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初代ミリオンゴッドで100万負けた話#3〜ドン底、そして目覚め

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こんにちわ、どもどもてんたまです。

これは4号機爆裂AT機時代、借金苦に自殺者まで出てしまった事に社会現象に発展、そして規制撤去された初代ミリオンゴッドをリアルタイムに打って、大負けした時の体験談の続き、そして最終話になります。

前回の続きでは、最初は初代ミリオンゴッドで調子よく勝っていたものの、そんなものは長続きする訳も無く、最初の得ていた勝ち分どころか手持ちのお金を全て失ってしまった僕でしたが。
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今まで初代ミリオンゴッドで簡単にPGGや高継続のGG連引いてきた僕は、その自慢話をした手前、心に芽生えた変なプライドから、どうにも全部やられたとは言い出す事は出来ませんでした。

ありますよね。

パチスロって自分だけ出してると、あれ? 俺って他の奴らよりヒキが強いんじゃね? そうだ俺は特別なんだ、周りがハマってる中引けてしまう俺は特別…そう神なんだっっっ!!! と後に黒歴史に確実になるであろう、妄想的なプライドを持ってしまう事を…!

まあ、初代ミリオンゴッドは悪魔の台である事は間違いありませんが、こう自分を神と思わせてくれる点を考えると、やっぱり神の台なんだなと思えなくもないかも知れませんね。

まあそんな感じに、神と化していた僕のプライドは、聖帝サウザーのように、引かぬ! 媚びぬ! かえりみぬ! な精神となっており、負けを取り戻すまで、ひたすら前進あるのみと、金が無くなってもゴッドを打ち続ける事にしてしまったのです。

しかし金が無いのにどうやって打つと言うのか。

パチンカスの皆さんならお察しの事かと思いますが、はい、消費者金融、俗に言う初めてのア○ムから軍資金を調達してしまいます。

実はミリオンゴッドが出る前から、僕はアコムのカードは持っていて、スロカスだった僕は、スロットを負け過ぎて生活が苦しくなった時にお金借りたりとかしてた事は既にあったのですが。

しかしそれは、あくまで自分の給料からすぐに返せる範囲までしか、流石に借りた事は無かったのですが。

ちっちっちっ。

相手は初代ミリオンゴッドです。

ゴッドさえ引けば…、と言う甘い誘惑が5万、10万と次から次へと借り入れを促し、あっと言う間にカードの限度額である50万に達してしまいます。

さらにそこで止めとけば良いものの、一時は2日で60万と一気に勝った時の事を思い出し、またそれさえくればまだ取り返せると、2枚の悪魔のカード、プロ○スに手を出してしまいます。

しかしそんな連敗続き悪い流れの中、ツキに見放されてるのにやり続けたところで勝てる訳もなく、プロ○スのカードもあっと言う間に30万と言う借り入れをしてしまい、借金は80万になったところで、流石にやばいのでは…? ようやく気づき始めるも、しかし簡単に万枚が出てしまう出玉感とそれを出すPGGのブラックアウトフリーズに完全に脳がやれていた僕は、明日は行かない、絶対に行かないと前日の夜は固く誓っても、朝8:00になるとパオーンと目覚し代わりに、頭の中にブラックアウトフリーズの演出が脳内再生され、ゴッドさえ引けば…! とパチンコ屋の開店2時間前には目を覚ましてしまい、どうしてもパチンコ屋に行く事を止める事は出来ませんでした。

まさに脳汁、ゴッドの演出そして出玉感によって生み出される脳内麻薬によって僕は完全にゴッド漬けになっていたのです。

また周りの環境も悪かったでした、このブログを見ている人たちなら分かると思いますが、僕はパチンコ屋で働いていました。

そしてこのパチンコ屋の人間と言うのは、上司も部下もパチンコが好きな人間が多く、その事からよくツレ打ちを誘われたり、一緒に打ちに行かなくてもゴッドさえ引けば大丈夫だよ、と言われてその気にさせらてしまうのです。

ちなみに、勿論ですが、彼らはその言った本人が、その事により多額の借金を背負う事になろうとも、笑い話とするだけで本気で勝つ事を望んで言ってる訳ではありません。

昔のパチンコ屋はマイクパフォーマンスでお客を煽り遊技を粘らせた物ですが、それはお客だけではなく同じ職場の同僚も煽る事は結構ある事で、流石煽りの本職と言ったところか、どんなに負けが込んでいても、煽られると勝てる気がしてくるのは流石と言ったところでしょうか?

