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もしも俺の妹がこんなに可愛い訳がないのキャラがSAOの世界に行ったら? 3話

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 もしも「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」のキャラがソードアートオンラインの世界に行ったら?

 

そんなもしも話のSS小説の今回は第三話です!

続けてみてる人はそのままスクロールしてお読みくださいませ!

 

初見でタイアップに興味惹かれた人は一話からどうぞ。

~一話から見る

 

www.s-kimamaniotalife.jp

 

3話

京介(あ~もうあやせに蹴り殺されて死ぬ)

 

(そんな幸せな殺され方があるだろうか?)

 

(もしも殺されるランキングがあるなら、間違いなく一位に入る殺され方だよな)

 

(それにゲームだからか、蹴られてもちょっとピリってくるくらいだし)

 

(しかもその刺激を与えてくれてるのがあやせだと思うと…)

 

「ふひ///」

 

リンゴーン! リンゴーン! リンゴーン!

 

あやせ「な、何この音…?」ピタ。

 

京介「? あやせ! 何故蹴るのを止めた!」

 

あやせ「ひっ! 何で怒るんですか!? 蹴られたいんですか!?」

 

京介「蹴られたいっ!」

 

あやせ「え」

 

京介「あ」

 

桐乃「ちょっとあんた…」ジト。

 

京介「いやその…」

 

加奈子「流石妹と変態プレイをしてただけあるな! やっぱ京介鬼やべえっ!」

 

桐乃「止めてよその言い方、まるでアタシまで変態プレイしてたみたいじゃん!」

 

あやせ「それより何の音ですか、この教会の鐘みたいなのは…」

 

京介「ん? さあゲームの演出か何かじゃないかな?」

 

あやせ「そ、そうなんですか…って、お兄さん体が光ってますよ!」

 

京介「え? あ、ホントだ。何だこれ」

 

「ってあやせも光ってるじゃん」

 

あやせ「え? あ…本当」

 

桐乃「と言うか…」

 

加奈子「あたしたちみんな光ってね?」

 

京介「しかも透けてきた! ちょ…消える」

 

桐乃「これって…」

 

加奈子「何これ、やっべwオモシレー!w」

 

京介「面白くない!」

 

「って、ああああああ消えるぅぅぅぅ~~~」

 

───。

 

──。

 

─。

 

京介「はっ!」

 

「え? 何? 町の…広場?」

 

桐乃「やっぱそっか」

 

京介「え? やっぱそっかって、お前この事知ってたのか?」

 

桐乃「は? 知らないけど別にただのゲリライベントでしょ?」

 

京介「ゲリライベント?」

 

桐乃「告知も無しに、いきなりイベントを始める事よ。そんな事も知らないの?」

 

京介(こんなゲームやるの初めてだから知らねーよ…)

 

桐乃「まあサービス開始して、すぐにそんなイベントを打つのはちょっとおかしいような気がするけど」

 

京介「ふーん、そうなのか?」

 

桐乃「うん」

 

「でもまあ、始めてのフルダイブ型ゲームだし、心に残るような、そんな意外な事をやりたいんじゃないの?」

 

京介「なるほどな、良く分からんけど分かった」

 

あやせ「き、桐乃」

 

桐乃「ん? どうしたのあやせ」

 

あやせ「そろそろ夕食の時間だし、一旦ゲーム止めたいんだけど、いいかな?」

 

桐乃「いいよ、ログアウトのやり方分かる?」

 

あやせ「ううん、お願い」

 

桐乃「えーとね、まずメニュー出して」

 

あやせ「どうやるの?」

 

桐乃「手を目線の位置くらいに…そう」

 

「それでログアウトを選択して…」

 

あやせ「ろぐあうと? えーと、ろ、ろ、ろ」

 

「? 無いけど?」

 

桐乃「え? ある筈だけど…」

 

あやせ「でも見当たらないけど…」

 

桐乃「そんな事ないって、アタシのウィンドウには、ほら…」

 

「ん?」

 

「れ? と…無い? あれ」

 

あやせ「でしょ?」

 

桐乃「おっかしいなー、もしかしてさっそく不具合?」

 

「ログアウト消える不具合なんて、どうやって落ちれば良いって言うのよ。初日とは言え不備すぎるでしょ、これ…」

 

「運営は何やってのかしら、これは…詫び石確定だわー」

 

あやせ「わびいし?」

 

京介「おい何か空に出てきたぞ」

 

桐乃「へっ?」

 

あやせ「ひっ」

 

加奈子「うわ! きんもー☆」

 

茅場「おっすおら茅場晶彦」

 

茅場「要約して言うと、ゲーム止めたら死! ゲームで死んでも死! ログアウトできません! 解放されたかったらゲームをクリアしてくれよな! 後アバターが現実のお前らに戻るから、以上!」

 

リンゴーン リンゴーン リンゴーン。

 

京介「…」

 

桐乃「…」

 

あやせ「ど、どう言う事なんですか?」

 

京介「え? いや、俺もよく分からない」

 

あやせ「桐乃?」

 

桐乃「え? えっと…その、あ、あたしにもよく分からなくて」

 

あやせ「分からないって、ね、ねえ? 私本当にゲーム止めないと困るんだけど」

 

桐乃「う、うん、そうだよね。うん分かってる…」

 

京介「なんだこりゃ…本当の話なのか?」

 

加奈子「なーなー京介?」

 

京介「なんだ加奈子」

 

加奈子「なんでゲーム機がアタシを殺せるんだ?」

 

京介「え? いや、何かゲーム機から強力な電磁波が出て脳を焼いちゃうらしいぞ」

 

「良く分からないけど」

 

加奈子「携帯から出てるあれが? アンテナ3本立ってても大丈夫だったぞ?」

 

京介「携帯? ああ電波じゃなくて電磁波な?」

 

加奈子「は? 何が違うんだよ? 何で電磁波だと脳が焼けちゃうんだよ」

 

京介「え? いやだから電磁波っつーのは…えーと」

 

「そう、脳が電磁波にさらされるって言うのは、電子レンジに脳を入れてチンするのと同じ何だぞ?」

 

加奈子「あはは馬鹿だな京介は、電子レンジに脳味噌を入れられる訳がないだろ!」

 

「相変わらずおめーのジョーダンは鬼やべえな!」

 

京介(バカはお前だ!)

