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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 74話 魔王「本当の魔族の償い」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第74話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回74話あらすじ

攻撃が効かない戦士を何とか撃退した物の、今だ魔王姫を処刑する興奮に包まれた死刑会場。
荒れ果ての地の街も手放さない、魔王姫も差し出さない決めた魔王。
それでも魔族が人間界を攻めた事の償いはしたいと考える魔王。
一体どんな償いをしようと言うのか?

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

法王
創造神教の最高トップ。
ヒップホップ系の変なしゃべり方をするグラサンをかけたデブ。
普通の喋り方も出来る。
チッパイが好き。

 

魔王姫
魔王の妹、魔王を死ぬほど敬愛しており、魔王のためなら命投げ出す事もいとわない。
体は「過剰魔力体質」の負荷で神経がやられているため不自由。
そのためゴーレムのような憑代を移動手段や普段の生活するための体にする。

 

戦士
かつての勇者パーティーの一人。
狂信的な勇者像を持ち、それを女勇者に押し付けすぎる為、本人から凄い嫌われている。
剣の腕前は勇者に引けを取らない。
かつて妖魔将軍に囚われていた女勇者を助けたのも戦士。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

74話冒頭

女勇者「いて…」
女勇者(くそ…戦士の野郎…攻撃が効かないって分かってたら…こんなヘマ…)
神官妹「女勇者大丈夫?」パアア(回復魔法)
女勇者「神官妹…」
女勇者「あ、ああ…ありがと」
神官妹「…!」
女勇者「な、何だよ…」
神官妹「いえ別に」ニコ
女勇者「?」
神官妹(女勇者がたかが回復魔法で礼を言うとわね)
神官妹(前魔王討伐の冒険時は勇者を僧侶が回復摩るのは当たり前、やって当然だから礼なんか必要ない)
神官妹(そんな感じだった貴女が礼をね…)
神官妹(私も…戦闘がそれで円滑に進むなら構わないと思ってたけど…)
神官妹(…たまには悪くないかも知れないわね…こう言うのも)ニコ
女勇者「な、何だよニヤニヤしやがって」
神官妹「別に♪」
女勇者「? 気持ち悪い奴だなあ…」
魔王「あ…」
魔王(何だろ勇者さんと神官妹さんが何か良いな…)
魔王(何だろこれ、見てると…何か良い匂いする)
魔王(…これは何だろ)
魔王(良くわからないけど…守ってあげたい…)
魔王(そんな匂い…)
魔王(世界…の匂い…?)
女勇者「それにしても戦士の野郎…去り際の台詞…やっぱり何か知ってるな…」
魔王「…!」
魔王(あれ…何だっけ…? 今僕は何を考えてた?)
魔王(…思い出せない)
魔法使い「魔王や妖魔将軍と同じで攻撃を受けつけない体か…」
魔法使い「奴もエルフの魔石を持っていた…? いや、魔法も使って無かったしそんな物を持っていた様子は無かった…」
神官妹「妖魔将軍も本当にエルフの魔石で不死身になってたのかしら?」
魔法使い「何? どういう事だ?」
神官妹「…もしかしたら、あの二人は魔王様と同じ体になっていたのかも…」
魔王「僕と同じ体…?」
魔王「僕と同じ体になっても弱いししょうがないと思いますが…」
女勇者「お前…いい加減自分が強いことを自覚しろよな」
魔王「え? や、やだなぁ勇者さんまで何を言って…」
女勇者「妖魔将軍と戦ったとき言ったろ、お前はアタシより強いって」
魔王「え? でもあれは僕にやる気を出させるための嘘だったんじゃ」
女勇者「嘘とは言ってない…あーもーうっせーな! お前はとにかくアタシより強いんだよ…何度も言わせんなよ…イライラする」
魔王「…本当…何ですか?」
女勇者「だからーっ本当だっつーてんだろっっっ!」ダン(地団駄)
魔王「ひ!」
魔王姫「本当ですわお兄さま」
魔王「魔王姫…」
魔王姫「先代の…くそオヤジっっっ!は」
魔王「へっ?」
魔王姫「だからくそオヤジっっっ!!は、お兄さまの力を恐れて、世界の力の基準を偽って教えてたのですわ」
魔王「ええ!?」
魔王「そ、そうなんだ…で、でも魔王姫、父上をそんな風に言ったら可哀相だよ」
魔王姫「いえ! あのゴミムシケラに同情の余地は無いですわ! ふん!」プイ。
魔王「は、ははは…」
魔法使い「それでどうなんだ?」
魔王「え?」
