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ベジータ「ハルケギニア?」11

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~魔法学院~

シエスタベジータさん」
シエスタ「私故郷のタルブに帰省するんです」
シエスタ「良かったら一緒に行きませんか?」
シエスタ「よ、よし練習終わり」
シエスタ(今年の帰省はなんとしてでもベジータさんと一緒に……)ムフー!
シエスタ(それで両親に紹介して、けけけけ結婚を……///)
シエスタ「……///」
シエスタ「はっ……」
シエスタ「いやだ私ったら、先ずまはベジータさんにOKをもらってからの話でしょ、それは」
シエスタ「まあでも、ベジータさんが私の田舎に行きたくなる、とっておき秘密兵器があるからまず大丈夫だと思いますがね」
シエスタ「で、では誘いに行きましょう」
シエスタ「この時間は中庭でトレーニングをしているハズ……」
シエスタ「あ、いた!」タタタ
シエスタ「ん!?」
ルイズ「こ、これでいいの?///」フワフワ
ベジータ「そうだ、ゆっくりでいいからパワーと一体化しながら動くのになれてみろ」
ルイズ「う、うん、手、離さないでね///」
ベジータ「ああ」
シエスタ(あの二人なにやってるんですか!)
シエスタ(てててて手を繋いでフワフワ浮いて!///)コソコソ
ベジータ(ちっ形だけでもこいつに優しくしないと、また指輪に操られてこの前見たいになるだと~~~!?)←デルフに言われた
ベジータ(ふざけやがって!)
ベジータ(………)
ベジータ(まあ、この前見たいな状況は冗談じゃねえからな)
ベジータ(……し、仕方あるまい!;)
ルイズ「ふう疲れたわ、ちょっと休憩にしましょうか」
ベジータ「わかった」ヒュウウウン(下に下りる
ルイズ「あ、私ご飯持ってきたの一緒に食べましょう」
シエスタ(!? ミス・ヴァリエールがなんで!? ま、まるで恋人みたいじゃないですか!?)
シエスタ(で、でもベジータさんが受けるハズありません!)
シエスタ(あの気難しいベジータさんと食べるには、ベジータさんが休みそうなポイントで誘うのがベスト!)
シエスタ(私の見立てではそのポイントはまだまだのハズです!)
ベジータ「いらん、お前が休んでいる間、俺は俺の特訓をする」
シエスタ(ほら!)
ルイズ「そっか、うんそうだよね」シュン
ベジータ「ぐ;」
ベジータ「ちっしょうがねえな…;」
ベジータ「食べてやるからそんな顔をするな」
ルイズ「え…?」
シエスタ「ええええええ!?!?」
ルイズ&ベジータ「?」
ルイズ「あらメイドじゃないどうしたの?」
シエスタ「あ、いえ! すみません変な声出して、ミス・ヴァリエール」
シエスタ(なななんでベジータさんとミス・ヴァリエールがあんなに仲良くなってるんですか!?)
シエスタ(ちょっと前まで凄い不仲に見えたのに……)
シエスタ(これはウカウカしていられません! 早く行動に移らねば)
ルイズ「ん? あんたそう言えばメイド服着てないわね? 家にでも帰るの?」
シエスタ「そうなんですよミス・ヴァリエール、それでベジータさんをお誘いしようと思いまして」
ルイズ「? な、なんでベジータを誘う必要があるのよ?」ピク
ルイズ「だいたいベジータがあんたの田舎に行く訳がないじゃない」
シエスタ「そうでしょうか?」
ベジータ「チビ女……」
ルイズ「むぅ……」ジッ(ベジータを睨む
ベジータ「う…;」
ベジータ「る、ルイズの言う通りだ。俺はお前の田舎何ぞに興味は無い」
ルイズ「え…!(名前で呼んだ…?)」
ルイズ(な、なんなのかしら、な、なんかこの間からベジータが優しいような気がする……)
ルイズ(姫様の任務に失敗して落ち込んでる私を気にしてくれてるのかしら?)
ルイズ(……ま、まあそんな事ないよね? あのベジータが)
ルイズ(私の事なんかどうでもいいはずだから)
ルイズ(で、でも……)
ルイズ(も、もしかしたら)
ルイズ(あれのせいなのかな?)
ルイズ(キス……したからかな? だ、から優しいのかな?///)
ルイズ(な、なんでしたのかわからないけど///)
ルイズ(………)
ルイズ(なんで……したのかな)スリ…(唇を弄る
シエスタ「ミス・ヴァリエール? 唇がいかがしましたか?」
ルイズ「……!///」ボフ(恥ずかしさから顔から煙が出る
ルイズ「ななななんでもないわよ!///」
ルイズ「そ、それよりベジータは私との特訓で忙しいの!」
ルイズ「あんたの田舎なんかに行ってる暇なんかないんだから!」
シエスタ「………」ニコ(そんなルイズを余裕な感じに微笑み返す
ルイズ「?」
シエスタ「でも私の田舎にはベジータさんが探してる物があるみたいで、ですからお誘いしてるのですが……」
ルイズ「え?」
ベジータ「探してる物だと……? なんだそれは?」
シエスタ「はい」
かくかくしかじか
ベジータ「竜の羽衣と……何? 天女の玉?」
シエスタ「はい、私の田舎の、ひいお爺ちゃんの代のお話で」
シエスタ「日食があった日の事、天から二匹の竜が舞い降りて、一匹は日食の太陽に消え」
シエスタ「もう一匹は同じく太陽に飛び込もうとしたら、天から降ってきた玉に撃ち落とされて地上に落ちたとか」
ルイズ「それが天女の玉? でもそれのどこに天女が関わってるの」
シエスタ「それはですね。落ちた竜の羽衣には人が乗っていたのですが」
ルイズ「人が……?」
シエスタ「ええ、それで地上に落ちそうになった時、その玉が割れて中から美しい天女が現れ、竜の羽衣に乗ってた人を助けたらしくて、それかららしいです」
ベジータ「玉が割れて……」
ルイズ「へーそうなんだ……でもなんでその伝承がベジータの探しているものになるの?」
シエスタ「はい、まあ実はその竜の羽衣に乗ってた人と天女は、私のひいお爺ちゃんとお婆ちゃんだったらしいんですけど」
ルイズ「ええ!?」
シエスタ「それでですね二人は異世界から来たとよく話していたらしくて」
ベジータ「何?」
シエスタ(よし、食いついた!)ニヤリ
シエスタ「竜の羽衣と天女の玉はまだ村のどこかにあるみたいなので」
シエスタベジータさんが元の世界に帰る手がかりとなればと思ってお誘いしたのですが、いかがですか?」
ベジータ(この前みたいなぬか喜びになるかも知れんが、まあ行って損はないだろう……)
ベジータ「良いだろう、シエスタ村に案内しろ」
シエスタ「はい! 喜んで!」
ルイズ「むー……」
コソコソ(木の影から
ギーシュ「竜の羽衣に天女の玉か……」
キュルケ「面白そうね。アタシたちもタルブに行きましょう」
タバサ「……面倒」ペラ(本をめくる
キュルケ「そんな事いわないで、ね? タバサ」
タバサ「……ん」コク
ギーシュ「ふふ、いざいかん伝説の秘宝ありしタルブの地へ!」