 

京介(そしてアホ可愛い!)

 

あやせ「そ、そんなどうでも良い話をしてる場合じゃないでしょ! これからどうするんですかっ!」

 

「どうやったらゲームを止められるんですか!」

 

京介「いや、俺に言われても………ん?」

 

あやせ「ど、どうしたんですか?」

 

京介(さっきは気が動転して気づかなかったけど…)

 

(あやせのやつ…タナトスの衣裳のまま、現実の姿に戻ってるぞ)

 

(分かってるのかこいつ)

 

あやせ「なんですかお兄さん、こっちをジロジロ見て」

 

京介「あ、いや、何でもないよ(また暴れだすとあれだから黙っておくか…)」

 

黒猫「久しぶりね、ダークエンジェル」

 

京介「ぶっ!」

 

「く、黒猫?」

 

沙織「京介さん、何だか大変な事になってしまいましたね」

 

京介「沙織も……ってお前恰好がバジーナの方になってるぞ?」

 

「家からログインしてたんじゃないのか? 何でお嬢様の恰好じゃないんだよ」

 

沙織「あ、はい、こう言うネットゲームをやってると」

 

「どうもオタク同士で集まっているような雰囲気を感じてしまって、たまにこちらの恰好でゲームをしている時があるのですが」

 

「今日は、まあ、そのたまたまと言う感じなのですわ」

 

京介「そうか、でもバジーナの恰好で、お嬢様言葉はちょっと変だなぁ…」

 

沙織「そうですか? 変えましょうか?」

 

京介「頼む」

 

沙織「分かったでござるよ」

 

あやせ「あ、あなた、ご、五更さんでしたっけ?」

 

黒猫「ええ、お久しぶり」

 

あやせ「え、ええ…お久しぶり、相変わらず変わった格好をしているのね」

 

京介(…何かギスギスしてるなー…)

 

京介(そう言えばこの二人、別に友達同士って訳じゃないから仲はそんな良くなかったっけ…)

 

黒猫「…変わった格好って、貴女の恰好も相当キテる物があると思うけれども?」

 

あやせ「私の恰好って…」

 

「…!」

 

「きゃあああああああああああああああああ!!!///」

 

京介(自分の恰好忘れてたのか…)

 

黒猫「それに今は現実の顔に戻っているのよ? それでよくそんな肌色一杯の恰好が出来るわね?」

 

あやせ「げ、現実の顔?」

 

黒猫「あら気づいていないの? 今みんな現実世界と同じ顔になっているのよ?」

 

あやせ「え?」

 

「現実世界と同じって」

 

「! そう言えば桐乃や加奈子の顔がいつの間にかいつもの顔に…」

 

「え? もしかして、私…素顔で、こんな恰好を?」

 

黒猫「そうよ、素敵よ? ダークエンジェル!」

 

あやせ「!!!!!/////」

 

京介(あやせの奴、形容できるレベルじゃないほど真っ赤になってるぞ…)

 

あやせ「…」キッ!

 

京介「え?」

 

あやせ「お兄さん、さっき知っててこっちをジロジロ見てたんですね!」

 

京介「え、あ、いや;」

 

あやせ「ぶち殺します!」

 

京介「いや、ちょっと待てって! あの変なのが言ってた通りなら、ゲームで死んだら本当に死んじゃうんだろ!?」

 

「今体力瀕死だから不味いってっ!」

 

あやせ「問題ありません、ぶち殺すんですから!」ブン。

 

京介「ひえ!」

 

ガーーーン(障壁)

 

あやせ「あら?」

 

京介「…?」

 

あやせ「変な壁見たいのが出たけど…何?」

 

黒猫「町の中では攻撃する事が出来なから、その攻撃不可コードの障壁だと思うわ」

 

京介「は…そ、そう言えばそうだった」

 

「良かった~」ガックリ。

 

あやせ「チッ…」

 

京介「舌打ちするな、後マジ止めてくれ」

 

あやせ「ふん」プイ

 

京介「…はあ」

 

京介(あやせはゲームに疎そうだから、死ぬって言われてもイマイチわかんねーんだろうな;)

 

加奈子「それでこれからどーすんだよ?」

 

京介「お前落ち着いてるな?」

 

加奈子「え? だってジタバタしてもしょーがないじゃん」

 

京介「まあ、そうだけど(アホがこう言う時一番強いかも知れん)」

 

桐乃「まーとりあえず、いつまでもこんなところにいてもしょうがないわよね?」

 

桐乃「とりあえず落ち着かないから、私たち以外誰もいない場所で話そうよ」

 

「その、今後の事とか」

 

京介「そうだな、何にしても一旦落ち着いて話をまとめなきゃな…」

 

沙織「それでしたら、みんなでお金を出し合って、値段の安い宿屋で、広い一室を借りると言うのはどうでござろうか?」

 

京介「おお、そうするか! 流石沙織! 頼りなるぜ!」

 

沙織「へへへ、照れるでござる」

 

京介「じゃあ…とりあえず、宿屋へ行くか!」

 

続く。

 

次回

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