魔法使い「自分が強いと分かったら、お前は再びエルフや人間界を侵略するのか?」
魔王姫「…! お兄さまその時は魔王姫、また将軍としてお兄さまの剣となって戦いますわ! 体さえ頂ければ!」
魔王「え? いやいやいやいや! そんな事しませんよ!」
魔王姫「えー…」
魔王「いや残念がらないで;」
魔法使い「ふ…お前ならそう言うと思ってた」
魔法使い「ヘタレだしな」
魔王「え?」
女勇者「そうそう…ヘタレだしな」
魔王「ええ?」
神官妹「ヘタレですしね」
魔王「えええ!?」
神官姉「大丈夫…魔王ちゃん…は頑張りやさん!」グッ(b)
魔王(ヘタレは否定しないんだ…)
魔王「もう確かに僕は荒事は苦手かも知れないけど、ヘタレ酷いですよー!」
一同「あはははは!」
神官妹「それで話は戻しますが、妖魔将軍も戦士も、もしかしたら魔王様に近い体をしているのではと思います」
魔王「僕に近い体…?」
女勇者「お前は自覚無かったけど、お前にゃアタシがどんなに本気で攻撃しても、傷一つ追わなかったんだよ」
魔王「本気で攻撃って…!」
魔王「えええ!? 勇者さん僕を聖剣で叩いて時本気だったんですか!? 殺す気だったんですか!?」
女勇者「あ、うん」
魔王「軽い…!?」
魔王姫「お兄さまを…殺そうとしたなんて…勇者やはり死ね! 死ね!」
女勇者「やだ」
魔王姫「むきー!」
魔法使い「まあとりあえず、つまり戦士と妖魔将軍は、魔王と同じ魔族の絶対防御…闇のまといを張っていると?」
神官妹「ええ…」
魔法使い「それも違うと思うぞ」
神官妹「え?」
魔法使い「私は創造神様に闇のまといを払う術を授かった、その術を授かった者は、闇のまといを見る目を持つことが出来るのだ」
魔法使い「だから私は魔王の高度なステルス魔法で隠された闇のまといを見ることが出来たのだ」
魔王「高度なステルス?」
魔法使い「しかし戦士と妖魔将軍はそんな闇のまといをまとっているのは、一切見えなかったぞ?」
神官妹「何ですって…!?」
神官妹「私はてっきり闇のまとい同士が衝突すると中和無効になって…だから武器で攻撃するより肉体の攻撃が通じてたのだとおもいましたわ…」
女勇者「んじゃ何であの二人は魔王みたいに不死身になってたんだよ」
魔法使い「皆目検討もつかん」
神官妹(…後、考えられるとしたら、それはあり得ない事しか無いわ…)
神官妹(この世の武器魔法が通じない絶対不可侵な…あの存在になるしか…)
女勇者「魔王! お前だけ殴ればダメージ通るんだ、何か知ってる事は無いのか?」
魔王「え、ぼ、僕ですか?」
魔王姫「…! 女勇者! お兄さまと肩を組むなんて馴れ馴れしいですわよっ!」
女勇者「うるせえなこのアタシがこんなにフレンドリーにしてやってんだ! 本当だったら友達料を取ってるところなんだぞ、ありがたく思え!」
魔王姫「な、何て勝手な言い分ですの…」
魔王姫「そのネジくれた性格じゃ貴女の方が友達いなさそうなんだから、友達になってるのはお兄さまでしょ! 貴女が金を払いなさい! 貴女が!」
女勇者「は、はあ? 何を言って…と友達とか余裕でいるし? 100人作ったし?(震え声)」
魔法使い「どこかの初等学校に入りたての子供か…」
女勇者「とにかくアタシには友達いるし、魔王がどうしてもって言うから、友達になってやっただけだし?」
魔王姫「嘘! 絶対に嘘だわ! お兄さまがそんな事を言うハズありませんわ!」
女勇者「はあ!? じゃあ本人に聞いてみるか?」
魔王姫「望むところですわ!」
女勇者「おい魔王! お前自分から友達になってって言ったよな!?」
魔王「え?」
魔王(あれ…何でこんな話になってるんだ?)
魔王姫「お兄さまどうなのですの!?」
魔王「あ、えーと…」
魔王「確か…僕から頼んだかな…そう言えば」
魔王姫「なっ!」
女勇者「しゃっオラ!」
魔王姫「く…馬鹿な高潔なお兄さまが、勇者の…しかも下賎過ぎる人間と…そんな友達になるなんて」ぷるぷる。
女勇者「勇者は分かるけど、下賎過ぎるって何だよ…」
女勇者「とにかく魔王がアタシに頼んだから友達にしてやったんだ!」
魔王姫「ぐぬぬ…」
女勇者「へへーん、ばーかばーかっ!」
魔王姫「く…」
魔王姫「お兄さまっ!!」
魔王「え?」
魔王姫「勇者に頼んで友達になったって嘘ですわよね?」
魔王「え…ほんと…」
魔王姫「嘘ですわよねっっっ!!!」ギロ!
魔王「あ、えーと…」
女勇者「あ!? てめー何口ごもってんだっ!?」
魔王「え、こっちも!?」
女勇者・魔王姫「どうなの!?」
魔王「その…えーと」
魔王「そ、そう言えば魔法使いさん、先程…」
女勇者「おい!」
魔王姫「お兄さま!」

 

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