こんにちわどうもてんたまです。
暦物語12話を視聴しましたので、ストーリー解説の元、感想を書いて行きたいと思います。
またネタバレも含みますので、まだ見ていない人は、ストーリー説明を飛ばして見所だけをみるか、 またはアニメをご視聴してからお読みくださいませ。
とりあえず初めに前回は、影縫余弦に、一発入れられたら斧乃木との関係を教えてやると言われた物の、それは遠まわしに聞かないで欲しいと言う表れであり、やんわりと断る、大人の気遣いをされた事に気づいた阿良々木は、そんな影縫の顔を潰さないように、色々試行錯誤の末に考えた作戦を持って、影縫がいる北白蛇神社に向かうも、既に彼女の姿はそこには無かった。
・前回暦物語11話
そんなお話の流れだった前回、今回は一体どんな話なのか、とても楽しみですね。
【暦物語12話のあらすじと言うかストーリー】
影縫余弦、その人が消えてから1ヶ月。
阿良々木は、それでも彼女がいた北白蛇神社に足を向けていた。
いさぎ悪く。
いさぎ悪く…そんな言葉は無いと思いながら、考えながら、北白蛇神社の石段をのぼる。
そしてそんな日課になっていた北白蛇神社の参拝と言うか人探し。
大学受験がある、その日も北白蛇神社に向かっていた。
しかしその日は受験という事で、戦場ヶ原と試験会場に一緒に行く約束していたので、早めに帰らないといけない、いつもと違う時間制限があった。
しかし、そんな日に限ってなのかはどうだか分からないが、石段を上り神社に着くと、いつも誰もいないそこに人がいた。
臥煙伊豆湖、その人が。
そして、やあコヨミン、おはよう、と声をかける。
それに阿良々木は、得も知れぬ、底知れぬ、臥煙の形容しがたい雰囲気からか、戸惑いながら挨拶を返す。
そんな阿良々木に、臥煙は続けて、まさか余弦が狙われるとはね、と何でも無いように言うが、それでも心を突くように、影縫が襲われた事を話す。
そして、わざとらしく白々しく、予想外だったよ、と言う臥煙に、何でも知ってる貴女なら、そんな事は無いのでは? と阿良々木が返すと、皮肉を言うなんて酷いな、と、おどけながら言うが、その後、ちょいちょいと阿良々木を手招く臥煙の顔のそれは、おどけてはいるが底知れぬ不気味さが漂うそれだった。
それに何かを察したのか、阿良々木は、諦念するかのように、一度目を伏せ、臥煙が呼んでいるそこへと向かう。
そして、また臥煙が語り出す。
何故影縫が狙われたのか。
それは斧乃木を無力化する為に、主を先に始末した、されたのだと語る。
そして残された斧乃木はどうなるのかを話す。
主を失った斧乃木は、文字通りの無力な人形になるか?
それとも怪異の本分を忘れ、人間性に目覚め、自らの意志で阿良々木を助ける存在になるか?
しかし怪異の本分を忘れた怪異はどうなるか? それを以前消えなければいけなくなってしまった八九寺の事を思い出させて、思い出させる。
そこまで臥煙は一方的に話すが、阿良々木は、それが分かったところで何が変わるのか? 自分に何をさせたいのか分からなかった。
そして、今忍は寝ているのか? と、ぬたつくような厭らしい目で阿良々木の足元を見る臥煙。
それに何の疑いも無く、ええ、最近は完全に夜行性になっているみたいで、この時間は大抵寝ている、と答える阿良々木。
それに何でも知っているかのように、それは怪異の本分を保つために、わざと吸血鬼らしい事をしてるだけ、と答える臥煙。
そんな彼女に、もう阿良々木を警護する力も無い、とも付け加える。
意味深に。
そして、突然話を将棋のそれに変える。
ゲームに勝つ為には、王を守るためには、どうしたって捨て駒が生まれる、そうだろ? そうだ将棋は王将が生き残っていればどんな形でも勝利なんだ、と、臥煙はこちらもまた意味深に言う。
そして、そこまで話して、臥煙は問う。
コヨミンは自分が王将だって思っているかい?