~タルブへ向かう途中の空~

ゴオオオオオオオ(シエスタをお姫様抱っこ、ルイズをおんぶして飛ぶベジータ
シエスタ「す、凄い私本当に空を飛んでる……;」
ベジータ「荷物をしっかり持っていろ、落としても取りにいかんぞ」
シエスタ「は、はい///」
ルイズ「ちょっと~なんで私がこっちなのよ~」
ベジータ「仕方ないだろう、シエスタは飛べないんだから」
ベジータ「お前はいざと言う時は飛べるし、落ちても戦闘力1000もあればダメージなぞ負わんだろ、その差だ」
ルイズ「むー」
ルイズ「……そう言う問題じゃないわよ(小声)」
ベジータ「ん? なんか言ったか?」
ルイズ「何でもない!」
ベジータ「うお!」
ルイズ「ふん!」プイ
ベジータ(なんだ突然…相変わらず機嫌が悪くなるポイントがわからんやつだ;)
シエスタ「あ、タルブの村が見えてきましたよ!」
シエスタ「もう着いちゃったんですね。早いですー」
シエスタ「それに空から見るとこんな風に見えるんですね私の村って」
シエスタ「お爺ちゃんもお婆ちゃんもこの景色を見てたのかな……」
ルイズ「へーこれがあんたの田舎か……結構いいところじゃない」
シエスタ「はい、ありがとうございます。ミス・ヴァリエール」ニコ
ベジータ「降りるぞ」
シエスタ「あ、はい」
ヒュウウウン、タッ(地上に降りる
おじさん「な、なんだべ;」
シエスタ「おじさん、おばさん、こんにちわ」
おばさん「あんらシエスタちゃんじゃないの」
おじさん「おお本当だぁ。シエスタじゃないけぇ、ひっさしぶりだなぁ」
シエスタ「お久しぶりです」ぺこ
おじさん「すかし、おんどろいたぁ、都会じゃ空飛ぶのが流行ってんのかぁ?」
シエスタ「え、ええまあ、そんなところです;」
シエスタ「じゃあ私家に顔出して来ますので」
おじさん「ああまた後でなぁ」
シエスタ「じゃあ皆さん」
シエスタ「えっと、それじゃとりあえず家でお茶でもいかがですか?」
ベジータ「いらん、それよりその竜の羽衣とやらが置いてある場所に案内しろ」
シエスタ「で、でも長旅でお疲れでは?」
ルイズ「長旅ってここに来るまで10分もかかってないじゃないの;」
シエスタ「え、あ、あはは、そ、そうですよね~;」
シエスタ(ど、どうしよう家に来てもらわないと親に紹介が……;)
シエスタ(あ、そうだ!)
シエスタ「あ、あの!?」
ベジータ「なんだ?」
シエスタ「私も竜の羽衣が置いてある場所はよくわからないので、一度家に帰って家族に聞かないと、だからとりあえず家にいきませんか?」
ベジータ「必要ない。待っててやるからさっさと聞いてこい」
シエスタ「え、あ、そのあの」
ベジータ「? どうした早く聞いてこい」
シエスタ「は、はい」
シエスタ「はぁ……」
ルイズ「?」

