官妹「い、いえいえ…それに観光客用のお店も予想以上に繁盛しましたしね」
神官妹「特に女勇者と魔族子供♀が売り子をやったお土産屋何かすぐに完売するから、商品の仕入れが大変だったわ…」
女勇者「…!」
神官妹「まさかあの女勇者が売り子をやるとわねー」
女勇者「な、何だよ…」
神官妹「いやいや、すぐに殺すだ何だ言う物騒な貴女が、まさか魔族子供♀にお姉ちゃん一緒にやろ、って言われただけでデレデレになってやるとはねーって意外に思ってただけですわよ」ニマニマ。
女勇者「な! 何だよ悪いかよ! それにデレデレしてねーしっ!///」
神官妹「はいはいツンデレ乙」
女勇者「ツンデレって言うなっ!」
魔族子供♀「あ、お姉ちゃんこれおいしーよっ! はいあーん!」
女勇者「ちょ、馬鹿…魔族子供♀、こんなところで…///」
魔族子供♀「…むー、私が食べさせるの嫌なの?」
女勇者「い、いやそうじゃ無いけど…時と場所があるっつーか…///」
魔族子供♀「あーん」
女勇者「あ、あのな…魔族子供♀?」
魔族子供♀「あーーん!」
女勇者「ぱく」
魔族子供♀「美味しい?」
女勇者「う、うん…おいふぃ///」
魔族子供♀「やった♪」ニコ。
女勇者「でへへ」
神官妹「もう一生やっていなさい…」
魔王「でも良いですね…妹」
神官妹「え?」
魔王「いえ僕にも妹がいたので…ああ言うの見てると何だか懐かしくて…」
神官姉「魔王…ちゃんに…妹が…いた!」
神官姉「新…事実っ! チェック…」カキカキ。
神官妹「はいはい気持ち悪いショタストーカーの日課乙」
神官妹「はあ…そう言えば、私も最近大臣様に会ってないわねぇ…」
神官妹「私も大臣様分を補給したいわ…」
神官姉「ジジイ…趣味も…気持ち…悪い」
魔法使い「それにしても魔王に妹が居たとはな…」
女勇者「お、おいその妹可愛いのか?」
魔王「え?」
神官妹「何故妹と言うワードに食いつくの…本当にシスコンだったの?」
女勇者「え?」
魔族子供♀「…お姉ちゃん」むー。
魔法使い「…今更だけど、お前らって全員性癖におかしいところがあるよな…」
魔法使い「それで?」
魔王「え?」
魔法使い「だからお前の妹だ。今はどうしているんだ?」
魔王「ああそう言う事ですか…」
魔王「えっと、たぶん…死んでます」
一同「!?」
女勇者「そんな死んでるって…妹だぞ! 勿体無い…」
魔族子供♀「お姉ちゃん…!」ぎゅ!
女勇者「イテテ!」
神官妹「聞くのは失礼かもですが…たぶん死んでるとは?」
魔王「だって妹は七魔将軍の一人でしたから…」
一同「!?」
魔法使い「七魔将軍と言うと…」
魔王「はいあなた方が倒した七魔将軍です」
魔王「戦魔将軍以外…全部貴方に倒されたと聞いていたので、だからたぶんもう死んでる物かと…」
女勇者「たぶん死んでる…って殺しておいて何だけど良いのかよそれ…」
魔王「…確かに思うところもあります、けど」
神官妹「けど?」
魔王「今は魔族の王として、魔界に住む皆さんのためにがんばらなければいけない時期ですし、そんな事にかまけている暇は無いのです」
女勇者「そんな事って…お前妹だぞ! 妹!」
神官妹「そのワードに反応するのは貴女だけですわよ…」
魔族子供♀「ぷー…」
魔王「それに…父上が起こした戦争のせいで、多くの妹を失った人がいるのです」
魔王「だから自分だけそう思ってしまうのは…と、どうしてもそう思ってしまうのです」
魔王「だから…良いんです、これで…はは」ポリポリ。
魔族子供♀「魔王様…」
神官妹「しかしそれにしても」
女勇者「残りの七魔将軍にそんなのいたっけ?」
魔法使い「確かに…戦魔将軍と妖魔将軍の牛どもは除くとして…竜魔将軍は…同じく竜人の筋骨粒々の無頼漢だったし…」
女勇者「翔魔将軍は鳥男、災魔将軍はデカイ目玉…業魔将軍はでっかい鉄の巨人」
神官妹「凶魔将軍はヒャハハってイカれ笑いするのがイカれキャレの定義だと思い込んでた痛い性格の、見ためホストなやさ男」
女勇者「あーあいつが一番キモかったわ…;」
女勇者「つーか今の話で女に繋がりそうな、将軍いたか?」
神官妹「皆無ね…」
女勇者「うーん…」
女勇者「おい、どの将軍がお前の妹だったんだよ?」
魔王「え? いや私も参謀から、聞いただけでどの将軍が妹だったのか…よく分からないです」
女勇者「は? 何だよそれ」
魔法使い「特徴とか分からないのか? 何だか私も気になってきたぞ…」
魔王「特徴ですか…」
魔王「えーと僕に似てとっても優しくて可愛いです」ニヘラ。
女勇者「はあ?」
神官妹「あれが…可愛い?」
魔法使い(優しいって…戦魔将軍はよく知らんが…、他の七魔将軍は人間を虐殺しまくってとても恐れられていたぞ…)
魔王「小さい頃は…よく僕の事をお兄様お兄様って後を追いかけて来てくれて…」
魔王「僕のお嫁さんになるって言ってくれて…」
魔王「う…」ホロ。
魔王「う…魔王姫、もういないなんて」シクシク。
女勇者「まおうき? それがお前の妹の名前か?」
魔王「はい」グス。
女勇者「…そんな名前の将軍いたっけ?」

 

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