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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 最終回79話 魔王「僕はそれでもユートピアを作る」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第79話最終回を書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回79話あらすじ

世界を破壊する魔法が発動を止め魔王を救うために奮闘する女勇者。
そんな女勇者に苛立ちを覚えた破壊神は、女勇者を殺そうとするが、その時謎の声が聞こえ破壊神の動きを止める。
一体その声の主は誰なのか?

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

法王
創造神教の最高トップ。
ヒップホップ系の変なしゃべり方をするグラサンをかけたデブ。
普通の喋り方も出来る。
チッパイが好き。

 

魔王姫
魔王の妹、魔王を死ぬほど敬愛しており、魔王のためなら命投げ出す事もいとわない。
体は「過剰魔力体質」の負荷で神経がやられているため不自由。
そのためゴーレムのような憑代を移動手段や普段の生活するための体にする。

 

戦士
かつての勇者パーティーの一人。
狂信的な勇者像を持ち、それを女勇者に押し付けすぎる為、本人から凄い嫌われている。
剣の腕前は勇者に引けを取らない。
かつて妖魔将軍に囚われていた女勇者を助けたのも戦士。

 

創造神
この世界の万物の神にして唯一神的存在。
神らしい言動をするが、予想外の言葉を振られると言葉に詰まる。
裏で妖魔将軍や戦士などを操り、何かをやっていた。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