~竜の羽衣の保管場所へと続く林道~

シエスタ「この先です」
ルイズ「草がぼうぼう、少しは手入れとかしてないの?」
ルイズ「人が歩くところじゃないわよ、これ;」
シエスタ「だからミス・ヴァリエールは家で待っててくれても良かったのに」
シエスタ「今からでも戻られますか?」
ルイズ「い、行くわよ! 何よこのくらい」
ルイズ(なんかシエスタベジータを二人にするのは嫌な予感がするのよね……)
シエスタ(ああんもう! せっかくベジータさんと二人きりになれるチャンスだったのに)
シエスタ(今からでも引き返してくれないかしら…ん?)
ガサガサ(茂みが揺れる
シエスタ「ひっ!(怪物!?)」ダキッ(ベジータに抱きつく
ルイズ「ちょ、ちょっと! ななな何やってるのよあんたは!」
シエスタ「そ、そこの茂みでな、何か……」
ベジータ「落ち着け、何が出ても俺がぶちのめしてやるから心配するな」
シエスタ「は、はい……///」
ルイズ「むー…」
ルイズ(それにしても、なんでメイドには優しいのかしらベジータは?)
ルイズ(キュルケとかだったら、あんなに密着したら確実に突き飛ばすのに)
ルイズ(と言うかわ、私の目の前で何イチャイチャしてるのよ! あのハゲは!)
ルイズ(き、キスしたくせに! キスしたくせにぃ~~~///)
ガサガサ(さらに茂みが揺れる
ルイズ「きゃ;」ぴょん
フレイム「ボオオオ」
ルイズ「ん? サラマンダー…もしかして」
キュルケ「は~い、ルイズにダーリン偶然ね♪」
ルイズ「……やっぱり、って偶然な訳ないでしょ!」
ギーシュ「僕たちもいるよ」
タバサ「………」
ルイズ「あ、あんた達まで、つけてきたわね!」
キュルケ「だって~竜の羽衣とか天女の玉とか面白そうじゃない」
ルイズ「盗み聞きまでしてたの!?」
キュルケ「人聞き悪いこと言わないでよ、偶然聞いちゃっただけよ」
ルイズ「それを盗み聞きって言うのよ!」
キュルケ「もう細かい事はいいじゃない」
キュルケ「冒険はみんなで行った方が楽しいでしょ? ね?」
ルイズ「も、もうしょうがないわね…」
キュルケ「はーい決まり! じゃあ行きましょう~ダーリンよろしくね!」ドン(ルイズを突き飛ばす
ルイズ「きゃ!」
ルイズ「こ、この~~」
キュルケ「ダーリン♪」
ベジータ「寄るな」ドン
キュルケ「あふ♪」ズザササー
ルイズ「ふっ(笑)」

