こんにちわどうもてんたまです。
機動戦士ガンダムオルフェンズ24話を視聴しましたので、ストーリー解説の元感想を書いていこうかと思います。
ネタバレも含みますので、まだ見ていない人は、ストーリー説明を飛ばして見所だけをみるか、 またはアニメをご視聴してからお読みくださいませ。
とりあえず前回は、ビスケットの弔い合戦として、盛り上がる鉄華団の前に立ちはだかってしまったカルタが、ミカヅキの逆鱗に触れ倒され、そしてその後、目的地であった、アーブラウに辿り着いた、と言うお話でしたね。
・前回機動戦士ガンダムオルフェンズ23話記事
そんな流れだった前回。
アーブラウに着いた鉄華団が、その地に向かった元々の目的であった、マカナイを議事堂に無事送り届ける事、果たしてそれは成功する事が出来るのか…?
そこが見どころだと思われる今回24話、一体どんな展開になるのか、楽しみなところです。
【あらすじと言うかストーリー】
メリビットが包帯の追加をアトラに頼む。
それに答えるアトラ。
二人は、傷ついた団員たちの治療に追われていた。
鉄華団たちがアーブラウに到着して三日、最終目的地の代表指名選挙があるエドモントに入るため、それを妨害するギャラルホルンとの戦闘が続いていた。
怪我しても、死んでも、潰しても、次から次へと向かってく鉄華団を見て、メリビットは、正気を失っているように感じる。
そんな中、今だ怪我人は後を絶たず運ばれてくる。
それにクーデリアが応対していると、マカナイが、まだ突破できないのか?、と制限時間を添えて、煽るようにクーデリアに言う。
それにクーデリアは怯む事なく、士気が下がるような言動は慎むようにと、マカナイに返す。
それにマカナイは、辿り着く事を信じている、と調子よく言い、そしてミカヅキ達がMS隊が戦っている方へと目を向けると、案じているのは、それまでに流される血の量だ、と責めるようにクーデリアに言うのだった。
そして後方で、ギャラルホルンのMS隊を抑えるために戦っていたミカヅキにも、その焦燥極まる戦いに、疲れが見え隠れし始めていた。
覚悟決めたオルガたち鉄華団だったが、それでも闇雲に突撃している訳では無かった。
状況の不利を悟ったオルガは一旦引く事を決める。
しかしその撤退の際、壊れた橋の方を意味ありげに見る。
ミカヅキMS側では、逆にギャラルホルンが撤退していった。
それに、また逃げた! といらつくフラタ。
それを宥めるアジー。
ともあれ、一息つけた事で、やっと飯が食える、と軽食を取り始めるミカヅキを見て、こんな疲労困憊の状況で、良く飯が食えるなと呆れる、アキヒロとシノ。
そして敵が引いてくれた事により、とりあえずの補給作業を開始するが、弾薬の残弾が残りわずかになっている状況に、限界を感じ始める補給要員たち。
それにミカヅキたちMS隊が、市街侵入の攻防戦に回ってくれればすぐにカタがつくのに、と悔しさを感じるが、しかしミカヅキがギャルホルンのMS隊を抑えてくれてるからこそ、こちらの戦いに集中出来る訳だし、何より、市街へのMS侵入は、エイハヴリアクターで引き起こされる障害により、都市機能を停止させる恐れがあるから協定で禁止されていた。
もしその協定を破って、マカナイを本会議場に送り届けても、人道的な話を口実に、当選させるのが困難になる。
その理由から、ミカヅキたちMS隊は市街に入る事を止めていた。
しかし、それでもミカヅキ達がこちらに回ってくれたなら、と、そのジレンマを痛烈に感じるのだった。
しかも、タイムリミットも迫っていて、そう悠長に構えている時間も無くなってくる。
そこへ、川の水が減ってモビルワーカーでも通れるようになった、とライトから報告が入る。
それに好機を見るオルガ。
そして、その報告をしたライトが、次は自分もモビルワーカーで戦わせて欲しいとオルガに言う。
オルガはそれに、言っている意味が分かっているのか? とライトの覚悟を計るが、本当の意味は分かってなさそうに、迷わず分かっていると答える幼いライト。
その証拠にどっちが手柄を取るか、それだけしか頭に無いように、無邪気に語り合うタカキとライト。
そんな二人を見てもオルガは諌める事なく、もしくはそれで覚悟を決めたのか、次を最後の作戦とミカヅキに伝える。
そしてライトや他の者には言わなかった苦悩を吐露する。
絶対に被害が出る、死人が出る戦いをあいつらに押し付けなくてはいけない。
その苦悩を。
