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スロット小話#3 4号機の爆裂ATを店員が目の前で設定変更して消した話

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こんにちは、最近僕、理由は分からないけど首の後ろ頭の付け根当たりが振り向くと筋肉痛のような痛みを急に感じるようになって、もしかしてこれってガンか何か…? とちょっと思ったので、こうなったら死ぬ前に一杯思い出記事書いていくぜーと思い立ち、最近更新しまくっている遺言系ブロガーてんたまですうーっ!

まあ最近そこまで痛くなくなってきたので大した事はなかったかも知れません。知らんけど。

さて皆さんはパチンコ、もしくはスロットでせっかく当たりを引いたのに、その当たりが故障や停電、もしくは火事や地震などで消えてしまった事は無いでしょうか?

僕は人生で一回だけ当たりが消えてしまった事があり、それはスロットだったんですが、消え方が上で述べた自然に起きた事では無く、なんと目の前で設定変更をされて消されてしまったのです。

しかも当時は丁度営業中の設定変更は勿論の事、設定の確認も禁止と言う波をが押し寄せていた時代。

勿論そのお店も営業中の設定変更は絶対にしないお店でした。

では、何故目の前で設定変更されて当たりが消されたと言う事が起きてしまったのか? 順を追ってお話していこうかと思います。

その日は仕事帰りにいつものようにパチンコ屋に行き、何を打とうか悩んでいたところ、猛獣王が全台オススメ札が刺さっていました。

まあ、こんな感じに全部に札が刺さってる場合、十中八九ガセで有る事は分かりきっていた事ですが、特にめぼしい台も無かったので、そのオススメコーナーの角の台をやる事にしたのです。

もう随分昔の話なので、どのぐらい投資したか覚えてませんが、とにかく運良くサバチャンをすぐ引けた記憶がありました。

しかも高継続率示唆の夜のステージのサバチャン。

この頃のATは言わずもがな高純増で、初代獣王よりマイルドになったと言われる猛獣王でも、今の6号機のリミット付きの高純増、例えばリゼロの純増8枚でも足元にも及ばない出玉速度だったかと思います。

それが高継続率を示す夜となれば、この一発で4000枚、5000枚…もしかしたら万枚もありえるかも知れない、この夜ステージのサバチャンはそれぐらい期待できる物だったかと思います。

まあ、運が悪ければすぐ終わる場合ありますが…。

ともあれ、そんな大チャンスを決めた僕はとても興奮したのは言うまでもありません。

それは初代まどかの後告知ステージで、よく見るとミニキャラのさやかちゃんのパ○ツが見えてる事に気づいたくらい興奮していた事でしょう。

この変態!

ちなみにこの時代は、パ○ツが見えたら当たり確定とか演出もあって、パ○ツに緩い時代で良かったですよね…。

まあ僕の変態的性癖はさておき、とまあそんな感じに大きな出玉を期待しつつウキウキ気分でサバチャンを消化してたのですが、何かホッパーの払い出しが調子が悪い。

ホッパーとはメダルを払い出すスロットの中にある機械の事なのですが、事あるごとにHPだかHJだか、どっちか忘れましたがエラーコードが出て機械が止まってしまいます。

そして何度目かのエラーで止まってしまった時、対応した店員がホッパーを他の台と交換しても良いですか? と言ってきました。

今では他の台の部品をつける事は、ホールに裏モノを使わせない対策として、部品交換は然るべき届け出をしなければ絶対に交換してはならない事になっていますが、当時はまだそこら辺が緩く、このように営業中にも関わらず他の台から部品を持ってきて直す事は当たり前の光景となっていました。

かく言う僕も店員時代には、早急な修理対応としてそのような処置は何度もした事があります。

ただこの店員は僕とはちょっと違う交換の仕方をするので、そのちょっと違う事をやっていいかどうか、僕に了承を求めてきました。

そのちょっと違うと言う事は部品交換する際に電源を落とさせて欲しいとの事でした。

一応正規の交換手順としては電源を落としてからと言うのは、基盤が万が一ショートしないようにするための対策であり、電源を落として部品交換すると言うのは、まあ、当たり前の事ではありましたが。

しかしパチスロと言うのはお金がかかった遊び。

当たり中に電源を落とすと当たりが終わってしまう、みたいなジンクスは結構一般的にあって、まあ、店員側であった僕も何も変わらないと知りつつもちょっと嫌だなぁ…、と感じるところありました。

そのため僕が部品交換する際は電源は落とさないようにお客に気を使って修理対応してた事もあり、そしてその修理をした中で基盤がショートしたなどの事例は一回も無かったので、その店員に対しては電源切らずに修理くらいしろよ、と心の中で思いましたり

しかし役職社員の僕と違ってそう言う事も勝手に出来ないバイトだから仕方ないかと、勝手な理解を示した僕は、その電源を切る事を結果的に了承してしまうのですが、そ、れ、が最大の間違いでした…。

一体その時何が起きたのか?

