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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 17話 魔王「代わりましょうか?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第17話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回17話あらすじ

極度に控えめな魔王は、自分が目立った事していると思い込み、自分には簡単過ぎる事と思っている、街と言う巨大な物を浮遊させる魔法をやるのを交代しようとただそれだけで勇者を呼ぶが、魔王の力を完全に恐れていた勇者たちは思い違いで魔王を必要以上に警戒する。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(今回は4000オーバーですごめんなさい><)

 

・前回

オリジナルSS「敗戦魔王の戦後処理」 第16話 魔王「魔力を見せるのはマナー違反です」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

・一話から

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

17話冒頭

勇者(魔王のやつ…あ、アタシを名指しして…まさかここでアタシを殺る気か…?;)
神官妹「勇者…早まった真似ダメですよ?」ヒソヒソ
勇者「分かってるよ…早まったところで勝てる気もしないしな…」ヒソヒソ
勇者「まあやるときは…目潰しだ…ヤバそうになったらやる…いいな?」ヒソヒソ
神官妹「目を奪って…逃げると言う感じですね」ヒソヒソ
神官妹「分かったわ…」ヒソヒソ
神官妹(確かにそれが今私たちに出きる唯一の現実的手段ですわね)
勇者「ああ…で」ヒソヒソ
魔王「勇者さん?」
勇者「ち…! これ以上は無理そうだ…行ってくる…」ヒソヒソ
神官妹「頼みましたわよ」ヒソヒソ
勇者「ああ」ツカツカ
魔王(やっと来てくれた…って凄い不機嫌そうな顔!)
魔王(やっぱり僕なんかが、目立つ真似をしたから怒ってるんだ…)
魔王(早く街を浮かす魔法を交代しないと…!)
魔王「勇者さん…あの!」バッ!
勇者「…! 聖光浄魔斬!!!!」
ドカーーーーーン!!!
説明しよう! 聖光浄魔斬(セイコウジョウマザン)とは、魔を浄砕(ジョウサイ)する聖なる光を聖剣に纏わす事で、魔族に対して極大特攻効果をもたらす勇者の必殺技だ。
ちなみに聖光は、超圧縮断熱効果を生み出し、その効果によって周囲の気体は異常発熱させられ、それから生み出される超熱量がとてつもない爆発を引き起こす、威力も見た目も極大級の技であるっっっ!!!
勇者(…それでも、倒せる気はしねーが…)
勇者(だけど視界を奪うくらいには…)
勇者「逃げろ…神官妹…」
勇者「…!」
勇者がそう言葉を放った瞬間、左手の手首に掴まれる感触を感じる。
見れば自分の手首を掴む者がいた。
勇者は直感でそれが何かを悟った。
そしてその直後に感じたそれが勇者にその言葉を選ばせた。
その感じた事が無い、その者が持つ底無しの魔力が、勝ち気な勇者にあっさりとその言葉を絞り出させた。
勇者「たす…け…たすけ…」
恐怖だった。
そしてそれが自身に死をもたらす物だと確信した時、そこにいるのは勇者ではなくただの人間となった。
だから勇者と言うプライドもかなぐり捨て、彼女は神官妹に助けを求めた。
どこまでも情けなく、みっともなく、無様に。
彼女は助けを求めた。
即座に求めた。
しかし、その結果は───。
神官妹「…ゆ、許して勇者…私まだ…」
後退る、先ほど自分を友と言ってくれた者の裏切りの姿。
それを見た勇者は。
勇者「や…だ…やだ、やだ、やだ」
勇者「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!!」
叫んだ。
文字通り泣き叫んだ。
そこに勇者の姿は微塵も無かった。
しかしそれも無理からぬ事だった。
勇者と言えど、その彼女の心は勇者と呼ぶには程遠い場所にあったのだから。
魔王「あの───」
勇者「ひ…」
自分に終わりをもたらす者の声に勇者は固く目を閉じた。
そしてもがいた。
勇者「やだやだ!!はなぜはなせはなぜ!!」
どこまでもみっともなく。
そして絶対死ぬ、自分は殺されてしまう事を確信した。
しかし自分の命を奪おうとしている、死神の言葉は予想外の物だった。

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたら続きはこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

第17話 魔王「代わりましょうか?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

・小説家になろう

敗戦魔王の戦後処理 - 16話 魔王「代わりましょうか?」

 

・次回18話

オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 18話 魔王「僕は世間知らずなのでしょうか?」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

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