しかしそれにミカヅキは、俺は最初からオルガに賭けている、みんなもそうだ、オルガに賭けている。 だからオルガも俺たちに賭けてみなよ、と気づかせるように言う。
もうみんながオルガの決めた事で死ぬ事は構わないと感じている事を。
その言葉にオルガは、はっと気づき、そして、本当に本当の最後の覚悟を決め、鉄華団全員を呼び出し、最後の作戦会議に臨む。
全員が命のチップを俺に賭けられる、死んでも構わない奴だけついて来い、と言う、死を覚悟させる作戦会議に。
出し惜しみなく、全力で最後の戦いに臨む為に。
そして同時に例え死んでも、鉄華団がある限り、無駄にはならないと分からせるために。
それにメリビットは間違っていると、言うが。
もう鉄華団たち、少年たちには、その声は届く事は無かった。
その覚悟は揺るぐ事は無かった。
もう少年たちは決めていたのだ。
分かっていたのだ。
とっくの昔に。
オルガが言うように、自分たちは鉄華団の元一つであり、家族なのであると。
しかしメリビットはその、家族、の言葉に、自分が思う家族の姿と違い過ぎて、それを本気で信じている子供たちを見て、姿を見て、その悲しい現実に涙する。
涙して、こんなのは家族じゃない、と最後まで言うが、それでも誰も聞く事は無かった。
あんたはまちがっちゃいない、と言ったおやっさんを除いては。
そして始まる最後の戦い。
退避したギャラルホルンMS陣営に、奇襲をかけるミカヅキたちを皮切りに戦闘は再開される。
混乱しているMSの数をできるだけ減らそうとするが、しかし、そこにガエリオが乗ったガンダム・キマリスが現れる。
それに舌打ちするミカヅキ。
市街戦の方でも、覚悟を決めた鉄華団が死を覚悟した特攻を続けていた。
次々に死んでいく仲間たち。
覚悟を決めたとは言え、死んでいく仲間を前に、涙しながらさらに特攻を続ける仲間たち。
その状況が通信から流れてくるのを、堪えながら聞くオルガ。
お前たちの思いは無駄にしないと、堪えて、市街に入るチャンスを伺っていた。
しかし圧倒的火力の差から、それも難しい状況になっていた。
ただ消えていく仲間の命に歯噛みするオルガ。
だがその時、突然支援が現れる。
それは宇宙のイサリビにいるはずのユージンたちだった。
その支援でチャンスを得たオルガたちは、一気に市街地へと入ろうと侵入を開始する。
徐々に好転していく鉄華団たち。
しかしガエリオが、ギャラルホルンMS隊に、ミカヅキたちは引き受けるから、モビルワーカーの支援に行けと言う。
キマリス一機だけで、ミカヅキたちを相手取るのは無謀かと思われたが、しかしそこへ、アラヤシキシステムの改造手術によって、生体ユニットになったアインが乗る、グレイズ・アインが現れ、ミカヅキ達の前に立ちふさがる。
そのグレイズ・アインの性能は圧倒的で、その強さから、ラフタとアジーのMSは倒され生死不明となってしまう。
次々に倒されていく仲間を助けようと、ミカヅキが行こうとするが、ガエリオがそれをさせなかった。
そうこうしているうちに、シノもアインに破れ、コクピットを握りつぶされ完全に止めを刺されそうになるが、その時突然通信が入り、通信にあったクーデリアの名前を聞いたアインの様子がおかしくなる。
そして戦いを続けるミカヅキとガエリオをよそに、エドモントへと向かってしまうアイン。
その事から、アインが乗るグレイズ・アインのエイハヴリアクターの影響から、次々と停止していく都市機能。
しかしアインはそんな事はお構いなしに、クーデリアが乗る車の前へと降り立つ。
火星で、クランクからクーデリアを捕獲する、その任務を受けていた事を思い出したから。
アインはクーデリアの名前を叫ぶ。
クーデリアもそれに答えるように、気丈に、自分がクーデリア・藍那・バーンスタインだと名乗り出る。
それにアインは、クーデリアが逃げたから、クランクが死んだと責め立てるように言う。
しかしクーデリアは、それでも、だとしても、もう立ち止まる訳にはいかない、とアインに真っ向から言い放つ。
その言葉に逆上したアインがクーデリアに向かって斧を振り下ろす。
それにオルガが助けに行こうとする。
アトラが身を挺してクーデリアを庇う。
それでも無情に二人に迫る凶刃。
全てがスローモションになっていたその時。
ミカヅキが乗るバルバドスがグレイズ・アインの前に現れ、アインの斧を受け止める。
ミカヅキを足止めをしていたガエリオは、モンターク商会の仮面の男が引き受けていた。
