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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 65話 魔王「生きていた妖魔将軍」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第65話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回65話あらすじ

女勇者を探しに傷が癒えぬまま、山奥へと入ってしまった魔族子供♀を追いかけたが、魔族子供♀の通った後を辿って行くとその先には、かつて倒したはずの妖魔将軍が現れる。
魔王たち一行はその登場に困惑する…。

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

65話冒頭

妖魔将軍「くっくっく…久しぶりだな…お前ら」
女勇者「馬鹿な…何で、お前は確かに…確かにあの時…」
妖魔将軍「あの時殺した…か?」
魔法使い「おいグズ、ちゃ、ちゃんと止めを刺さなかったのかっ!?」
魔王(女勇者さんは妖魔将軍を拷問して殺したって聞いてたけど…止めは刺さなかったのか?)
女勇者「いや…そんなはずは…」
魔王「…!」
魔法使い「本当かっ!? 私は拷問を始めたお前に嫌気をさして…最後まで見てなかったから分からんのだが…本当に殺したんだろうなっ!?」
女勇者「ほ、本当だよ…!」
魔法使い「なら何故生きているっ!?」
魔王(本当だ…何故生きてるんだろう…?)
神官妹「女勇者の言ってることは本当よ…!」
神官妹「だって妖魔将軍は殺した後バラバラにして燃やしたところまではっきり見たもの…」
魔王「そ、そこまで…徹底してやってたの? こわっ! 勇者さんこわっ!」
女勇者「う、うるせーな…!///」
神官妹「でも確かにやったわ…」
神官妹「あそこまでやって、生き返らせられる事なんてどんな蘇生魔法だって無理よ!」
魔法使い「じゃあ何でなんだっ!」
神官妹「知らないわよっ!」
妖魔将軍「まあそんなにそいつらを責めるなよ…確かに俺は殺されたしな」
妖魔将軍「痛かったぜ~女勇者?」
妖魔将軍「まさかあの時のガキが、この俺様の心を折るくらいの痛みと恐怖与える存在になるとは思っても見なかったぜ…」
妖魔将軍「あの責め方…ひひ、今思い出しても震え上がるぜ…」
妖魔将軍「何せ俺の体を少しずつ聖剣で、溶かして行くように痛み与え続けるんだからな…」
妖魔将軍「お前は痛み与えられたら堪らないと想像する場所、目…鼻…歯、耳の奥に、死なない程度にそしてもっとも苦痛を味わうように容赦なく、聖剣で刺し切り刻んだ…!」
妖魔将軍「それを三日三晩、お前は寝ずに続けた…恐ろしかったぜ~?」
妖魔将軍「でも同時に楽しくもあったぜ?」
女勇者「何…!?」
妖魔将軍「お前みたいに綺麗で美しい女勇者が、怒りと増悪で醜く醜悪! 顔を愉悦色に歪ませていくのがな~?」
女勇者「…!」
妖魔将軍「そんなお前に責められるのは悪くなかったぜ~だからもっとそれを楽しみたくて、もっともっと歪んだお前を見たくて、殺してくれって言ったんだぜ?」
妖魔将軍「今でも堪らないぜあの死ぬ瞬間までの夢心地な感覚は…」
妖魔将軍「ひひ…ひひ…ひ! ひひ「ひひ…ひぃ、ひひ…」ぎひひ、ひひひ…!」
女勇者「ち…きっしょ!」
女勇者「そんな話どうだって良いし! つーかそれより何で殺したお前が生きてるんだって話だろ…!」
妖魔将軍「ふひひ…ひひ…ひひ…げひひ…くひひ…ぷひ…ひひひ…ひーひっひひっ!」
魔王(…しょうもない魔族とは聞いてたけど…ここまで気持ち悪い魔族だったのか…;)
女勇者「キモいトリップしてないで聞けよっ!」
妖魔将軍「…あ?」
女勇者「あ、じゃねーよ;」
魔法使い「相変わらず…救いようの無い悍しい奴だな…」
妖魔将軍「ふん…まあ俺が何故生きてるのか?」
妖魔将軍「お前ら的には気になるところだろうが…」ムンズ。
魔王「!」
神官妹(…子供の焼死体をつかんで何を…)
魔法使い (まさかあいつ…!?)
妖魔将軍「んあ…ばりばり…」
女勇者「…! て、てめえ!?」
妖魔将軍「モグモグ…ごくん…」
妖魔将軍「ん、うめえ」

妖魔将軍「やっぱ丸焼きは子供のガキに限るな」
魔法使い「貴様…!」
妖魔将軍「おう…お前の子供も旨かったぜぇ~? 女勇者の妹もな…! ガハハ!」
女勇者「ち…!」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

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第65話 魔王「生きていた妖魔将軍」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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