~洞窟内~

シエスタ「この奥に保管してあるらしいです」
ギーシュ「よしみんな覚悟は決めて進もう! 秘宝を手に入れるために!」
キュルケ「何あんたそんなに気合い入ってるのよ」
ギーシュ「ルイズに山娘との事をモンモランシーに言われてしまってね」
ギーシュ「なんとか秘宝を手に入れ、見直してもらわないと、と思ってね;」
ルイズ「ふん、自業自得でしょ」
ギーシュ「とほほ; 本当は眠り薬を飲まされて何もしていないのに;」
キュルケ「それにしてもこの洞窟ってどこまで続いているのかしら」
シエスタ「さあ? オーク鬼の巣があるから村の人はあまり近寄らないんで詳しくはわからないんですよね」
キュルケ「オークって…そう言うことは早く言ってよ;」
キュルケ「まあでもいざとなったらダーリンとルイズがいるから大丈夫よね」
ルイズ「え? 私?」
キュルケ「ええ、だってこの前ダーリンと凄い力で互角に戦ってたじゃない」
ルイズ「私とベジータが? ど、どういう事?」
キュルケ「え? あんた覚えてないの?」
キュルケ「アルビオンでなんか知らないけどダーリンと激しく戦ってたじゃない」
ルイズ「…アルビオンでの事は後の方はおぼろげにしか覚えてなくて」
ルイズ「で、でもまさか私がベジータと互角にだなんて」
ベジータ「ちっとぼけた女だ」
ベジータ「確かにお前はあの時俺の力を超えていた」
ルイズ「え? ほ、ほんとなの?;」
ベジータ「虚無の力がどうとかでな」
ルイズ「虚無?」
キュルケ「虚無って……!」
ベジータ「だが勘違いするな、この前の力はあらゆる条件が重なって起こった言わば偶然の力だ」
ベジータ「いい気になるんじゃない」
ルイズ「い、いい気になってないわよ、なんでそう負けず嫌いなのよ、あんたはほんとに;」
ベジータ「ふん!」
キュルケ「それよりも虚無の力って、ルイズあんた伝説の虚無の担い手なの?」
ルイズ「え、って言われても私はよくわからないんだけど」
ルイズ「と言うかなんでベジータがそんな事知ってるのよ」
ベジータ「知るか! 背中のガラクタが教えたんだ」
デルフ「俺も名前で呼べよ、出ないと娘っ子みたいにすねちゃうぞ」
ルイズ「す、すねてないわよ!///」
キュルケ「で、ルイズってそうなの?」
デルフ「ん? ああまあな、本当は俺から言う気はなかったんだがな」
デルフ「二人があまりにまどろっこしいんでつい口を出しちまった」
デルフ「そうだ嬢ちゃんは伝説の虚無の使い手、そしてそれに召喚された相棒は伝説の使い魔ガンダールヴだ」
ベジータ「ガンダールヴ?」
キュルケ「へー…ルイズがね」じー(ルイズを見る
ルイズ「な、何よ? ま、また何か言う気?」
キュルケ「いやいやあんた凄いじゃない」
ルイズ「へっ!?」
ルイズ「な、何よ、あんたがそ、そんなだと調子狂うじゃない;///」
キュルケ「私は凄ければ凄いって素直に認めるわよ」
キュルケ「別に貴女に意地悪して今まで言ってた訳じゃないわ」
ルイズ「そ、そう」
ルイズ「…だ、だったら私も……」
キュルケ「ダーリンも凄いじゃない伝説の使い魔だなんて! さすが私のダーリンだわ!」ドン(ルイズを突き飛ばす
ルイズ「きゃ」
ルイズ「こ、この女やっぱり殺す」
ベジータ(さっきからルイズが突き飛ばされるのが地味に痛い;)
コツコツコツコツコツコツコツコツ(洞窟の奥に進む
タバサ「……?」チラ(後ろを見る
キュルケ「どうしたのタバサ?」
タバサ「……足音が多い?」
???「……!」ピク
タバサ「……!?」クル(前に振り向き直す
タバサ「……誰か…来る!」
キュルケ「やだ、本当にオーク鬼!?」グイグイ
ルイズ「ちょっと! なんであたしを前に出すのよ!?」
???「だれだっ!」ピシャッ(稲光が走る
ドーン! ガラガラ、ズズン(天井の尖った岩に当たり崩れ落ちる
ベジータ「む!」
???「今のは警告ですぞ?」
???「ここは歴史的貴重な遺産が眠る場所、盗掘どもに荒らさせはしません!」
???「命が惜しくば立ち去るのです」
ベジータ「命が惜しくばだと? 面白いやってみろ!」
???「なんですと!?」
???「ほ、本当にやりますぞ!?」
ベジータ「だからさっさとやればいいだろうが!」
ベジータ「物陰でこそこそ隠れてる臆病者めが!」
???「く……!」
ベジータ「ちっ出てこないんなら俺から行くぞ!」
???「ま、待つんだ!」
ベジータ「今更遅い! ハァ!」キュイイン、ポーヒー!(気弾小)
ヒュウウウン……
???「うわあああ!」
ズガーーーーン!!
???「ひぃいいい!!」ゴロゴロ
ベジータ「とどめだ!」
ルイズ「待ってベジータ! あれって……」
キュルケ「こ、コルベール先生!」
ベジータ「何?」
コルベール「き、君達……」

