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もしも俺の妹がこんなに可愛い訳がないのキャラがSAOの世界に行ったら? 1話

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物語は「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」の登場キャラが、もしもソードアートオンラインの世界に行ったらというお話です。

 

 一話 

 

桐乃「たぁっ!」

 

イノシシ「ぶひっ!?」

 

ドォンと言う音と共に霧散するイノシシ。

 

桐乃「よっしゃ!」

 

「どう京介? あたしってば結構上手くなってきたんじゃない?」

 

京介「そうか? イノシシってベータやっていた黒猫が言ってたけど」

 

「ドラクエで言えばスライムくらいの強さらしいぞ?」

 

桐乃「うそ! あんなに強いのにありえなくない!?」

 

京介「ありえなく無いって…俺はノーダメージで倒せたぞ?」

 

桐乃「…」

 

京介「…ん? どうした桐乃」

 

桐乃「チッ…、はいはい~自慢乙」

 

「でもね」

 

「アタシよりほんの少し上手く行った程度で調子乗らないでくれる? ウザいんですけ

ど」

 

京介「お前な…;」

 

桐乃「ふん」

 

京介「…やれやれ」

 

京介(…俺たちは今、フルダイブ型ゲーム機器【ナーヴギア】)

 

(その対応最新ゲームである【ソードアートオンライン】とやらのゲームの中にいる)

 

(脳内で知覚して本物と同じように感じられると言っていたが──驚いた)

 

(いつの間にか人類の技術はこんな高みまで行ってたんだなぁ…)

 

(またこのゲームをサービス開始直後に出来るのは限定一万人の狭き門だったらしいが)

 

(沙織が金の力で俺たちの分まで用意してくれたらしい)

 

(転売ヤーいるから金さえあればと言っていたが)

 

(人数分買い集めるのに一体どれだけ金額がかかったのか…)

 

(まあ、ともあれそんな理由で今俺はこのゲームの…アイー…ンクラッド? だっけ?)

 

(その一層の草原らしき場所に桐乃と二人でいる)

 

(ゲームをくれた沙織、それに黒猫は、俺たちより先にダイブしてたので今ここにはいない)

 

(…そう言えば、桐乃の奴が何か携帯で話してたから、出遅れちまったんだよなぁ…)

 

(先にダイブしたら殺すとか言うから、待つ羽目になったんだけど)

 

(そう言えばこいつ誰と電話してたんだ…?)ジー。

 

桐乃「……? 何? その目は? 何か文句でもあるの」ジト。

 

京介「は? い、いや、別にそんなんじゃないけど」

 

桐乃「じゃあなんなの? 人の顔何かまじまじ見つめっちゃって…」

 

「あ…まさか」

 

京介「?」

 

桐乃「もしかしてあんた私とヨリを戻したいとか考えちゃってる訳?」

 

京介「は!?」

 

桐乃「ま、まあこんな超可愛い妹だし? それに加えてあんたはシスコンだから」

 

「ついつい未練がましくなっちゃうのは分かるけどね~」ヤレヤレ

 

京介(嬉しそうな顔して言ってんじゃねえよ…どっちが未練たらたらだよ…)

 

(…俺と桐乃は実の兄妹ながら付き合っていた時期がある)

 

(高校卒業までの期間限定で、勿論清い交際だ)

 

(付き合っている時、一緒にエロゲをやった事もあったが───…)

 

(手は出していない、うん清い交際だ)

 

(だよね?)

 

(ともあれ俺もあれから高校を卒業し大学生だ)

 

(桐乃とはもう普通の兄妹に戻ったと思っていたのだが…)

 

桐乃「まあ分かるけど、お互いそろそろそう言うのは卒業しなきゃ…」

 

京介「…卒業も何もそんな事考えてないって」

 

桐乃「…え」

 

京介(…何でそこで悲しそうな顔をする;)

 

桐乃「…う、うそよ!」

 

京介「はあ?」

 

桐乃「だって、あんたアタシとその、付き合ってた時ゴニョゴニョ…してないし///」

 

京介「何?」

 

桐乃「だから、そのゴニョゴニョ……よ!///」

 

京介「だから…何だ? はっきり言えよ」

 

桐乃「その…だから、せ、せ、せ///」

 

京介「せ?」

 

桐乃「だから、セッ!!!!」

 

「………………」

 

「………クス、してないから……///」カー。

 

京介「…」

 

「は!?」

 

「ばっ! バカお前何言ってんだっ!」アセアセ。

 

桐乃「───っ!///」

 

「だから、や…り、損ねたからヨリ戻したいとか考えてるんでしょう!」

 

「エロ同人みたいにっ!」

 

京介「…」

 

「思わねーよ(頭痛くなってきた)」真顔。

 

桐乃「え? 思わないの?」

 

京介「思わん(だから何で意外そうな顔をする)」

 

桐乃「…おかしいな、男ってそう言う風に思う物じゃないの?」

 

京介「…だから思わないって;」

 

(いくら好きだったとは言え、実の妹にそこまで思う訳ないだろ)

 

(思ったら流石の俺でもアウトだと思うわ…!)

 

桐乃「うーん…おかしいな」

 

京介「…」ヤレヤレ。

 

「あのなあ桐乃、確かに俺がシスコンなのは認めるけど」

 

「今のお前の顔はゲームのキャラに変わってるんだぞ?」

 

「違う顔なんだからそんな風に思う訳ないだろ?(適当)」

 

桐乃「…! そう言えばそうか、…うん、そうだね」

 

「ま、まあ…今はそう言う事にしておいてあげるわ」フンス。

 

京介「たくっ…」

 

「…それにしてもあいつら遅いな(黒猫と沙織)」

 

桐乃「本当ね、すぐに待ち合わせて合流する筈だったのに…」

 

「…あ! 来た! おーい、こっちこっち」

 

京介「やっと来たか………」

 

「…ん? え? 何?」

 

「なんでこいつらがここにいるの!?」

 

続く。

 

~次回2話

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