それに、即座に否定する阿良々木。
そしてそれに、何でも知っている臥煙は、こちらもまた即座に、だろうね、君はそう言う謙虚な奴だよ、と返し、そしてこの街に今【王】はいない、とチラリと神社の社を見て言う。
今その王がいないから色々と不具合が起きる、と言う。
そして再び問う。
王がいない時の勝敗の決め方はどう決めるか? と臥煙は問う。
それに阿良々木は、勝ちも負けも無い、と返す。
臥煙は得意げに、そう勝ちも負けも無い、人はそれを無法地帯、と言う。
空白だと言う。
それに阿良々木は、以前貝木に聞いた言葉を思い出す。
カオス状態の前には、必ず空白があると、言ってた事を。
そんな黙考をしている阿良々木に、臥煙は話を続ける。
忍野は空白のまま霊的に安定させようとしたけど、自分は王を据えて安定しようとした、と。
そしてそれは阿良々木に託して、それは失敗した、と。
それがこれまでの流れだった、と臥煙は語る。
斧乃木を傍に置いて修正を図ったけどダメだった、と臥煙は語る。
貝木も行方不明、忍野も所在が分からないでは、いよいよ状況は切羽詰っている、と…臥煙は語る。
そして呟くように言う。
私が自ら動くしかなくなった、と。
それに、まだ阿良々木は、動くってどうやって? と聞くと。
それに臥煙は、被害が増えていく状況に、蓋をしたい、と返す。
そして蓋を閉じるにはどうするか?
それは元を絶てばいい。
阿良々木と言う元を。
阿良々木は、え? と言った。
言った瞬間既に、意識はブラックアウトしていた。
阿良々木は、粉微塵に、真正妖刀ココロワタリを持つ臥煙の手によって粉微塵にされていた。
そして臥煙は言う。
こんな結果になって残念だよ、とあくまでもどこまでも冷ややかに冷たい声色で。
そして後日談と言うか今回のオチ。
阿良々木は目を覚ました。
臥煙によって粉微塵にされた、と言う記憶が鮮明に残っているのに、目を覚ました。
怪異を殺す、妖刀ココロワタリで切られたのに、目を覚ました。
目を覚ましただけでは無く、体も五体無事にあった。
一体どういう事か? そう思った阿良々木は、まだ力が入らない体を何とか動かし辺りを見る。
すると、懐かしい声が聞こえてくる。
いつもの前フリに。いつものソレを返してやると、返って来る懐かしいやり取り。
僕の名前は阿良々木ーーー。
失礼! かみました!
そう八九寺真宵、その人が、そこに立っていた。
暦物語12話コヨミデッド 終わり
【今回の見どころ思うところ】
・暦死亡!
主人公が死ぬような、または死んだのでは? 死んだのか? と言う場面は、その死ぬ瞬間を見るとぎょっとしますよね。
阿良々木が死んだ瞬間、まあ話の最後まで見ていれば、何だって感じのオチでしたが、でも見た瞬間は結構ぎょとして、マジかよ…って思いましたね。
なので死んだシーンが見どころって言うのもアレだが、目を引いたのは確かなので、見どころとして紹介しよう。
粉微塵になって死ぬとどうなるのか? その描写も、ああそう言う感じになるかも、って思える描写の仕方だったので、納得の行く見事な死亡シーンだ。
・臥煙の、話の回りくどさの上手さ
尺伸ばしって言ったらあれだけど、回りくどい言い方をして、暦を殺すんだよって持ってくまでの話運びが上手い。
単純な話、影縫いなくなった、斧乃木役立たず、阿良々木が混乱の原因、だから死んで、の4つの話を、将棋など、色々な例え話で話運びする流れは芸術的だ。
よくこんなに思いつくもんだと思う。
自分もよく小説を書くけど、こんな風にスラスラと例え話が書ける文章力が欲しい。
・八九寺が生きていた?
元々幽霊の怪異なので、生きていたと言う表現はおかしいかも知れないが、違う話で成仏せざるを得なくなった八九寺は、阿良々木の目の前で成仏し消える話になっていたのだが、物語の終わりに、阿良々木が行った現実世界ではなさそうな世界で、八九寺がまさかの再登場。
八九寺が消える話を見た時は、消す必要ないやん! って憤慨した物だが、まさかここで出て話を繋げてくるとは、流石西尾維新先生だ。
【終わりとまとめ】
あまり詳しくは調べてないけど、暦物語は12話までやるような事を聞いていたので、今回で最終回かな? と思ってたのですが、まだ何か続きそうな感じがある終わり方だった。
これは私が知らなかっただけか、それともサプライズで13話もあるのか?
それとも、暦物語はこれで終わって、違う物語でやるのか?
とても気になる所だ。
ちょっと前にやっていた、終物語も、まだ後がありそうな終わり方をしていたので、それはまた別のお話形式でやる可能性は高そうだが、13話ある事を信じて、何も調べず、次の土曜のアプリの更新を期待しようと思う。
さてと言う所で、今回暦物語12話、コヨミデッドの感想のお話はここで終わりにしたいと思います。
また次回のアニメ記事でお会いしましょう。
それではまた!
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