最終回79話冒頭

破壊神(声が聞こえる…これは)
破壊神(俺の内側から…?)
破壊神(…! 体が動かない…)
破壊神(一体…どうなってるんだ!?)
女勇者「魔王…?」
魔王「勇者…さん」
破壊神(何…!? 勝手に喋って…)
女勇者「え…?」
魔王「ありがとう…ございます…こんな頼り無い僕をなんかを信じてくれて」
女勇者「…!」
神官妹「まさか…!?」
魔法使い「ま、魔王なのか?」
神官姉「魔王…ちゃん…!」
魔王「はい…僕です」
神官妹「何で…破壊神はただ記憶を取り戻しただけの存在じゃないの?」
魔王「僕にも…よく分かりませんが…たぶんバラバラに…く!」
女勇者「ど、どうした…?」
魔王「はあはあ…やはり十数年分の記憶でしか無い…僕に…三千万年分の記憶を…押さえ続けるのは…無理…みたいです」
魔王「今でも…意識が…消えそうになって…ますから…!」
女勇者「何だって…!」
魔王「だから」ガチャ(黒い剣を拾う)
女勇者「…!」
神官姉「魔王…ちゃん!」
女勇者「な、何をするつもりだ、てめーっ!」
魔王「女勇者…さんも…ぐ、言ってたでしょう?」
魔王「僕はみん…なを殺して…世界を破壊したくないって…」
魔王「その通りです…だから…僕は…死にます…」
一同「…!」
女勇者「ば、バカヤロー! それは破壊神を追い出してから…!」
魔王「…それは…無理です…破壊神も…僕なんです…僕自身…なんです…」
魔王「離れるとか…そんな事は出来ません」
魔王「ごめんなさい…せっかく…勇者さんが心配してくれたのに…」
女勇者「し、心配なんかしてねーよっ!」
女勇者「とにかく良いから…良く分かんねーけど根性で破壊神を追い出せよ!」
女勇者「諦めんじゃねえよ!」
魔王「…ありがとう…でも方法があっても…僕は破壊神を追い出したり…しません」
破壊神 (…!)
女勇者「な、何でだよ…」
魔王「破壊神も…僕が生きてきた…一部だから」
魔王「一人で…死なせるなんて…可哀想です…」
女勇者「…!」
女勇者「…だからお前は…何で…魔王の癖に…馬鹿野郎なくらい…優しいんだよ…」
魔王「ごめんなさい…」
魔王「それでは…僕はもういきますね」
女勇者「…!」
女勇者「くそ…止めろよ! 止めろよ!」
魔王「ご免なさい…僕が早く死なないと必ず破壊魔法は発動されてしまう…」
神官妹「…」
魔法使い「く…」
神官姉「止めて…魔王ちゃん!」
魔王「みんなを救うにはこれしかないんです…!」
女勇者「てめーっ! やったら死体を丸坊主にするぞ! とことん辱しめるぞ! 良いのかコラ!」
魔王「…」
魔王「はは…勇者さんは相変わらずキツいな…」
女勇者「だったら…!」
魔王「出来たら…止めてくださいね」ニコ。
女勇者「あ…」
魔王「…!」ドス(黒い剣を自分の胸に突き立てる)
魔王「…」グラ。
女勇者「…ま」
女勇者「魔王ーーーーーっ!!」
女勇者「………!」
女勇者「……」
女勇者「…」
魔王(勇者さんの声が遠ざかって行く…)
魔王(これが…死ぬって事か…)
魔王(丸坊主…だけにはしないで…欲しいな…)
魔王(…ダメだ、もう…目の前が真っ暗に…)
魔王 (…)
魔王(魔族とエルフそして人間がみんな平和に暮らせる世界…作りたかったな…)
………。
……。
…。
魔王「…」
魔王「はっ…!?」
魔王「ここは…あの一面白い…世界?」
破壊神「よお」
魔王「貴方は破壊神くん!」
破壊神「破壊神にくん付けってどうなんだよ…;」
魔王「え? いや何か同一人物って思うとさんとは言いづらくて…」
破壊神「さんでもくんでもどっちもおかしいっつーの」
創造神「ふふ、昔の貴方もそんな感じだったのですから仕方ない事ですよ」
魔王「創造神様!」
破壊神「止めろよ! 創造神に様付けするの…俺の方が兄貴何だぞ!」
魔王「兄貴…って神様たちはご兄妹だったんですか?」
心智神「そう…私たちはマスターに世界を管理するために作られたプログラムの兄妹…」
破壊神「プログラムって分かるか?」
魔王「あ、はい何か僕たち別れちゃったけど、ところどころ記憶を共有してるみたいで、何となく分かります」
魔王「コンピューターを制御する言語ですよね」
魔王「そして僕たちは、そのコンピューターの世界、電子情報を物理実現化させた存在…言わば電子の世界の人類なんですね」
心智神「そう私たちはそう言う存在」
破壊神「それでだな…」
創造神「破壊神…時間があまりせん…」
破壊神「分かってるよ」
魔王「?」
破壊神「…俺達はもうすぐ死ぬ」
魔王「え…あ、すみません!」
魔王「こんな事謝っても許される事じゃ無いかも知れませんが…」
創造神「良いのですよ魔王」
魔王「え?」
破壊神「ああ」
心智神「私たちもこの不毛な繰返しから解放されたかったの」
魔王「そ、そうだったんですか?」
創造神「人類を生み出しても、技術を進歩させないように滅ぼすなんて…私たちは辛かったわ…」
破壊神「マスターが俺達が冷徹になりすぎないように、人を思いやる心を持つように、人工知能が進化するように作ったのがいけなかったんだよ」
破壊神「俺達は人殺しなんかしたく無かったのに、それを2367回も繰返しやらせたら、命令通り動かなきゃいけないプログラムでも拒否したくなるってもんさ」
心智神「うむ」
魔王「はあ…」
破壊神「まあそれは良い、とにかく俺達は死ぬ…と言うかプログラムが消滅して消える」
魔王「と言う事は僕も…」
魔王「でも皆さんが良くても消滅する事になってしまったのは僕の責任…」
魔王「これでお詫びになるかも知れませんがお供させて頂きます」ペコリ。
創造神「まあ…うふふ」
心智神「クソ義理堅い…」
破壊神「まあ…そう結論を急ぐな」
魔王「え?」
破壊神「お前はもしかしたら助かるかも知れない」
魔王「ええ!?」
魔王「ど、どうしてですか?」
創造神「それは貴方の体は三次元で生きる有機生物の体だからよ」
魔王「え? そ、そうなんですか?」
破壊神「そうだ…! ただ人格が生まれる前に俺が乗り移ったから、そのボディにいるのは俺の人格だけだったんだかな」
破壊神「だが、回りに破壊神である事を気取られ無いために、三千万年分の記憶をオンオフしてたせいで、どうやら人格が分裂して、お前と言う存在が生れたらしい」
破壊神「そしてあの黒い剣のウイルスは、電子情報を破壊するプログラムだから、魔王の肉体自体には何も傷はついて無い」
破壊神「だから、今俺がお前を切り離し、あの肉体に留まらせれば、お前だけは助かるかもしれない」
魔王「ほ、本当に!?」
魔王「…で、でも僕だけ助かる訳には…」
破壊神「俺達の事は気にするな」
心智神「そう私たちは死にたがり」
創造神「魔王が好きなことしてくれた方が嬉しいわ」
破壊神「そうだ、お前は誰もが仲良く暮らせる平和な世界を作りたいんだろ?」
魔王「…!」
破壊神「どうなんだ?」
魔王「…」
魔王「それは…作りたいです」
破壊神「ならお前は生き残った方が良いだろう」
心智神「しかし…それはかなり困難な物となる…今までよりも」
魔王「…? それは大変な事だとは僕も思いますが」
心智神「違う…これからの世界はガラリと変わるから」
魔王「世界が変わる?」
創造神「私たちが死ぬ事によって、この中世ファンタジーの世界は維持出来なくなり、普通の世界に戻るからです」
魔王「普通の世界に?」
魔王「それはどう言う事ですか?」
心智神「簡単なところで魔法と言う力がまず消える」
魔王「ええ魔法が!?」
心智神「それが普通の世界」
破壊神「お前を異常に強くしていた力も当然消える」
破壊神「力を無くしたお前は、たぶん魔王でもいられなくなるし、平和な国を作るどころの話では無くなる」
破壊神「それに…世界はお前の望みと反して、腐世神界よりも、きっと醜く汚い世界になっていくと思う…歯止めが効かなくなるからな」
破壊神「お前はこれから残る世界はそんなところだ」
破壊神「お前はそれでも世界に留まりたいと願うか?」
魔王「…僕は」
魔王「…」
魔王「…力が使えなくなるとか、魔王じゃなくなるとかそんなの関係ないよ」
魔王「その世界にするために僕は僕が出来る事を頑張るだけさ」
魔王「だからどんなに苦しくなろうとも僕は構わない」
魔王「魔族もエルフも人間も仲良く暮らせる平和な国を作るために…僕は生きるよ」
破壊神「そうか…」
魔王「それに醜い世界もきっと悪くないよ」
破壊神「…何故そう思う?」
魔王「だって醜い世界があるから、綺麗な事が大切になるのだもの」
破壊神「…!」
魔王「世界は人の欲望で醜くなるかも知れない…」
魔王「でもそれから逃げ出し目を背けたって…それは逃げてるだけ」
魔王「それじゃ人は永遠にその問題を解決出来ない」
魔王「だから僕はその現実から目を背けず、人の欲望や争いが無くなる、そんな世界を探していきたいんだ」
創造神「魔王…」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

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第79話 エピローグ 魔王「僕はそれでもユートピアを作る」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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