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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 48話 魔王「魔法使いさんは子供に優しい?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第48話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回48話あらすじ

ヘルムシュヴァイセンと言う、過去魔族がエルフに行った非道を聞き驚いた魔王。
そして次に感じたのは、そんな非道な事をやる妖魔将軍に捕まり何故魔法使いは助かったのか?
魔法使いは続けてその話を語る。

 

登場キャラ

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(今回は4000文字です! すみません)

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

47話冒頭

魔王 (ヘルムシュヴァインセン…)
魔王(愛している人の悲痛な顔を見ながら、その対象者を食べるなんて…吐き気がするほどおぞましい…)
魔王(そんな恐ろしい料理が魔界にあったなんて…今まで知らなかった)
魔王(魔王軍…妖魔将軍は攻め滅ぼした街に対してそんな非道な事をやってたのか…)
魔王(これは許されない事だ…新しい魔界ではそんな風習は禁止しよう…しかし)
魔王「それにしても…」
魔法使い「何だ…」
魔王「その、魔法使いさんは…その後どうやって助かったのですか?」
魔王「妖魔将軍に囚われたのでは?」
魔法使い「…お前、結構遠慮しないで聞いてくるんだな…」
魔王「え、あ、すいません…お辛い過去なのに…」
魔法使い「いや…意地悪した、話に詰まる事が無ければ、それも話すつもりだったから気にするな…」
魔族子供♀「大丈夫?」
魔法使い「ああ…大丈夫だ…」ニコ。
魔法使い「思い出すと今でも辛いのは本当だが…」
魔法使い「…まあこれでも、昔よりは酷くは無くなってはいるんだ」
魔法使い「女勇者のパーティーに入ってから、少しは前向きには考えるようになれたからな」
魔法使い「それを考えれば、女勇者はクズっ!↑ だが…あのパーティーに入った意味は少しはあったかも知れんな」
魔王「クズ…;」
魔法使い「話を続けよう」
魔王「は、はい」
魔法使い「娘を…失った私は生きる気力を失い廃人となっていた」
魔法使い「そして魔族どもに良いように連行されていった」
魔法使い「実は魔族は生かした方のエルフには共通性があった」
魔王「共通性…?」
魔法使い「ああ…みな魔力が充実していた500歳くらいの年齢が選ばれていたんだ」
魔王「500歳くらいのですか」
魔法使い「そうだ、どうやって見極めたかははっきりとは分からんが、恐らく漏れでる魔力の量で分かったのだろう」
魔法使い「そして魔力が多いのが選ばれたのは、魔工(人工)的な魔石を作るためだった」
魔王「魔工ですって!? そんなどうやって…」
魔法使い「エルフから死ぬまで魔力を吸出して、その魔力を圧縮させるんだ」
魔族子供♀「酷い…」
魔法使い「そうだ…酷い事だ、覚えておけ」
魔族子供♀「…うん」
魔法使い「私もその工房に連行される途中だったのだが…」
魔法使い「絶望して意識が朦朧としていた事から運悪く…いや運が良かったのか…」
魔法使い「行く途中の切り立った崖の道で足を滑らせて転落してしまったのだ」
魔法使い「その下は急流の川があって…私は奇跡的に溺れる事なく川岸まで流れ着けたのだ」
魔法使い「それで私は助かり、まあ色々あって創造神に魔法を教えてもらって今の力を手に入れたと言う訳さ」
魔王「魔法使いさんも創造神様に会ったことがあるんですか?」
魔法使い「…? その言い様は…お前も創造神と会ったことがあるのか? 魔族なのに」
魔王「創造神様は万物の神ですから、万物の一つである魔族も、生み出してくれた神として信仰してますよ」
魔王「実際、私が幼い頃魔王城に創造神が来たことがあって大変良くしてもらいました」
魔法使い「今でも幼いじゃないか…」
魔王「一応これでも人間で言えば15才位なのですが…」
魔法使い「なるほど、とするとエルフだと200~300才位になるのか…」
魔法使い「…見えんな」
魔王「よ、余計なお世話ですよ…!」
魔法使い「ふ…怒るな」ガシガシ。
魔王「あ、頭を撫でるとか…さらに子供扱いするのは止めてください!」
魔王(これでも一応魔王何だから…)
魔王(でも魔法使いさん…何かやけに僕たちには優しいな…)
魔王(僕たちは憎むべき魔族なのに…)
魔王(もしかして…僕たちが子供だからだろうか?)
魔王(子供をあんな酷い事で失ったから…寂しいのかな…?)

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

第48話 魔王「魔法使いさんは子供に優しい?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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