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パチンコ業界の低迷化〜私がパチンコ業界を去って運送業界に転職した理由2

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こんにちはどうも、てんたまです。

私が20年間勤めたパチンコ業界を辞めて運送業界に転職した理由。

前回に続きパチンコ業界をに見切りをつけた理由…今回はその理由の一つであるパチンコ業界の低迷についてのお話をしていこうかと思います。

前回

私がパチンコ屋から運送業界に転職した理由1 パチンコ屋は低モラルな上司や同僚が多すぎ、職場の人間関係に嫌気 - 小説書きながら気ままにオタライフ

パチンコ業界の低迷、未来性が感じられない

現在パチンコ業界は非常に厳しい状況にあります。

と言うのも業界が一番儲かっていた時に比べ、現在は出玉規制によりだいぶ儲からなくなってしまったためです。

 

どのくらい儲からなくなってしまったかと言うと。

 

例えば一番儲かっていた時と言えば、今のようなミドルリスクローリターン機と違い、店もお客も求める完全なハイリスクハイリターン機が許された時代。

 

その時代の絶頂期、多額の借金をしてしまうほど、お客がのめり込み過ぎてしまう。

 

そんな最高峰の爆裂スペックのスロットあった時が、やはり私的には一番儲かっていたのではと考えています。

 

一応、さらに昔にはスロットでは無くパチンコで、ソルジャーやビックリマンがあった時、一人のお客が1日で18万円も入れていった時もあったから凄い儲かっていたと、その時代を知る店長から聞いた事はありましたが、私自身その時代は知らないので申し訳ありません。 

最高峰の爆裂スロット機があった時代はどのくらい儲かっていた?

まあ個人的にその爆裂スロットあった時代、どのくらい儲かっていたかと言うと。

 

その時代の爆裂スペックのスロット機の代表格と言えば、勿論初代ミリオンゴッドでありましたが、私のお店には、その初代ミリオンゴッドが確か16台ほど導入されており、そのたった16台の利益が良い時で100万近く出た時がありました。

 

売上ではありません利益の話で…、です。

 

私の働いてた店はパチンコ130台、スロット50台の小さなお店でしたが、そんな小さなお店が、ミリオンゴッドの利益以外も合わせ、100万以上の利益を、毎日ポコポコ生み出してた訳ですから、まあ社長は毎日笑いが止まらなかったでしょうね(それでも私の給料は手取り20万、ボーナスは雀の涙でしたが…)

 

実際その社長は、その利益で渋谷に億単位のマンションを2件も買っていたので、相当儲かっていたと思います。

 

また小さなお店でそんな利益が出てた訳ですから、渋谷や新宿などの大型店では1日数千万の利益…なんて事もあったでしょうね。

 

そしてそんな利益が出てる訳ですから、相当お客は絞られる思いしてるはずなのに、何故それでもお金を突っ込んでしまうのか?

 

それは単純にハイリターンが魅力的過ぎたからです。

 

それはどのくらい魅力的だったかと言うと、これは私の実体験ですが、初代ミリオンゴッドなど一回ツボにハマった時など、たった3時間で15000枚も出た時がありました。

 

15000枚がどれくらいの価値かと言うと、等価交換で30万円です。
つまりちょっと良いところの会社の月の給料が、なんとたった3時間で手に入ったと言う計算になります。

 

ちなみに3時間で30万円出る訳ですから、100万円くらいなら1日通せば出る事は全然ありました。

 

勿論それ以上も…。

 

余談ですが、その時代の爆裂スロット機の代表格的存在は初代ミリオンゴッドでしたが、一番出たと噂されたのはそのミリオンゴッドでは無く、新宿のどこかのお店のアラジンエースと言う台が70000枚…140万出たと言うのが、私が聞いた中で一番出たと言う話でした。

 

と言う感じに、お金の価値観と言うのは人それぞれではありますが、まあパチンコをやるような自堕落な人間にとっては、のめり込んでしまうには十分過ぎる価値と言えましょう。

出玉規制から始まる台の低迷化

次にこのような爆裂スロットが、今の時代、何故消えてしまったかと言うと、実は台にハマって多額の借金をしてしまった人が自殺してしまった事により、社会問題化してしまったからです。

 

流石に死人が出てしまっては、今までなあなあにやっていた政府も黙っている訳に行かなくなりました。

 

それによりスロット機は出なくなるように厳しい指導、規制かかるようになったのです。

 

どのような指導、規制だったかと言うと、旧基準機の撤去、万枚規制、設置期間の厳格化の3つです。

 

旧基準機の撤去

まず旧基準機の撤去ですが、これは検定期間をとうに過ぎてる台は撤去しろと言う感じの事ですが、今では当たり前にありますが、初めて執行された時は業界に大きな衝撃走りました。

 

何故かと言うと、今まで一度設置した台は外さない限りどんなに古い台でも使ってていい事が当たり前だったからです。

 

しかもそれは、かなり強引かつスピーディーに執行された記憶があります。

 

本当は、その自殺の原因となった爆裂スロット機を早く外すために取った処置ではあったと思いますが、本当にあっという間に、初代ミリオンゴッドなどの爆裂スロット機は、代替機の出玉を抑えたミリオンゴッドゴールドXや初代北斗の拳に変わって行ったのを覚えています。

 

