こんにちわどうもてんたまです。
過去のアニメになりますが「犬夜叉」と言うアニメを、最近最終回まで一通り視聴しましたので、ネタバレしない程度に作品の紹介をしようと思います。
過去のアニメですが、見てない人などの視聴の参考に微力ながらなれば幸いに思います。
【犬夜叉とは?】
高橋留美子先生の漫画原作のアニメ。
ヒロインである女子中学生の「かごめ」が、とある事をきっかけで戦国時代にタイムスリップしてしまい、そこで犬夜叉と呼ばれる半分人間の血を持つ半妖の少年に出会い、自身のせいで砕いてしまった四魂の玉と呼ばれる何でも願いを叶えるとされる玉のかけらを探す、妖怪が跋扈する戦国時代物の物語である。
一期166話と完結編26話にかけてテレビで放送し、いくつかの劇場版作品も出た超人気アニメ。
【どんな雰囲気の作品?】
・前提
作品の雰囲気は妖怪と戦うバトル物で同じ作者の作品である「乱馬1/2」と似た雰囲気の作品だが、乱馬と違うところ、死に対して寸止め演出が無く、モブはもちろん様々な登場人物が「本当に死ぬ」表現がある、高橋留美子先生が初めて殺す殺されると言ったダーティな死の概念を取り入れた感じの作風となっている。
・どんな世界観?
物語のメインの舞台は妖怪がいる過去の戦国時代となるが、ヒロインのかごめがその過去の時代と妖怪のいない平和な現代の時代を行き来する事できるため、すこし異世界召喚物の雰囲気を持った世界観を描いている。
ちなみに何故か犬夜叉のみ単独の力でかごめと同じく現代と過去行き来する事が出来、しばしば戦国時代の知識が当たり前の犬夜叉が現代に来てしまった事によっておこる珍事件や現代に蘇った妖怪を退治した話などもある。
・どんな感じに物語は展開して行く?
かごめの神社にあった骨喰いの井戸から、ムカデの妖怪が現れかごめを戦国時代に引きずり込み、何故かかごめの体内にあった四魂の玉を奪い何でも願いを叶えるその力で、凶悪な妖怪になろうとするが、そこに封印が解かれた犬夜叉が現れかごめを救うが、別にかごめを救った訳では無く、自分が半妖から本当の妖怪になるため四魂の玉を狙う。
しかしそこに楓と言うその時代の老巫女が、強力な封印の力を持つ数珠の道具をかごめに与え犬夜叉をとりあえず大人しくさせる事に成功する。
しかし四魂の玉を狙う妖怪は犬夜叉やムカデだけではなく大勢いるらしく、また現れた鳥の妖怪に四魂の玉を奪われてしまうが、かごめが逃げられる前に妖怪の体内にあった玉を射ってしまう。
それで見事妖怪を倒す事に成功したが、矢を受けた四魂の玉は粉々砕け散り、その全てが遠く山の向こうへと飛び散ってしまう。
願えばどんな悪党や妖怪にも力与えてしまう四魂のかけら。
砕いてしまった責任を感じたかごめは悪用される前にかけらを集めようと、犬夜叉と共に旅に出るのだった。
【このアニメが好きなら見ても損は無い】
バトルぽい雰囲気が乱馬1/2と似ているので、この感じに死の概念が入る事に抵抗が無ければ楽しめる作品かと思う。
他にはこちらは後からアニメになったが「うしおととら」のような妖怪退治物のアニメが好きなら見ても損はないと思う。
【少しネタバレ 犬夜叉の見どころ】
・桔梗とかごめと犬夜叉の三角関係
ラブコメじゃよくある一人の男を巡る三角関係の構図だが、犬夜叉の場合とても複雑な関係となっている。
と言うのも、かごめは桔梗の生まれ変わりであり、そして桔梗はかごめの魂の中で眠っていた桔梗の魂だった部分が死人返りして生き返った当時の桔梗だからだ。
元々犬夜叉は桔梗が好きだったのだが死んでしまい、そこへ桔梗の生まれ変わりであるかごめと出会った事から当然心を動かされてしまうのだが、またまたそこへ桔梗が生き返って来てしまう。
好きになった桔梗の生まれ変わりのかごめと、死人だけど本物の桔梗。
作中、二人の間で犬夜叉の心はあっちへ行ったりこっちへ行ったり凄い揺れ動いてしまう話を多くやるのだが、この複雑すぎる三角関係は色々夢想させてしまうほどの恋物語で見ごたえがあってとても良かった。
・人望ゼロの奈落の最後の辺りの「仲間とかバカみてぇ」と言う感じのセリフが非常に面白かった
作中のラスボス的存在の「奈落」は、自身の体から手足となる様々な分身を生み出すが、その分身のほぼ全てが奈落を嫌っていた。
命を握って脅したり、自分の代わりに汚れ役をやらせる手駒くらいにしか思ってなかったから仕方が無い結果だが、唯一自分の命をいとわず奈落の命令を最後まで従った神無ですら最後の最後で奈落の弱点を言ってしまう裏切りを受けてしまうほどの人望の無さだ。
そんな仲間が誰もいなくなった奈落が最終決戦の場で「仲間などくだらん存在の為に…」と言ったセリフがボッチの強がりに見えなくて凄い面白かった。
強いから仲間などいらない! って感じだったかも知れないけど、最初から最後までの話の流れを見ていると、どうしてもそう言う流れの話にしか見えない(笑)
・珊瑚が可愛い
犬夜叉のヒロインと言えば「かごめ」だが、もう一人の女性の登場人物「珊瑚」もヒロイン級に可愛い。
妖怪退治屋として厳しい世界を生きてきた彼女は、かごめのような女子中学生的な可愛さは無いが、凛としたたくましさの中に時折見せる弥勒への恋心が、非常に女性らしくて可愛らしい。
こう言う強い女性の可愛い仕草って、良い可愛さですよね。
特にもじもじしている珊瑚ちゃんは最高です。
珊瑚ちゃん可愛いよ珊瑚ちゃん。
【個人的評価】
☆☆☆☆☆
戦国時代での妖怪退治話を高橋留美子先生の安定した面白さで描写し、かつ過去と現代を行き来する異世界召喚もの風の面白さ、女性だから書けるリアリティーある本当の恋の駆け引きなどなど、総評して最高の☆5つの面白さで評価させて頂きました。
これは面白いアニメと感じますのでまだ見てなくて興味がある方は、テレビで放映された本編だけで192話の長いアニメになりますが、非常にお勧めなので良かったら是非ご視聴下さいませ!
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