こんにちわどうもてんたまです。
もしもアニメの世界に行けたなら~行ったらどうなるを本気で哲学的に考えてみる。
前回は子供の時に行きたかった、または大人になってから行きたい空想の世界を考えてみました。
【前回記事】
そして今回も、もしも空想の世界に行けたらどうなる? それに関する、前から気になっていたテーマを書いていこうかと思います。
そしてどんな話を書いていこうかと言いますと、今回はアニメよく出てくる言葉「ツンデレ」と言う言葉。
このツンデレを、もしも空想の世界に行った時、好きなツンデレキャラが目の前にいたならば一体どうなるのか? と言う主旨に基づき考えていこうかと思います。
【始めに、ツンデレとは何か?】
人によって認識は多少なりとも違うとは思いますが、総合的に考えると、とりあえずツンデレとは人の性格や態度を表す言葉で、どう言った物かと言うと、まあ簡単に言うとアメと鞭なような物で、嫌っているような態度を取りつつも、最後に好意的な姿勢を示す。
さんざん罵倒した【ツン】後に、別に嫌いじゃ無いんだからね! と俗に言う【デレる】【デレた】状態に最終的になるのが「ツンデレ」です。
そしてそれは当然ながら老若男女に存在する思考で、女の子に限った話ではありません。
男にもツンデレが当てはまることはあり、有名なところでは、ドラゴンボールのベジータなどがそうです。
ベジータが散々渋い顔をしながらも、最終的には、ちっ! 仕方がない、と折れるようなシーンが【デレた】となり「ツンデレ」となるのです。
またこのように、ツンデレは恋愛感情に限らず、友情や親愛感情にも起こりうる物で、その事から、最近のライトノベルのラブコメに出てきそうなあからさまなツンデレ表現に限らず、バトル物やシリアス物にも、形は違えどツンデレは存在します。
そのように多種多様な姿形があるのがツンデレであると私は考えます。
【好きになったツンデレキャラだけど、その好きは本当の好き?】
さてそのツンデレですが、アニメが好き、アニメの世界に行きたいと思った人なら、ツンデレで可愛い女の子、女性の方ならちょっと生意気な男。
アニメの世界に行けたなら、そんなツンデレなキャラと付き合いたい、と考えた人も少なくないでしょう。
所謂、俺の嫁私の旦那的なキャラでございます。
私の場合は男なので、オーソドックスにゼロの使い魔のルイズ何かが好きですが。
しかしここで疑問が一つ。
それは本当に彼氏彼女にしたい好きなのか?
何も考えずに、ただルイズちゃん可愛いペロペロ(*^ω^*)
と思っていた、若さからみなぎっていた二十代ならともかくとして、三十代になった今、その好きが本当の好きだったのか…色んな考えが出てくるようになって、最近はルイズが好きだった気持ちと言うか、そう言うのを疑問視するようになりました。
いや好きは好きなんですけど。
何と言ったらいいか、この好きは、上でも言いましたけど、彼氏彼女嫁夫にしたい好きじゃないような、最近はそんな風に考えるのです。
何故そう言う風に考えてしまうかと言うと、自分が何を見て好きになったのか気づいたからです。
その何を、と言う話をご説明しますと。
ルイズを見て可愛いと思うのは、才人に対してツンデレっているルイズが可愛い。
あくまでルイズは才人が好きで、だから才人にツンデレをする構図じゃないと駄目なのです。
他の人では駄目なのです。
それは例え私自身を才人に置き換えても駄目なのです。
ルイズと才人の掛け合いに対してニヤニヤしていたいのです。
それから考えると、ルイズの事は可愛いし好きだけど、実は二人の掛け合いが好きだっただけで、俺の嫁! と叫ぶほど、そこまでルイズに恋愛感情は無かったのかな? と考えられるのです。
皆さんもありませんか?
そのアニメのキャラに恋愛感情を抱いた事もあったけど、実は付き合っている二人を見てるのが幸せだったみたいな話は?
気づいてないだけで、今ある感情は、案外そんなような物かも知れません。
【実際にツンデレキャラの彼氏彼女はきつい?】
さて私のように、二人のやり取りを見ているのが幸せだった、と思う人もいれば、そんなの関係ない、絶対付き合う、と言うディープてコアな人もまたいるかと存じます。
しかし実際にアニメの世界に行けたとしたら、好きなツンデレの彼女もしくは彼氏と付き合える事は幸せなのだろうか?
私はここにもある種の疑問を感じます。
そのツンデレキャラと付き合えて幸せそうに見えるのは、アニメの作中で、付き合っている二人を見ているからではないだろうか?
確かに良いところだけや、見ている分ならそう思っても仕方がない事ですが。
しかしちょっと待って欲しい。
はたから見れば、こんな可愛い女の子、もしくは男の子に気にかけて貰っている幸せ者が! と、どうしても感じてしまいますが、そんなツンデレキャラを恋人に持った、受け止める方は溜め息ばかり漏らすシーンが多くは無いでしょうか?
それは、確かに可愛い、もしくは格好いいキャラであるかも知れないけど、ツンデレと言うだけで、それ以上の苦労もあると言う現れでは無いでしょうか?
それから考えると、好きなツンデレキャラが目の前にいたしても、そのツンデレキャラと付き合える流れになっても、実際に付き合いたいか? と問われると首を傾げてしまうかも知れない。
だから例えアニメの世界に行けたとしても、私は好きなツンデレキャラとは付き合わないかも知れない。
そう思ってしまう自分がいると、やはりツンデレキャラが魅力的に見えるのは、あくまではたから見ているから、三人称視点で見ているから、神の視点で見ているからなのであると、思わざるを得ない。
あくまで、あくまで、ツンデレは、はたから見ててニヤニヤしてるくらいが丁度良いのである。
【終わりとまとめ】
ツンデレを受け止めてくれる人物がいてこそ、初めて魅力的になると思われる。
それは漫才のボケと突っ込みのようだ。
突っ込みがツンデレでボケがそれを受け止める人、と関係が凄く似ているような気がします。
そしてそんなボケと突っ込みの漫才は面白い。
ツンデレとはそんな漫才のように完成された魅力ある表現の一つだ。
多くの人が、その魅力あるアニメのツンデレキャラに引かれてしまうのは無理からぬ事で、ある意味真理なのでしょう。
しかし実際にはキャラの事を本当に好きなのか? 愛しているのか? ただ幸せなアニメの世界だけを見てそう感じてるだけではないのだろうか?
錯覚してるだけではないのだろうか?
今回はそんな、アニメの世界に行けたとして、その世界で好きなツンデレキャラと会うことが出来た時、その好きな気持ちのままそのツンデレキャラと付き合うことが出来るのか? 今まで持っていたその好きと言う感情は実は錯覚では無いのか? その疑問について深く考えてみました。
正直はっきりとした答えは見つかりませんでしたが、アニメのキャラ、特に主人公と付き合ってあるツンデレヒロイン見て、そのヒロインが好きになったのは、ある種の錯覚だったかも知れない、と言うのはあるかも知れないと感じました。
皆さんもそう言う感じを自覚した事はありませんか?
ツンデレキャラを好きになったのは、そのツンデレと受ける人との二人のやり取りが好きだったから、と言う甘い甘い錯覚に。
さてと言うところで今回の、もしも空想の世界に行ったらどうなる? を本気で考える。その2は、ここで締め括ろうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
また次回のもしも空想の世界にでお会いしましょう。
それではまた!
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