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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 73話 魔王「優しくない者が平和な世界など作れない」

執筆日記 敗戦魔王の戦後処理

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第73話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回73話あらすじ

前回、魔族と人間、戦争で生まれた互いの禍根を無くすために、自分の妹である魔王姫の処刑に賛同してしまった魔王。
賛同していたとは言え、やはり実の妹が死ぬ事に気落ちする魔王。
しかし無情に処刑当日の日はやってくる。

 

登場キャラ 

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

呪族の幼女
魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。
前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。
幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。
わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。
また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。

 

参謀
前魔王の片腕だった魔族。
魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。
行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。
そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。

 

商人
姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。
姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。
口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。

 


王国の姫。
常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。
今回も魔界の利権を狙ってやってきた。

 

メイド
大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。
いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。
メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。
また女勇者に拾われてメイドになったらしい。
その過去には何か色々ある様子

 

戦魔将軍
元旧魔王軍の七魔将軍の一人。
戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。
ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。
ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする
また語尾にござるを付ける。

 

戦魔副長
戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。
性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。

 

妖魔将軍
魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。
家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。
戦中に女勇者によって拷問されて殺された筈だが、何故か甦って再び勇者の前に現れる。

 

法王
創造神教の最高トップ。
ヒップホップ系の変なしゃべり方をするグラサンをかけたデブ。
普通の喋り方も出来る。
チッパイが好き。

 

魔王姫
魔王の妹、魔王を死ぬほど敬愛しており、魔王のためなら命投げ出す事もいとわない。
体は「過剰魔力体質」の負荷で神経がやられているため不自由。
そのためゴーレムのような憑代を移動手段や普段の生活するための体にする。

 

戦士
かつての勇者パーティーの一人。
狂信的な勇者像を持ち、それを女勇者に押し付けすぎる為、本人から凄い嫌われている。
剣の腕前は勇者に引けを取らない。
かつて妖魔将軍に囚われていた女勇者を助けたのも戦士。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

73話冒頭

女勇者「…」
女勇者(…魔王が自分の妹を…他のやつの命を犠牲にするって簡単に口にするとか)
女勇者(あいつは…魔王の癖に他人の事ばっか気にして大切にしてて…)
女勇者(そんなアイツが…あんな事を言うなんて…やっぱなんかおかしい…)
女勇者(よく分かんないけど…とにかく、おかしい…)
女勇者(おかしい…おかしい…おかしい…!)
女勇者 (うう…なんかイライラする)
女勇者 (…?)
女勇者(でもアタシ何でイライラしてるんだろ…?)
女勇者(そ、そうだ…別に魔王の妹が処刑されようとされまいとアタシには関係無いじゃないか…)
女勇者(妹キャラを処刑するのはちょっと…勿体無いのはまあ確かだけど…)
女勇者(…それだけじゃなくて…何か…嫌なんだよ…)
女勇者(魔王が…その、命を見捨てるところが…)
女勇者(何か優しくないところが…)
女勇者(だってアタシはアイツを見てて…優しく…///)
女勇者 (…!)
女勇者(違う、違う! アタシはそんなんじゃないっ!)ブンブン(かぶり降る)
女勇者(アタシは…自分の幸せのためなら何でもやる、他人も平気で裏切る)
女勇者(勇者らしさなんて欠片もない、外道勇者なんだ! そうなだんから)
女勇者(だから…違う!)
女勇者(魔王の妹が死んじゃおうとも、魔王が何か優しくなくても関係ない)
女勇者(そう関係ないんだから…!)
女勇者「…」
女勇者(ああ~でもイライラするモヤモヤするっ!)ジタバタ。
女勇者「…」ジタバタ。
女勇者「…」ジタバタ。
女勇者「…」ジタバ…。
女勇者「…」
女勇者(…何だかよく分からないけど…決めた…)
女勇者(アタシはとにかくこのイライラとモヤモヤを無くすために行動する)
女勇者(それで良い、ウダウダ悩むのは…もう止めた)
女勇者(私は自分が思うままに行動する…それで良いんだ)チラ。
女勇者「明日が…青月の晩か…」