~洞窟出口~

コルベール「私は異世界に関する伝承がここタルブにあると聞いて、もしかしたらベジータさんが元の世界に帰れる方法があるのではと調べにきたのです」
コルベール「それをいきなり攻撃するとはさすがに酷いですぞベジータさん?」
ベジータ「けっ先に手を出してきたのは貴様の方だろうが」
コルベール「私がしたのはあくまで威嚇」
コルベール「攻撃をする気はありませんでした」
コルベール「ベジータさん、貴方はもっとその好戦的な性格を押さえて視野を広げるべきだと私は思いますぞ」
ベジータ「けっ余計なお世話だ」
ベジータ「俺はお前の生徒になった覚えはないぞ」
コルベール「……はぁ」
コルベール(ミス・ヴァリエールや他の生徒たちと触れ合って、少しは大人しくなったと思いましたが)
コルベール(やはり危険な存在である事には変わりはないようですね)
コルベール(早く彼が元の世界に帰る方法を見つけなくては)
コルベール「……それにしても驚きましたね、まさかシエスタ君が異世界人の血を引いていたとはね」
コルベール「ん~貴重な研究資料がこんな身近にいたとはまさに僥倖!」
シエスタ「い、いえあくまで言い伝えなんで本当かどうかは」
ギーシュ「でもその話が本当なら異世界の秘宝がこの先に眠っている訳だね」
ギーシュ「これは本当に凄い事になってきたぞ!」
ギーシュ「その秘宝を見つければモンモランシーも見直してくれるに違いない!」
キュルケ「まったく下心全開ね。まずはその性格からなんとかした方がいいんじゃないかしら」
キュルケ「まあでも異世界の秘宝が凄そうってのは同意だけど」
キュルケ「一体なんなのかしら? 楽しみだわ~」
ルイズ「ん? 小屋が見えてきたけど保管場所ってあれかしら」
ベジータ「あれか…」
ベジータ(俺の推測が当たっていれはあそこにあるのは)
ベジータ(…そしてシエスタは)チラ(シエスタを見る
シエスタ「?」
ギーシュ「ここが入り口か…鍵がかかってるみたいだね」
コルベール「うん、この程度の鍵だったら魔法でなんとかなりそうですね」
ベジータ「どけ」
コルベール「! い、いけませんベジータさん! ここは歴史的な……!」
ベジータ「ハァ!」キュイイン、ポーヒー!(気弾小
ヒュウウウン……
コルベール&ギーシュ「うわああーーー!」
ズガーーーーン!(扉が壊れる
コルベール「けほけほ、な、なんて事を」
ギーシュ「な、中にある物が壊れたらどうするんだ」
ルイズ「ベジータちょっといくらなんでも無茶しないでよ!」
ベジータ「手加減はした心配するな」ツカツカ
キュルケ「ねえ、私たちも早く入ってお宝を見てみましょうよ!」タタタ
タバサ「………」とてとて
ルイズ「あ、ちょっと待ってよ!」
ベジータ「………」
キュルケ「はー…、これが竜の羽衣? 変な形の竜ね」
タバサ「………」
コルベール「ううむ素晴らしい、反対側の羽が折れてるのは天女の玉が当たった時の物でしょうか?」
ベジータ(化石みたいな飛行機だな)
ベジータ(地球の文字が書いてある、やはりこれも地球から来たものか)
ルイズ「ベジータ、これがあんたが探し求めてた物なの?」
ベジータ「違う、こんな物はただのガラクタだ」
ルイズ「え? じゃあ一体なにを?」
ギーシュ「奥にも何かあったけど、こっちはバラバラ過ぎて価値は無さそうだね」
ベジータ「む」ツカツカ
ルイズ「ベジータ?」
ギーシュ「な、なんだいベジータ?」
ベジータ「! や、やはり!」
ルイズ「え?」
ベジータ「バラバラだが間違いない、一人乗りのポッドだ」
ルイズ「ポッド…? な、何それ」
ベジータ「俺の世界の乗り物だ」
ルイズ「え!? そ、そうなの」
ベジータ「ああ、部品からして 随分古い型式だな……」カチャカチャ
ルイズ「わ、わかるの?」
ベジータ「多少な」
ギーシュ「な、なんだ凄いものなのか?」
キュルケ「ダーリンの国の物なの? なんだかよくわからないけど先進的な匂いがするわね」
タバサ「………」ジロジロ(興味津々
コルベール「ううむ、ベジータさんがいじってる物がなんなのかすら私にはわかりませんな……」
ベジータ「……年号が60年以上前になっている、サイヤ人が星を統一する前だったからツフルの名前が彫ってあるぜ」
ベジータ「メモリーウィンドウは見た目は無傷だな」
ベジータ「中身も大丈夫なら誰が乗っていたかわかるはずだ」
シエスタ「それでしたらひいお婆ちゃんじゃないんですか?」
ベジータ「それはわかってる、問題はどっちの人種かだ?」
