テンプレート

お勧め記事セレクション

パチスロ初代ブラックジャックで777STを引いてドヤ離席したおっさんに訪れた悲劇

f:id:hosino1977:20170313213647j:plain

こんにちわ、どもどもてんたまです。

今回のお話は僕がパチ屋店員をやっていた時に、本当にあった嘘のようなお話しようかと思います。

今回のお話のメインは、根強い人気がある萌台、リオをついに3次コスプレイヤーにして出してしまうと言う暴挙に出てしまったネットの台にまつわる話です。

話はちょっとそれますが、2次キャラだった物を3次にしてしまう事はよくある事ですが。

しかしこう言う事が起きるといつも僕はその度にこう思ってしまいます。

アニメだったから良かったんじゃい!

はっきり言って怒り心頭です!

これはお詫びに3次リオには、おパ○ツが見える演出が無いと、これは到底納得出来る物では無いでしょう!

是非ともネットさんには、そこら辺ちゃんと理解して作っていて欲しい、もしくはそう言った演出が無ければ発売延期して、おパ○ツが見える演出は入れるべきでしょう。

全てのパンツァースロッターのために、是非ともネットさんには頑張って頂きたいところです。

話を戻します。

そんな感じに今では、萌え萌えな台が支流となっているネットさんですが。

皆さんは知ってますか? リオが登場するブラックジャクの初代は、全く萌え要素のない、ガチアメコミ風硬派な画風だった事を!

まさに古びたゲーセンに置いてあるメダルゲームのブラックジャクをオマージュしたかのような液晶画面だったのです。

信じられますか? 今では無駄にムチムチしていて無駄におっぱいを揺らしているような、あのリオを冠するブラックジャクはそんな硬派なスロットだったのです。

とは言え、そうなってしまうのは無理からぬ事。

何故ならこの時代のスロットと言うのは、本当に不良が遊ぶようなゲームで、その事からこの頃のスロットは全く女っ気の無い世界なのです。

それもそうでしょう、不良がリオの演出見てでへでへしてみなさい。

確実に仲間外れ、もしくはリンチの対象になってもおかしく無いのです。

今では、多少偏見は残るものの、アニメ見てる事に周りは寛容な時代ではありますが、本当にこの頃はちょっと女の子が出るアニメを見てる事を不良に知られたら、それは魔女狩りレベルで断罪されてた時代なのです。

それでも当時アニメを見ていたアニオタは、間違いなく勇者! 漢と言えた存在だったかも知れません。 

話を戻します。

そんな硬派初代ブラックジャクですが。

僕が働いていたホールにも導入され、そして新台当初は、そんな硬派な台に相応しい、硬派なスロッター、キャップ帽集団が全ての台を占領し、当時手入れ式の1000円サンドを、物の数十分でカラになるほどぶん回す彼らの姿は、まさに圧巻の一言でした。

そして基本勝ちにシビアなキャップ帽プロが、そこまでしてぶん回すのも理由がありました。

それは初代ブラックジャクの斬新なゲーム性にありました。

それはST、ストックタイムと言うチャンスゲームに秘密がありました。

初代ブラックジャクはビックボーナスを引くと、ボーナスを揃える前にRTに突入するのですが、そのRTゲーム中に引いたボーナスはRT終了後まで揃える事が出来ず、所謂ストックした形になり、そしてRT終了後にまとめて開放されると言った、連チャン中毒にはたまらない仕様になっていたのです。

そしてその問題のST、その継続ゲームなのですが、ほとんど33Gになりますが、1/10で上位のST777Gが選ばれる事があり、1/10なら一日打ってれば1回か2回ほ引けそうな現実的な数字だったため、当時ほST777さえ引けば勝てるから全ツッパ余裕っしょ! 的な流れからこのような無茶なプレイをしたプロのフリをしてるキャップ帽をかぶったセミプロがホールに溢れかえっていたのです。

そしてハーデスや現代ART機を体験している皆さんなら分かると思いますが、あんだけゲーム数走ったのに後乗せなしかよ〜のごとく、もちろん初代ブラックジャクもボーナスを引けなきゃただRTを走っただけで終わる事もまま当然ありますし、ボーナス引けてもその内訳が全部バケ、ハーデスでGOD引いたのにオール犬! みたいな事は、その後黄金パターンと笑って言われるほどよくある事で、だからST777を引けたとしても必ず勝てる台では無かったのです。

しかしその時代のスロッターにはそう言う概念が無く、ST777スゲー! その間むっちゃ貯まるから勝ち確やんと、彼らはまるでサンタを信じる子供のごとく信じていたのです。

キャップ帽プロスロッター…可愛いですね。

さてここからブロタイの本題に入ります。

本題はその初代ブラックジャクのST777にまつわるお話なんですが。

僕もその可愛いキャップ帽プロスロッターと同じく、ST777引けば勝ち確やんと、仕事終わりに初代ブラックジャクを打ちに行った時の事ですが。

初代ブラックジャクは、その僕の純粋な子供心徹底的に打ち砕くかのごとく、ST777など引ける訳もなく、出るのは33ばっかり、それどころかボーナスもレギュラーに偏ると行った酷い有様で、僕はとてもイライラしてました。