~処刑当日、姫の居城~

姫「魔王様、足労かけましたの」
魔王「いえ…お気遣いありがとうございます」ズーン|||
神官妹(魔王、結局当日まで落ち込みっぱなしでしたわね…)
魔法使い(魔王が良いと言うならそれで良いかも知れんが…相変わらず見るに耐えんな…)
魔法使い(王の務めとは言え、良くこんな状態で処刑公開に出て来れたものだ)
神官妹(…まあ魔王がここを乗りきってもらえれば、色々と面倒も片付いて良いんですけどね…)
神官妹 (しかし…)
姫「むふふ」ニマニマ。
神官妹(あの姫の表情…気になりますわ…)
神官妹(…何かまだ企んでるのかしら?)
姫「ではでは魔王様、これから魔王姫の処刑を執り行うが…本当に良いのだな?」
魔王「はい…それが…人間界に迷惑をかけた魔族の責任ですから…」
姫「ほほ…流石魔族の王族、高潔らしい見事な潔さじゃ」
姫「その気持ち十二分に取り組んで、受け取ろう」
魔王「はい…」
姫「じゃから…魔王姫にはたっぷりと苦しみを味わってから死んで貰おうかの」
魔王「…え」
姫「用意せよ!」
姫の兵士「ちょりーす」ガラガラ。
ゴオオオオオオオッ!!(火柱)
姫の兵士「オイラオイラ!」ガラガラ。
ガコンガコン(会場の中央から何かせり上がってくる)
魔王姫「…! な…に、これは」
魔王「魔王姫!」
魔王姫「お兄さま…!」
姫の兵士「まだまだ!」ガッコン!
ガラガラガラガラ!(開閉式の巨大な鉄格子上に登って行く)
巨獣「ガアッ! ガルルルルルッ!!!」
魔王姫「…ひ!」
魔法使い「何だ…この用意は…これはまるで…」
魔王「ひ、姫様こ、これは一体何ですか!?」
姫「魔界には身内の眼の前でその関係者を焼肉にして食べると言う恐ろしい処刑法のヘルムシュヴィセンなる物があるらしいの~?」
一同「!」
魔王「ま、まさかヘルムシュヴィセンを魔王姫に…」
姫「そのまさかじゃ、まあ我らは魔族の肉など食いたくは無いから、代わりに巨獣に食べて貰うことにしたがのう…」
魔法使い「…悪趣味な」
神官妹 (なるほどね…姫の笑いの原因はこれか…)
魔王「な、何で…王族として扱いをしてくれると)
姫「ああ…じゃからこの扱いなのじゃ」
魔王「え…」
姫「今日の処刑に集まった人間を見てみよ」
魔王「集まった人間を…」
人間「うおおおおおっっ!! 良いぞやっちまえっ!」
人間「憎い魔族に我ら人間の怒りの鉄槌をっ!」
人間「私は娘を殺された! 魔族は苦しみ抜いて死んでちょうだいっ!」
魔王「…!」
姫「と言う訳じゃ…普通に殺したのでは、遺族の怒りは収まらない…王族ならなおさら」
姫「だからもっとも彼らが望む王族の処刑法を用意したと言う訳じゃ」
姫「魔王様、期待に答えられんですまんの、ほほほ」
姫「それで…これからこの処刑法で始めるが…本当に良いのじゃな?」ニヤァ…。
魔王「え…」
神官姉「…!」
神官姉「姫様…あん…まりです! これ以上…魔王…ちゃんを苛めないで!」
姫「ふん…苛めでは無い…」
姫「これが我国に戦争犯罪を行った敗戦国の務めであり、当然の姿だ」
魔王「…!」
魔王「敗戦国…」
人間「死ね死ね死ね死ねクソ魔族!」
人間「殺して! 早く殺して!」
ワーワーワー!!
魔法使い「いかんな…全員に回りに飲まれて酷い興奮してるな…群集心理と言うやつか…」
神官妹(これだから底辺どもは…)
魔王(…何て)
魔王(何て…凄い…人間たちの感情の流れ…)
魔王(まるで激流のみたいな…大きな波のような…)
魔王(怒ってるのは分かってたけど、ここまでとは…思ってなかった…)
魔王(そ、それにしても…何か…臭い…)
魔王(何だ…この臭さ…?)
魔王(嫌だ…この匂い…嗅ぎたくない…)
魔王「う…」
姫「どうした体調が優れないか? まあそれも仕方ない事かも知れんが」
姫「そんなに辛いなら、刑を取り止めても良いのじゃぞ?」
魔王「…え?」
姫「魔王姫の命も助けてやってもやらんでは無いと言ってるんじゃ」
魔王「え、ほ、本当ですか?」
姫「まあそれには…荒れ果ての地の街を渡して貰わないといかんのじゃがな」
魔王「荒れ果ての地の街を…でもあそこは僕だけの街じゃ…」
姫「何を悩む必要がある…そなたが首を縦にふれば、魔王姫は苦しんで死ぬどころか、命も助けられるかも知れないんじゃぞ?」
魔王「魔王姫を苦しまない…助けられる…」
姫「そうじゃ…悪い話ではあるまい」
姫「それに王と言うのは、民の言うことを聞くだけが王ではない、民の不満を抑えるのもまた王の務めじゃぞ?」
魔王「王は…民を抑えるのも務め…」
魔王「それは、そうかも知れないけど…でも…」
魔王(自分の我が儘のために…魔族を押さえつけるなんて出来ない…)
魔王(でも…魔王姫をヘルムシュヴィセンで苦しめることは出来ない…)
魔王(それに僕はもう…魔王姫を…見捨てたのに今更)
魔王「僕は…僕は」ブルブル
姫(…ち、ここまで脅しても決断出来ぬか…)
姫「…決められない仕方ない」
魔王「!」
姫「刑を始めよっ! 先ずは指から焼くのじゃっ!」
魔王「魔王姫…!」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

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第73話 魔王「優しくない者が平和な世界など作れない」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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