シエスタ「どっちの人種?」
ベジータ「出るぞ」
ブン、ピーピーピピ
キュルケ「ど、どうなってるの? 文字が浮かんできてるは、魔法の水晶板か何かかしら?」
ルイズ「見なれない文字ね」
ベジータ「航宙履歴、エイジ670、惑星ツフルからランダム宙行……」
ベジータ「搭乗者シャロット……」
シエスタ「ひいお婆ちゃんの名前!」
ベジータ「……種族……! ……サイヤ人
シエスタ「え? お婆ちゃんがサイヤ人? ……ベジータさんも確かサイヤ人……」
ベジータ「そうだ、お前には何か親近感のような物をずっと感じていた」
ベジータ「そうかやはりお前はサイヤ人のハーフだったのか……」
ベジータ「モットの屋敷でも、お前の戦闘力が一瞬高まったのを感じたから、もしやと思っていたが、まさか本当だったとはな」
シエスタ「べ、ベジータさん仰ってる意味がよくわからないのですが」
ベジータ「お前のババアは俺と同じ人種、つまりもお前も同じサイヤ人って事だ」
シエスタ「わ、私が? さ、サイヤ人なんですか?」
ルイズ(ベジータとメイドが同じ国の人……!?)
ギーシュ「シエスタベジータと同じ、つ、つまりシエスタは魔人なのかい?」
シエスタ「わ、私、魔人なんかじゃありません!」
ベジータ「しかし普段はまったく戦闘力が感じられないな」
ベジータ「何の因果か知らんが、ひいジジイが地球人らしいじゃないか、そのハーフは普通強力になるんだがな」
ベジータ「この星自体の人間との混血は弱くするのか……それともカカロットのガキのように感情の起伏で増減するのか」
シエスタ「???」
ベジータ「まあいい、それよりお前尻尾は生えてるのか?」
シエスタ「尻尾?」
ベジータ「ちょっと見せてみろ」バサッ(スカートめくり
シエスタ「きゃあああ!!!///」
ルイズ「なっ!!」
ギーシュ「おおお!!」
キュルケ「え!」
タバサ「………」
コルベール「……///」
ベジータ「うん? 生えていないな……混血が進むと尻尾は無くなるのか?」
シエスタ「べ、ベジータさん、こんなところじゃ、いやですぅ…///」
キュルケ「ずるいわダーリンったら、見たければ私のを見ればいいのに!」
ルイズ「ななな何やってんのよあいつは~~~#」ゴゴゴ
ギーシュ「る、ルイズ?」
ベジータ「まあ、月が二つもあるんだ、尻尾などあったらまともには暮らせんから丁度よかった……」
ルイズ「ふん!」キン(金的
ベジータ「ふぐぅおっ!?!?」
ベジータ「な…何しやがる、し、しかも戦闘力を高めた状態で蹴りやがってぇ……」ピクピク
ルイズ「何がじゃないわよ! このエロハゲ! どさくさに紛れてなにやってんのよ!///」
ベジータ「ば、バカヤロー、本当にサイヤ人の血を引くなら尻尾が生えてるはずなんだぁ……」
シエスタ「尻尾……?」サスサス(自分のお尻を撫でる
ルイズ「何苦しい嘘言ってるのよ! あんたにだって尻尾は無いじゃない!」
ベジータ「く、お、俺はずっと前に切れて無くなったんだ……」
キュルケ「尻尾ねぇ、へえサイヤ人ってそんな身体的特徴があるんだ。まるでエルフみたいね」
ベジータ(……く)
ベジータ(それにしてもわからん事がある)
ベジータシエスタのババアがサイヤ人なのはわかったが、なぜサイヤ人が惑星ベジータを統一する前の時代に、星を出てポッドでこの星に来たんだ?)
ベジータ(星を侵略するようになったのは統一後だし、統一前はツフル人に科学技術は押さえられてたからポッドは使えなかったはずだ)
ベジータ(一体なぜ……うーむ、エイジ670、その時代に何かあったのか…?)
ベジータ(そう言えば何か親から聞いてたような……)
ベジータ(……ふん、まあ所詮は過去の事だ、今更気にする事もないか)
コルベール「まあとにかく皆さん! 壊れていますがこれは歴史的大発見ですぞ」
コルベール「ううむ、これはオスマン学院長に頼んで学院に運んでもらい研究調査を……」
ギーシュ「よかったよ、そんな凄い発見なら、きっとモンモランシーも僕を見直してくれる」
ベジータ「おい、そっちのガラクタ飛行機はどうでもいいが、バラバラになってる方は精密機械なんだ」
ベジータ「他に通信機とか使えるかも知れんから、大事に運べよ?」
コルベール「せいみつきかい? つうしんき?」
コルベール「なんだかよくわかりませんが承知しました。丁重に運びましょう」
キュルケ「じゃあお宝も見つかったし、そろそろ帰りましょうか」
ギーシュ「だね」
カサカサ(茂みが微かに揺れる
タバサ「……?」