ちなみに初代ブラックジャクのレギュラーは本当にゴミです。
現代に例えるなら、ディスクアップの通常時レギュラーくらいゴミです。

ここまでの流れで僕がどれだけイライラしてたか分かると思いますが、そんな時です。

隣にふらっと座ったリーマン風の客が、オスイチでビック、しかもST777引きやがりくださいました。

ハマってる時ほど、何故か本当にこう言う事って良くありますよね。

僕は心が狭いけど臆病なので、心の中で舌打ちして、そのリーマン客に喧嘩を売りました。心の中で。

ともあれそのST777を引きやがりくださいましたリーマンは、まるでプレミアGODを引いたかのごとく、のけぞりそしてそこからの全開驚き笑顔は…あれは本当にイラっとしてしまいました。

イラッとしてしまいました!(マブだぜ!)

そんな感じに僕のフラストレーションは限界に来てたのですが、しかしその後リーマンは驚くべき行動とったのです。

それは僕のフラストレーションが蜘蛛の巣を散らすように消えてしまったかのように感じるほど驚きでした。

それはリーマンがST777確定したゲームの時、なんとリールを回しっぱなしにしてドヤ離席をしたのです。

ドヤ離席とは、何か凄い当たりを引いた時に、それを引けてない哀れな雑魚たちに見せつけるため、わざとその凄い当たりが確定した画面で止めたまま長く離席する行為で、長く見せつける事によって、より嫉妬と羨望集める事で、自分の承認欲求を限界まで満たす事が出来る技で、正義スロッターたちの間では悪魔スロッターが使う外法として忌み嫌われてる非道の技です。

ただたまにその技にも返し技があり、それはこのやろ〜凄い当たり消しちゃうぞ打法で、例えば初代GODでブラックアウトプレミアでドヤ離席した時など、初代GODの押し順を無視すると当たりが消える特性を活かして、ドヤ離席から戻ってくる前に、勝手に間違った押し順を押して当たりを消してしまうと言ったそう言う返し技で、現代のスロットで例えるなら、ディスクアップでエイリやん出てドヤ離席した時に押し順リプレイを間違えて押しとくくらい酷い事で、まあ、やったら出禁は確実なので、これはよっぽど頭がアレな人しかやらない返し技ですが。

このリーマンST777、それに似たような事が起きました。

何とそれが起きた事によってリーマンのST777は消えてしまったのです。

このやろ〜凄い当たりを消しちゃうぞ打法をやったのか?

いえいえ違います。

それは言うなれば勝手に消えた…と言うのが正解と言うところでしょう。

もう一度リーマンの行動を見直して見ましょう。

彼はST777が決まった瞬間、そのゲームでリールを回しっぱなしでドヤ離席をしてしまったのです。

それが彼の最大のミスでした。

実は初代ブラックジャクはSTに突入すると、ボーナスを揃えられない機械制御になるのですが。

これはボーナスを揃えるとRTがパンク、所謂そこでST終了になってしまう事からの仕様だったんですが。

実はある条件を満たすとST中でもボーナスが揃う事があるのです。

その条件とはまあ、お気づきかと思いますが、リールを回しっぱなしにする事です。

当時の台は今と違って、リール回しっぱなしにして時間が経つと止まる仕様になっていました。

時間で止まるのは自動遊戯やら何やらイチャモンつけられて無くなった仕様ですが。

当時はこのリールが時間が経つと止める仕組みを利用して、7が揃う準備目で回しておいて、時間がきて止まったらいきなり揃うなど、そう言った遊びに使われていましたが、リーマンにとってはただの不幸としかなりませんでした。

リーマンはたまたま7が揃う準備目からSTが確定してしまい、そしてそれを知らずにリールを回しっぱなしでドヤ離席してしまったのです。

リール回しっぱなしで揃う事を知っていた僕は、おいおい大丈夫か、と思ったら案の定と言う感じでした。

ちなみにこの事は、大人気スロット漫画「アドリブ王子」に出ていた情報なので、だから僕は「こいつ…アドリブ王子読んでねーのかよ、ニワカかよ!」と強く思いましたね。

その後ニコニコで帰ってきたリーマンの笑顔が凍る事は想像に難くない事ですが。

あろことかこのリーマン、このやろ〜凄い当たり消しちゃうぞ打法をやられたと思って、辺りをキョロキョロして犯人を探し出しやがりました。

しかしみんなハマってる中、ドヤ離席した奴なんかに同情的な立場なる者など一人もおらず、誰も真実を語る事は無く、数分後うなだれたリーマンが肩を落とし、ST777消し去ったビックボーナスを消化するのでしたが。

その時彼がドヤ離席で買ってきた青い青いブルーマウンテンの缶コーヒーが彼の心の中を物語っているようで、僕はそれを見て本当に心の底から。

「ザマァ!」って思ってやりました。

ちなみにその日の僕の収支もくそ負けました。

と言う感じで今回のお話は終わりです。

また次回も古き良き4号機時代にあったお話ありますので、良かったら見てみてください、それでは!