そして仮面の男はコクピット内で仮面を取り、マクギリスとなって、ガエリオと戦いを臨むのだった。
そして市街では、膠着するミカヅキとアインを見て、そうだよな、お前が俺たちをこんなところで終わらせてくれるハズがねえ、と、ニヤリと笑う、オルガ・イツカ、その人の姿があった。
機動戦士ガンダムオルフェンズ24話~終わり
【今回の見どころ思うところ】
・考えや認識によって変わる家族の形、メリビットの言葉を誰も聞かない訳
死ぬ事で、鉄華団の未来を守れるなら、それで死んでも構わない。
それが家族だ、と言うオルガの言葉に、メリビットが思う家族像とは、あまりに違いすぎるのに、超著なく受け入れる子供たちを見て驚愕し涙するシーンがある。
しかしメリビットが思う家族像は、普通の世界で当たり前にあり、それはとても優しく暖かく、きっと誰が見ても感じても素晴らしく思える家族像なのだろう。
だが、そんな家族像しか想像できない時点で、メリビットは、少年たちが命を懸けて歩んできた道程とは程遠い世界で生きてきたと言う事であり、そんなメリビットが、どんな正論を言おうとも、誰も聞かないのは通りなのかも知れない。
誰も傷つかない、どこにでも普通にある家族像と、自分の身を捨ててでも守ろうとする家族像。
そのどちらにも家族としての暖かさはあり、変わらない。
いや命を懸けている分、絆だけは、後者の家族の方が強いかも知れない。
オルフェンズでは、子供がそんな事を思うなんて、と言う事で、考えさせられるシーンとなっているが、やはりそれでも、状況や認識で姿形は変わろうと、家族と言う事に変わりはない、様々な家族の形があるのだと気づく事が出来るシーンでもあったと思う。
・アラヤシキを導入したグレイズ・アインが初登場
戦闘で重傷を負ってしまい、機械化するしか助かる道がなかったアインが、アラヤシキ・システムの改造手術を受け、アラヤシキ専用MSであるグレイズ・アインに乗って登場。
その強さは、もはや熟練のパイロイットである、ラフタやアジーでも手も足も出ないレベルの強さになっている。
しかし、機械化手術の影響か、感情が高ぶりやすいと言うか、おかしくなている印象がある。
アインはどうやら、機械化手術など、その手の良くない物に手を出した、その結果頭がおかしくなっていく狂気キャラになって行くと言う感じのキャラになっていきそうだ。
もう既に勝手な行動を取ったり、おかしな言動してるのは、その予兆であろう。
・見えてないけど仮面を取ってガエリオと相対するマクギリス
前々からもう、モンターク商会の仮面の男はマクギリスであると、ミカヅキが感づいている描写などあり、分かっていた事ですが、見えないとは言え、わざわざ仮面を外して戦うマクギリスに、何か、決意と言うか、そう言う物を感じる。
初めてガエリオと相対する訳ですが、一体どんな戦いになるのか、次回が楽しみです。
・エドモントは実際にあって、そこに住んでる外国人が喜んでいた。
話の本編とは関係ないけど、アーブラウのエドモントは、実際に存在する町で、そこに住んでいる外国人がオルフェンズを見て、自分の町が舞台になっていて、かなり精密に街が再現されてるのに感動している、まとめスレを見かけました。
どこの国でも、やっぱり自分に関係する物が取り上げられるのは嬉しく感じるものなのでしょうね。
【終わりとまとめ】
今回で、グレイズ・アインが出たり、マクギリスがガエリオと相対したり、今まで溜めてきた伏線が結構出てきたように感じた24話。
とりあえずグレイズ・アインが登場した事により、マカナイを本会議場に送り届けるのが困難になったと同時に、アインが暴走してMSを市街に入ってしまった事で、ミカヅキがバルバドスで市街に入る正義と言うか、口実も与えてしまい、良くも悪くも話をかき混ぜる展開にしていきましたねアインは。
そんなアインとミカヅキが相対してラストを飾った今回24話。
次回どんな戦いが待ってるのか、それとグレイズ・アインによって生死不明となったアジーとラフタの安否はいかに? マクギリスとガエリオの戦いは?
次回も色々気になる所が満載で楽しみですね!
と言う所で今回機動戦士ガンダムオルフェンズ24話、感想を終わりにしたいと思います。
また次回の記事でお会いしましょう。
それではまた!
【こんな記事も書いています】
・前回アニメ記事
・見たいアニメ記事を探す
・ガンダムオルフェンズ関連記事