カサカサカサカサ(見えない何かがベジータから離れていく
バサッ(透明な布ような物を取るとそこからワルドが現れる
ワルド「…ふう」
ワルド(くく、トリスティン攻めの際ここを足掛かりに攻めるから下見に来ていたのだが)
ワルド(まさか奴らが来ていて、異世界の秘宝がどうのこうの言うので、後をつけたのは正解だったな)
ワルド(まさかルイズの力が偶然の代物だったとはな)
ワルド(これで何も気にする事なくトリスティンに戦争しかけられると言う物)
ワルド(すぐにアルビオンに戻りクロムウェルに伝えないとな)
ワルド(くっくく、ルイズ…僕の物にならないなら壊すまでだ)
ワルド(楽しみにしているがいい)シュイン(風の魔法で消える

ベジータ「おいルイズ、帰りはどうするんだ? ちょっと自分で飛んで帰ってみるか?」
ルイズ「え? な、何よ珍しいわねあんたがそんな事気にかけてくれるなんて…///」
ベジータ「お、お前が空の飛び方教えろと言ったんだろうが」
ルイズ「う、うん、そうだけど…///」
ルイズ「じゃ、じゃあ飛んで帰ってみようかな?///」
ベジータ「そうか」
ルイズ「で、でも、先に行かないで側にいてよね?」
ベジータ「わかった、わかったじゃあ行くぞ」フワ
ルイズ「あ! 待って、手は貸して!」
ベジータ「ちっしょうがねぇな、ほらよ」スッ
ルイズ「あ、ありがと///」ギュ
ベジータ「礼などいらん」
シエスタ(はっ! いけません! このままではベジータさんが帰ってしまいます)
シエスタ(な、なんとか引き止めねば!)
シエスタ「待ってくださいべ、ベジータさん! ミス・ヴァリエールも」
ベジータ「ん?」
ルイズ「な、何? 突然」
シエスタ「あ、あの今日は家に止まって行きませんか?」
シエスタ「せっかく来ていただいたんですし、田舎料理ですがご馳走しますよ?」
ベジータ「必要ないな」
ルイズ「え? そう? うーん、ご、ごめんねシエスタ、気持ちは嬉しいんだけどベジータがそう言うなら私も遠慮しておこうかな」
シエスタ「そんな! このまま帰られてしまったら計画が…」
ルイズ「計画?」
シエスタ「あ! いえいえ何でもありません」
シエスタ(危ない危ない、でもどうしましょう?)
シエスタ(どう言ったらベジータさんは泊まってくれるんでしょうか?)
シエスタ(……そうだ!)
シエスタベジータさん、私のひいお婆ちゃんの話はもっと聞きたくないですか?」
ベジータ「何?」
シエスタ「お父さんやお母さんならもっとひいお婆ちゃんの詳しい話を知ってるかもしれませんよ」
ベジータ「…ふむ」
ベジータ(まあ、数少ない仲間の情報だ。聞いておいて損はないか…)
ベジータ「よしいいだろう、その話聞かせてもらおうか」
ルイズ「え!」
ベジータ「と言う事だ。すまんが帰りは一人で帰ってくれ」
ルイズ「な、何よそれ! 飛び方教えてくれるって言ったじゃない!」
ベジータ「また別の機会に教えてやる。シエスタ案内しろ」
シエスタ「は、はい私の家はこっちです!」
ルイズ「ちょ、ちょっと」
シエスタ「ミス・ヴァリエール! ベジータさんは責任もってお預かりしますのでご安心を!」ニコ
ルイズ「そ、そう言う事じゃなくて、あぅあぅ;」
シエスタ(やりました! ミス・ヴァリエールを出し抜きましたよ!)
シエスタ(このまま一気にベジータさんと…!)
コルベール「シエスタ君!」
シエスタ「は、はい? なんでしょうかミスター・コルベール」
コルベール「私もそのひいお婆さんの話は気になるので是非聞かせてもらいたいのだが」
シエスタ「え、ええ!?」
キュルケ「ダーリンが泊まるならアタシも泊まるわよ! タバサもいいでしょ?」
タバサ「……わかった」
シエスタ「えええ!?」
ギーシュ「たまには庶民の生活に溶け込むのも悪くないかもね」
シエスタ「ええええーー!?!?;」
キュルケ「こうなったらみんなで泊まりましょうよ! なんか楽しくなってきたわ!」
キュルケ「勿論あんたも泊まるんでしょ? ルイズ」
ルイズ「しょ、しょうがないわね、そこまで言うなら、とと特別に泊まってあげてもいいわよ」
ベジータ「おいシエスタ、モタモタしてるんじゃないぞ!」
シエスタ「は、はい!」
シエスタ「な、なんでこんな事に…;」

