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オリジナルSS「敗戦魔王の戦後処理」 56話 魔王「トイチの利息?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第56話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回56話あらすじ

観光スポットとして荒れ果ての地に自然を育てようとしていた魔王たちは、見事呪族の幼女の力でそれを成功する事が出来る。
これで魔界観光業にさらに一歩前進出来た魔王たちだったが。
しかしそんな時突然姫が魔王城に来訪する。
姫の目的は一体?

 

登場キャラ 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれ美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

53話冒頭

姫「ふんふん~ふ~ん♪」
商人「ご機嫌で御座いますね」
姫「当たり前じゃ…もうすぐこの城と観光業をやろうとしている土地はわらわの物になるのじゃろ?」
商人「左様でございます」
姫「莫大な金のなる木が手に入るのだぞ? これが浮かれずにいられるか」
商人「ふふ…しかしどこで誰が聞いているか分かりません」
商人「過激なお言葉をお気をつけを…」
メイド(…私がいるんだけどな)
姫「構わぬ」
メイド(あ、構わないんだ)
姫「大臣も少し利益を回すことで、魔界に関する事はわらわに任せる事を了承させたしな」
姫「後は魔族だが…紙の上の話なら完全にカタに嵌めているのだろう?」
商人「それはもう…」
商人「魔王と言っても所詮は子供、こちらはちゃんと全部説明したのに、喜んで契約に応じてましたよ」
商人「あの酷い内容の契約書にね…」
姫「ならば後は魔族どもの暴走だけが心配だが…その点も大丈夫なのであろう?」
姫「女勇者の力を必要としなくてもな?」
商人「はい…代わりの方は大丈夫です」
商人「女勇者より強く調整してありますので」
メイド「…!」
姫「ならば何を恐れる必要も無かろう…」
商人「で、御座いましたね…くく」
メイド(女勇者さんより強い…? 一体誰なんだろう」
ドア「コンコン」
姫「む…」
魔王「ど、どうもお待たせしました」
商人「いやあ、ご足労ありがとうございます魔王様…」
女勇者「…」
神官妹「…」
神官姉「…」
商人「はて…貴女方は呼んだ記憶ありませんが…これはどう言う事ですかな? 参謀殿」
参謀「申し訳ありません…皆さん来ると言って聞かない物で」
魔王「す、すみません女勇者さんたちには魔界観光業に色々協力してもらってるので」
魔王「一応無関係じゃありませんので、魔界観光業の話なら同席させても良いですか?」
商人(…まさかこいつら魔王に要らぬ入れ知恵させたか…?)
商人(まあ、もはやこいつらが何を騒ごうとも…問題は無いと思うが…)
商人(一応、安全を取って追い払うか…)
商人「すみません魔王様…私一人なら構わなかったのですが本日は姫の御前」
商人「元から約束の無かった者はご遠慮して貰えませんでしょうか?」
魔王「え?」
神官妹「ここは魔王様の城でしょう? 決めるのは魔王様であって、貴方でも姫様でもございませんわ」
商人「…! 国賓が来てるのですよ? 貴女方無関係な者は遠慮して然るべきかと思いますが?」
女勇者「無関係とは挨拶だな」
神官妹「私たちはかつて魔王を倒した勇者のパーティー、救国の英雄なのですよ?」
神官妹「その力で救われた国の姫様が、まさかその私たちを蔑ろにはしないと思いますが…?」
神官妹「いかがでございますか? 姫様」
神官姉「うん…うん!」コクコク。
姫「…」チラ。
商人「お前らいい加減にしろ…姫様に不敬だぞっ!」
姫「構わぬ」
商人「は?」
姫「常に生活に苦しむ民の事を思って胸を痛めておる良き君主であるわらわが、救国の英雄を蔑ろなどと、する訳があるまい」
姫「苦しゅうないぞ、遠慮せず話を聞いていくがよい」
商人「…」
神官妹「それでは遠慮なく…」
女勇者「…」
神官姉「…」
魔王(何でこんな緊迫した雰囲気になってるんだろう…)

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

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