これは20年パチンコ屋店員やっていた僕でも一回しか見た事が無い、そんな奇跡に近い出来事が起きたのです。

それは店員がホッパー交換しようとドアを開けた時でした。

その時僕はドアの表側に立ってたので、偶然見えてしまったのですが、表側のドアの真ん中くらいについている、ペイアウトとインコインをセグで表示している部分があり、そこのセグに1の数字が表示されてたのです。

僕はパチンコ屋店員をやっていた、と言うかスロットの調整もやってたので、そこに数字が出る意味を瞬時に理解しました。

あれ? あそこってスロットの設定が表示される場所じゃなかったっけ?

僕はその言葉を脳内で反芻した直後、背中にゾクリと冷たい物が流れるのを感じた。

約1分前の店員の言葉を思い出す。

ホッパー交換するんで電源を消させてもらいますね。

そう店員ははっきりと電源を落とす、そう僕に言ったのだ。

そして設定表示されてる時に電源を落とす…それは設定変更する事を意味し、つまり初期状態にリセットされ、僕の当たりは…消える…!?

その流れを瞬時に判断した僕はマスクドライダーシステムで仮面ライダーカブトに変身し、クロックアップ(加速装置)して店員を台から離し、代わりにホッパー交換して故障も直し、そして変身を解き何食わぬ顔でサバチャンを消化し始めたのだった。

そして一瞬で別の場所に移動された店員はキツネに化かされたような顔をしてこちらを見るので「何か?」と言うと「い、いえ…」と頭をかしげながら去っていく店員に僕はニヤリと笑う。

そしてその後万枚を出して帰ったのだった。

……とはなる訳も無く。

設定が表示されてる、つまり設定キーが回されてる状態で電源を落とすと設定変更されちゃうんですよね。

そんな感じに、電源オフでサバチャンが消されると理解した瞬間僕は、あぁぉああぁぁっっ!! と変な声を出すのが精一杯でした。

しかしその声も虚しく、まさに叫んだ瞬間に電源が消されてしまい、そして変な声にビックリした店員が怪訝そうな顔でこちらを見てくるのに対し僕は、あ…、何でも無いです、と言うしかありませんでした。

そして数分後、お待たせしました! と笑顔で店員がスロットの電源を立ち上げるも、やはりサバチャンは消えていて、僕はその光景を見て、ですよねー、と思うしかありませんでした。

何で消えてるのか理解できない店員はそれはもうガクブルしてアタフタしてましたが、原因を理解していた僕は当然怒りなど湧いてこず、冷静に保証とかしてくれるの? と言うと、店員は逃げるように、少々お待ちください! と言いその場からいなくなると、そこから事情説明でもしてるのか、30分か一時間くらい待たされ、そしてようやく社員みたいなのが出てきて1000枚保証すると言う話をしてきました。

その提案に、夜のサバチャンで1000枚は少なっ! と思った僕はせめて2000枚はくれませんか? と交渉しましたが、しかし社員は、メーカーに聞いても例え夜のサバチャンでもそれが妥当と言われたので…、みたいな事を言われてしまい、その返答に本来気弱な僕がそれ以上押すことも出来ず、その枚数で納得して帰る事になってしまいました。

その後、そのお店であった事に腹を立ててヒートアップした僕は、保証されたお金を握りしめて、あんなクソ店駄目だと、近くの違うお店で打ちましたが、保証分全部取られてさらに追い金してクソ負けたのは言うまでもありません…。おわりっ!

とまあ、爆裂ATを目の前で店員に設定変更されて消されたと言うのはこう言う事があったためでした。

しかし何でドア開けただけで設定が表示されちゃったんでしょうね。

一つの可能性としては、ショートゴトをやられ過ぎてドア付近の配線が壊れてた可能性があるかなと思います。

ショートゴトと言うのはドアの隙間にハリガネを突っ込んでドア付近の配線に刺してショートさせて意図的にAT当たりなど誘発させるゴトの事で、猛獣王にそう言ったショートゴトがあったかはよく分かりませんが、まあショートさせすぎて機械がイカれてたのかなと思います。

後、出玉保証ですが、今は厳しい罰則を受ける可能性があるので、昔と違って保証してくれるお店はほぼありません。

ちなみにその事案があったのは、当時業界第3位だったお店です。

今も業界第3位何ですかね…今は僕も知りません…ふふふ。

と言うところで今回のスロット小話は終わり、また何か思い出したら書きますので、良かったら見てみて下さい、それでは。