シエスタの家~

シエパパ「こんな大勢貴族様が家なんかに泊まってくれるなんて、恐悦至極でございます」
シエママ「なんもおもてなしは出来んけど、ご飯だけはいっぱいあります。どんぞ召し上がってください」
キュルケ「あら、見た目よりも全然美味しいわ」
ギーシュ「中々いけるじゃないか、たまにはこう言う食事も悪くないね」
タバサ「………」モムモム
シエパパ「さっ、先生はこちらをどんぞ、村の地酒です」
コルベール「これはこれは恐縮です」キュ
コルベール「いやあうまい! こんな美味しい地酒があるなんて、タルブは本当にいい村ですな」
シエパパ「嬉しい事を言ってくれますね! ささもう1つ」
コルベール「いや~どうもどうも」
キュルケ「そんなに美味しいの、私にも一口……」
コルベール「だ、ダメですぞ! ミス・ツェルプストー貴女は未成年なのですから」
キュルケ「ええ~、……ケチ」
シエスタ「お父さんお母さん、こちらが学院で色々お世話になってるベジータさんです」
ルイズ「なんでベジータだけ紹介するのよ……」
ルイズ「……!」
ルイズ「……ま、まさか!? これは親に紹介!?」
シエスタ(ふっ気づいたようですね。ミス・ヴァリエール、でももう遅いですよ)フフン
ルイズ「く! このメイド~~」
ルイズ(って、べ、別にメイドがベジータをそういう意味で親に紹介してたって私には関係ないじゃない)
ルイズ(で、でもなんなのかしらこの先を越された感は……)プルプル
シエパパ「おお、そうかそうか、わすがシエパパです」
シエパパ「ん~中々体ばがっしりしてて農作業にむんてそうな男だなぁ」
シエママ「いい人を見つけてきたじゃないかシエスタ
シエスタ「ありがとうお父さんお母さん!」
ベジータ「な、何の話をしてやがるんだ?」
ルイズ「………」ムカムカ
ベジータ「それよりシエスタ、お前のババアの話はどうなったんだ!」
シエパパ「ババア?」
シエスタ「あ、お、お父さん、あのそのベジータさんはひいお婆ちゃんの事知りたい見たいで;」
シエパパ「ひいばっちゃかぁ?」
シエスタ「そうそう、何でもベジータさんはひいお婆ちゃんと同じ国の人みたいで、それでお話を聞きたいみたいなの」
シエパパ「そうなのかぁ?」
ベジータ「ああ」
ルイズ(ベジータの国の話……!)
ルイズ(も、もしかしたら帰る方法が…?)
キュルケ「何々、ダーリンの国の話なの? 私も興味あるわ混ぜてよ」
タバサ「…私も」
ギーシュ「僕もちょっと気になるかな?」
コルベール「異世界の話なら当然私も」
ルイズ「な、何よ、わらわらと;」
一同「………」ジー(みんなシエパパを見る
シエパパ「いやぁ、そんな期待さんれるとぉ、てんれてしまうな、わす」
シエパパ「だけどな、そんな期待されるほどぉ、わすが知ってる話はぁ、てぇーした話じゃないだど?」
ベジータ「それでもいい」
シエパパ「だかぁ、じゃあ話すけどよ、ひいばっちゃは村の中でも変わりもんでよ」
シエパパ「じっちゃもそうだったが、自分の事空の向こう側から来たとか言っててよ?」
ベジータ「それはもう知っている、なぜ空の向こう側から来たか話してないのか?」
シエパパ「それはわからねぇな」
シエパパ「だどもわすが子供の頃だけどよ?」
シエパパ「ひいばっちゃは、もしもサイヤ人だかヤサイ人だかタルブに来たらよ、滅ぼされちまうかも知れねえから」
ベジータサイヤ人…!)
シエパパ「そんときは、ひいばっちゃの血を引くおらたちが倒すんだとか、おっかしな事言ってただなぁ」
シエパパ「そんなおっかねぇもん来たら、ご領主様に任しておけばいいのによ」
シエパパ「わすら、なんか知らんが力だけはある家系だども、戦いなんてでぇーきる訳ねぇーんだからよ」
ベジータ「そ、そうか;」
ベジータサイヤ人サイヤ人来たら倒せと言っただと?)
ベジータ(…一体どういう事だ?)
ベジータ(それにしても誇り高い戦闘民族サイヤ人が、ここではなにも知らずに農奴をやってるとは;)
ルイズ(なんかよくわからない話だったけど、とりあえずベジータはまだまだ元の世界には帰らないんだよね)ほっ
ルイズ(って、なんで私安心してるのよ。べ、別にベジータなんか帰ったっていいじゃない///)
ルイズ(こ、これは、そう! あれよ、今帰っちゃったら魔法を教えてもらえなくなるから、それが残念なだけよ、うん)
コルベール「ほう、実に興味深い話ですね……」
コルベール(やはりベジータさん、サイヤ人は厄災をもたらす存在)
コルベール(迷ってはいられない、可及的速やかに異世界に戻した方が良さそうですね…)
コルベール「ベジータさん」
ベジータ「なんだ?」
コルベール「君は元の世界に帰れるかも知れませんぞ?」
ルイズ「え!?」
ベジータ「何!? 本当か貴様!」
コルベール「ええ」
ルイズ(ベジータが…いなくなっちゃう…?」

続く

ベジータ「ハルケギニア?」12 - 小説書きながらパチンコ業界から転職を目指すブログ

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