さらに仕事中もホールを回っていると、嫌でもゴッドで万枚出しているお客は目につくもので、そんなのを見せつけられたら仕事上がりにまた行ってしまうのは必然的になってしまいます。

そんな悪い環境も重なり、2枚目の悪魔のカードプロ○スもあっと言う間に限度額一杯となり…皆さん僕はどうしたと思いますか?

聞くまでもありません、はい3枚目の悪魔のカード、あるさあるさレ○クがあるさ〜と契約を結んで、スロ廃人てんたま☆マギカとなってしまうのです。

しかもこの時、レ○クの人に、もうこれ以上他ではカードを作らないで下さいね。と言われてしまう始末、まさにスロ廃人の末路、人間のクズに送られる言葉。

しかし僕はそれでもゴッドを打ち続けてしまいます。

けど勝ち続けるより負け続ける方が当然確率の高いパチスロ、出る訳がありません。

しかも3枚目のカードと言う事もあり、ミリオンゴッドは避け、その時ちらほら出始めていた5号機の一つである初代ツインエンジェルに逃げ打ちをしたのですが。

ミリオンゴッドと言う機種は本当に悪魔なのか、その確率が甘い初代ツインエンジェルでさえまともに当りが引く事が出来ずハマり、その事から、まあ、思いこみではありますが、ミリオンゴッドで出した事により、こんな甘い機種でも当てる事が出来ないくらい、僕はゴッドにヒキや運を吸いつくされしまったのでは無いかと言う錯覚に陥りました。

そしてそれでもまた僕はミリオンゴッドを打ってしまいました。

そしてそのゴッドを打ってる最中、遅れから左7出現、なんども見た中リールストップで7テンパイしたらゴッド確定の演出を引きます。

ゴッドさえ引けば…! もう借金100万超えてるのにたかだか10万帰ってきたところでどうなると言うのか、しかしその時はそんな事は脳裏には無いのです。

ただひたすらゴッドが揃う未来祝福図、それしかありませんでした、もうお金の問題じゃ無くなってたのかも知れません。

ただ凄いのが引きたい、本当にそれだけになってたのかも知れません。

そして中リールのストップボタンを願いを込めて、強く、そう強い思いを込めて押します。

そして鳴り響くゴッド確定のテンパイ音…は鳴らず、ゴッ、と虚しい停止音と共に、ゴッドは取れなかった事を示唆します。

外れた…しかし胸の鼓動は収まらない、背中には冷やっとした何がかけ下るのを感じる。

そして鼓動が徐々に静かになるにつれ、先程まで頭を支配していた高揚感はも薄れ、頭の方も冷静になってくると、初めて僕はこう思ったのです。

引ける訳無いじゃん、勝てるわけ無いじゃん…!

まるで漫画のカイジのように、目をぎゅっとして、くっ…、と嗚咽を漏らしながら、僕は頭の中で強くそう思いました。

そしてその日から本当に奇跡的ですが、ミリオンゴッドを、そしてパチスロ自体を打つのを止める事が出来、ただひたすら働いて借金を返す生活をする事にしたのです。

最初は限度額に達してなかったレ○クから全額返し、その次にア○ム、プロ○スは両方均等に返し続け、ミリオンゴッドが撤去されその代替機であるゴールドXが出る頃には完済する事が出来たのです。

僕は変なところで強い意志と言うかそういう物を持っているらしく、それで20年くらい吸っていたタバコも止める事が出来たんですが、今回もその強い意志があったおかげで、ミリオンゴッドの自殺者の一人にならずに済んだのかも知れません。

そのミリオンゴッドの借金以降は、まあスロットは完全に止められないにせよ、借金までして打つような、馬鹿な打ち方はしないようになりました。

回りに流されず、あくまで自分の給料と相談して打てる範囲で遊ぶ、そうスロットと上手く付き合える人間となれたのです。

まあ、皮肉な話ですが、初代ミリオンゴッドでしこたまやられたおかげで、そう言う打ち手になれたので、そこだけは初代ミリオンゴッドに感謝を感じるところかも知れませんね(草)

と言うところで、僕が初代ミリオンゴッドをリアルタイムで打って100万負けた話でしたがいかがでしたでしょうか?

また4号機を当時リアルタイムで打ってきて、思い出深い話を思い出したら書いて行きますので良かったら見てみてください。

それではまた!