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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 28話 魔王「勇者さんたちの奥の手?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第28話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回28話あらすじ

流石に魔王級(普通の魔王)の力を持つと自負する呪族の王女の圧倒的な力に、劣勢を強いられてきた勇者たちだったが、神官妹にそれを打開する秘策があるらしいが、その方法とは一体?

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

 

・前回

オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 27話 魔王「友達の為なら体を張ります!」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

28話冒頭

神官妹「まだ打つ手はあるわね」
神官姉「だから…協力」
神官妹「分かってるわよ…」
神官妹「しかし何で魔王は戦ってくれないのかしら…」
神官姉「魔王…ちゃんは…たぶん戦わない…ううん…戦えない」
神官妹「え? 何で?」
神官姉「女の…勘?」
神官妹「いや聞き返さないでよ」
呪族の王女「ほほほ…小賢しい相談は終りか? ザコスメども」
呪族の王女「面白い出し物があるなら、待ってやるから見せてみよ」
神官妹「へ、へー…舐めると、痛い目を見るかも知れないわよ…?」
呪族の王女「ほほ…痛い目など望むところじゃ」
呪族の王女「何せ三千年ぶりの刺激じゃからの」
呪族の王女「お願いだから楽しませてくりゃれ?」ニタ
神官妹「…」ゾク
神官妹(何て気持ち悪い目なの…いや元々そう言う性格なのでしょう)
神官妹(あれは私たち神官が勇者や魔王じゃないから舐めているんだわ)
神官妹(舐めているなら油断するから好都合!)
神官妹「姉さん勇者の元へ」
神官姉「うん…!」ヨロ
神官姉妹は悠然と立つ呪族の王女の横を慎重に通り、勇者の元へ行く。
呪族の王女「ほほほ…安心せい、そんなビクビクしなくても手など出したりせん、これでも王じゃ、約束は守ってやるわ」
神官妹「…;」
魔王「み、皆さん大丈夫ですか?」
魔王「神官姉さんも酷い傷を…今治します」
魔王「は!」
魔王は回復魔法を神官姉にかける。
しかし、いくら魔法を続けても一向に傷は癒えない。
魔王「ど、どうして…」
神官姉「無理よ魔王ちゃん…この傷は強すぎる呪いの傷…回復魔法じゃ…治らない」
魔王「そ、そんなそれじゃどうすれば?」
神官妹「治すには、呪いの元になっているあいつに呪いを解いてもらうか、倒すしかないかと…」
神官妹「魔王様」
魔王「はい?」
神官妹「魔王様は呪族の王女を倒してくれないのですか?」
魔王「え? い、いやいや僕の力じゃあんな恐ろしい呪族倒すなんて無理ですよ」
魔王「それに無理じゃなくても倒すなんて暴力的な事をやってはいけないと思います」
魔王「呪族の王女さんも、きっと三千年ぶりに他の者とあって興奮してるだけだと思うんです」
魔王「それに彼女の領土に勝手に入ってしまった非もこちらにあります」
魔王「なのでまずは誠心誠意謝って許して貰いましょう!」
呪族の王女「許さんぞ!」
魔王「え!?」
神官妹「と言ってますが…?」
魔法を「でも倒すなんて…僕には」
神官妹「…でもほっておくと魔王様を慕っている私の姉も見殺しになりますが…」
魔王「そ、それは…!」
神官姉「う…」
魔王「神官姉さん…く」
魔王「何でですか! 呪族の王女様!」
魔王「僕をお怨みなら…苦しめたいなら僕にそれをぶつければ良いじゃ無いですか!」
呪族の王女「ほほほ…ほんにお前は可愛い男(おのこ)よのう」
呪族の王女「良いか? 苦しみと言うのは何も肉体をいたぶるだけに限らん」
呪族の王女「心を攻める方が肉体のそれよりも苦しみを与える事が出来るのじゃ」
呪族の「それにわらわも、憎き相手には肉より心を責める方が興に乗るのでなぁ…ほほほ」
魔王「そ、そんな」
神官妹「良い性格してるわね…」
神官妹「魔王様説得は無理かと思いますが…?」
魔王「でも…僕に戦いなんて…」
神官姉「大丈夫…魔王…ちゃんは何もしなくて良いから」ヨロ
魔王「え?」
神官妹「! 何言ってるの姉さん」
神官姉「さっき言ったはず…魔王ちゃんは… 戦えないの」
神官姉「だから…私が…代わりに…戦ってあげるの…う」ヨロ
神官妹「理解できないわ…」
神官姉「愛の…力」
神官妹「よこしまじゃなきゃ誉めていたけど、まあ分かったわ」
神官妹「あれをやったらどうなるか分かってて、やるのね? それで良いのね?」
神官姉「う…ん」
神官妹「はあ…オーケー」
神官姉「愛の…力」
神官妹「聞いてないから、と言うか男をダメにする愛の力だからそれ」
魔王「あ、あの…どうなるかなんて…一体何をやるんですか?」
神官妹「申し訳ありませんが、戦わない人が聞いても意味は無いと思いますが」
魔王「う…」
神官姉「大丈夫…魔王ちゃん…絶対勝つから…」
神官姉「だから…もしも生きて…帰ってきたら…言い…たい事がある…んだけど…聞いてくれる…かな?」
魔王「は、はあ?」
神官妹「フラグたてんなっ!」ドゴっ!
神官姉「ぐはっ…!」
神官姉「こんなボロボロな時に酷い…妹ちゃん…」
神官妹「うるさい馬鹿姉! それに勇者もいつまで魔王様に引っ付いてるの!」
勇者「!」
神官妹「魔王様が戦わないんだったら、私たちがやらなきゃいけないんだから、しっかりしてよ!」
魔王「…あ」
神官妹「分かってるでしょ!?」
勇者「わ、分かったよ…でもアタシの魔族特攻はあいつには通用しないし、打つ手が…」
神官妹「ずっと一緒に魔王討伐の旅をしてきて、そんな状況なんていくらでもあったでしょう?」
神官妹「思い出しなさい! 昔あの戦竜将軍と戦った時の事を」
神官妹「魔族特攻が効かない戦竜将軍を私たちはどうやって、倒した?」
勇者「! そ、そうか…それなら」

 

以下の続きは小説サイトからお読みできます。

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第28話 魔王「勇者さんたちの奥の手?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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