このようにして爆裂スロット機は社会問題化してからあっという間にホールから消える事になったのです。

 

そしてこの時、アステカや大花火など、そこまで爆裂スロットでは無かった、古き良き時代の機種も消えていく事にもなりました。 

万枚規制

そして次に万枚規制ですが、万枚と言うのは、スロットで10000枚出す事であり、爆裂スロット機が世に出回る前までは、中々到達出来ないスロッターの夢みたいなもんでしたが、この夢を出来なくする、つまり万枚出ないように台を作らなくてはいけない、と言う物でした。

 

まあ出ないようにして、自殺するほどのめり込めないようにしようと、まあそんなような感じです。

 

と言っても、元々そんな万枚出るような台を作る事自体禁止されてはいました。

 

何故、禁止されてたのに万枚どころから7万枚も出てしまうような台が出てしまったかと言うと、それは検定がガバガバだったからです。

 

検定とは台をホールに設置出来るかどうかの試験のような物ですが。

 

その試験が、どのようにガバガバだったかと言うと、簡単な事例で言えば、例えば爆裂スロット機には、押し順ペナルティと言う物が存在し、押し順ペナルティとは何かと言うとスロットはレバーを叩いて、回っている3つのリールを左、中、右と止めるボタンがあるのですが、そのボタンを指示通り押さないとペナルティが発生し、そのペナルティは大当たりを消してしまう物でした。

 

それで検定に出す時、そのペナルティが出る押し順で検査してくださいと言い、当然ペナルティが出るから当たらなくなる訳で、そうすると出玉が出ない、万枚なんて出ない、なのでこの台は検定が通過出来ます、とまあそんな感じのガバガバ検定だった訳であります。

 

そこに意図的な物があったかどうかは分かりませんが、検定を一回やるだけで数千万とかお金を取っていたらしいので、まあそう言う事なんでしょうね。

 

真意は分かりませんが。

 

ともあれ、その検定がガバガバじゃなく、ちゃんと台の構造から出る仕組みまで徹底的に検査する厳格化した物に変わった事により、ガバガバ検査の抜け道で万枚が容易に出るような台は作れなくなりました。

 

それでもメーカーは、何とか抜け道を見つけてギリギリ万枚出るような機種を作り続ける努力はしましたが、その方法を発見する度に、次の検定ではその方法は禁止される上に、さらに新たな規制をかけれる事により、徐々に万枚が出るような台を作れる事が出来なくなってしまったのです。

 

台の設置期間

そしてスロットを出なくするための最後の指導、規制、それは台の設置期間です。

 

台には検定期間と言うのがあり、検定を受けてから約3年の間は設置して良いけど、それを過ぎたら基本外さなければいけないと言う物です。

 

これにより、何とか検定の抜け道通り抜け、世に出る事が出来た万枚が出る台であっても、期間を過ぎれば外さなければいけないので、ホールに残る事は出来なくなってしまいました。


一応再認定と言う事をすれば、ほんの少し延命する事は出来ましたが、それでも消える事に変わりありません。

 

最近でも、人気だったハーデスや初代まどか☆マギカなどが、その寿命が尽き、惜しまれながらもホールから消えて行った…、なんて事がありましたね。

 

このように台の設置期間を設ける事によって、さらに出る台はこの世から残る事は出来なくなりました。

 

そして私はこの3つの規制、指導により、今後この先、お客の求めるような台は出ないだろうと考えます。

 

さらに新たにかかる出玉規制

良い台でもそのうち撤去しなければいけない、抜け道を見つけてもその方法は次回使えない、それだけでも厳しいのに、政府はさらに出なくするためにそこから新しい出玉規制もどんどんかけてきます。

 

どんな規制かと言うも、例えば4時間で2500枚しか出る台を作ってはいけない、と言ったりする物です。

 

これは、3時間で15000枚出した経験がある私に取っては、当然出ない台だなと感じる物であり、3時間で15000枚は行き過ぎでも、今残ってる台と比べても、それはやり過ぎと感じるくらい出ない台だと感じるところであります。

 

このように政府は、後付で、今も、新しい規制をどんどんかけてくるため、その事からも今後出る台に期待は出来ないと、それが今の現状であるところであります。

 

以上、と言う現在の状況から、今後お店が異常に儲かるような台は出ない、それどころかさらに儲からなくなるように規制、指導が増えていく、そんな低迷化の一途の状況では、この業界はもう良くなるどころか、悪くなる一方と感じ、私がこの業界をさる一因となりました。

 

辞めて結構たち、今ではスロットでは無くパチンコの規制が緩くなっているので、そこからもしかしたらと言う可能性もあるかもと言う話も聞きますが、やはり政府が簡単にあれこれ規制を追加し、今日の明日で簡単に環境が激変するような業界には身を置く事は危険であると考えるところであります。

 

と言うところで、私がパチンコ業界を辞めて運送業界に転職した一つの理由である、パチンコ業界の低迷化のお話は終わりにしたいと思います。

 

次回は実はパチンコ屋はまだまだ儲かるのに、それを駄目にしている人物がいます。

 

その人物についてのお話をしようと思います。

それではまた。

次回

パチンコ店は良くしようと頑張っても無駄、ある人物の一言で全てパーになる仕事〜私がパチンコ業界を辞めて運送業界に転職した理由3 - 小説書きながら気ままにオタライフ