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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 27話 魔王「友達の為なら体を張ります!」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第27話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回27話あらすじ

恐ろしい(精神的に)呪族の王女に迫れる魔王だったが、気弱な心に負けそうになりながらも、自分の胸の中で震える勇者を見て、勇気を出して立ち向かいます。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

 

・前回

オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 26話 魔王「呪族の王女怖すぎ!」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

27話冒頭

魔王「勇者さん、どうしたのですかあの程度の呪縛で動けなくなるなんて…」
呪族の王女「あの程度…じゃと?」ピク
勇者「熱いのは…やだ…うう」ギュ
魔王「ゆ、勇者さん?///」
勇者「うう…」ふるふる
魔王「勇者さん…」
魔王「…!」キッ
呪族の王女「…なんじゃ」
魔王「呪族の王女さんはあなたは最低です!」
呪族の王女「は? 何を言っておる」
魔王「貴女の戦い方は最低です、と言っているのです!」
魔王「ここまで戦う気を無くさせるなんて、どんな嫌がらせをしたのですか!?」
魔王「よっぽどの事が無い限り、普段あんなに気丈な勇者さんが、こんなになるはずがありません!」
魔王「そこまで心を踏みにじるような貴女のやり方は本当に最低だと言っているのです!」
魔王「貴女も王の誇りがあるなら、正々堂々と戦ったらどうなのですか!?」
魔王「そうすれば勇者さんは貴女に負けるハズはありません!」
魔王「何故なら勇者なのだから!」
勇者「…! 魔王…」
呪族の王女「お前は2つ勘違いをしているな…」
魔王「?」
呪族の王女「一つはその娘は、見た目ほど心は強くないこと…」
勇者「…!」ピク
呪族の王女「そしてもう一つは、そう言った心の隙間に入り込んで敵を挫くのも、呪いを生業とする、呪族の誇りある戦い方じゃ」
呪族の王女「お前の物差しで考えるな小童!」
魔王「う…で、でも、それでも勇者さんは強い人です!」
魔王「小さい頃、城の本で沢山見ました、歴代の数々の勇者さんが、魔王を倒してきたお話を!」
魔王「僕は今の勇者さんも、そんな過去の勇者のように強いと信じています!」
魔王「だからそんな勇者さんをこんな風にするなんて、貴方が卑怯な手を使ったに違いありません!」
魔王「僕は勇者さんが貴女に負けるなんて絶対に思いません!」
勇者(お、お前…///)
呪族の王女「だから卑怯が専売特許じゃと言っておろうが、それに自分の系譜が殺された歴史で自慢する奴など初めて見たぞ…お主…馬鹿じゃろ?」
魔王「う…で、でも貴女にも勘違いしているところがありますよ!」
呪族の王女「ほう…面白い、それは何だ言ってみりゃれ?」
魔王「それは僕が貴女の知っている魔王じゃ無いって事です」
魔王「貴女が恨んでいる魔王ではないから、僕達が戦う理由なんて元から無いんです!」
魔王「だからまず僕達の話を聞いてください!」
呪族の王女「そんな事は知っているわ」
魔王「え? じゃ、じゃあ何で…」
呪族の王女「お前があの魔王本人で無くても、お前はその子孫だ、ならば確実にあやつの血が流れている事になるだろう」
呪族の王女「それだけでわらわが恨み晴らすには充分な相手」
魔王「え!? そ、そんな理由で…」
呪族の王女「充分な理由じゃ」
魔王「じゃあ僕の周りにいる女の人は…」
呪族の王女「雪辱を晴らすために全員やる!」
魔王「殺るだなんて…じゃあ貴女はおかしくなってそんな行動をしている訳じゃ無いんですね…」
呪族の王女「無論じゃ…これでも呪族の王…三千年生きた程度で、頭がおかしくなる事など無いわ!」
呪族の王女「ああ…まあ勇者に討たれ続けられなくてはいけない事が天命で短命の魔族には分からぬ感覚かも知れんがな」
魔王「に、人間さんとは和解しましたから、もうそんな事はありません!」
呪族の王女「ほお…外の世界では、魔族は今そんな面白い事をしているのか…」
呪族の王女「しかし世を捨てたわらわにはどうでもよき事…」
呪族の王女「今興味があるのは小僧、お前の周りにいる女を全てやってお前を苦しめる事じゃ!」
魔王「そ、そんな殺るだなんて、や止めてください!」
呪族の王女「良いからその美しい女をよこせ!」
呪族の王女「きゃあああああああああああああ!!」
魔王「うわあっ! だ、だから何で叫ぶのこの呪族」
呪族の王女「よこさぬならお前から少々痛い目を見せてやるぞ!」
呪族の王女「呪極焦熱糸!」
魔王「うわっ! 何か腕に絡んできた!」
呪族の王女「さあその女をよこさぬと、今度はお前が苦しい思いをする事になるぞ」
魔王(…! そ、そうかこの技は苦痛が強い技なのか、それで勇者さんも…)
魔王(ど、どんな痛み何だろ…そ、そう言えば生まれてこの方耐えられないような痛みを受けた事が無い…)
魔王(勇者さんも参ってしまうような痛みに僕が耐えられるのだろうか?)
魔王(いやそれよりも、そんな痛みがこれから来るなんて、こ、怖い)
魔王(こ、怖くて堪らない)ガクガク
呪族の王女「ほ、可愛い男(おのこ)よの、まだやるまえだと言うのにこんなに震え上がって」
呪族の王女「お前自身をやるのも、存外悪いことでも無さそうだ…ペロリ」
魔王「ひ…」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

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カクヨム

第27話 魔王「友達の為なら体を張ります!」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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