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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 20話 魔王「子供の難民?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第20話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回20話あらすじ

ようやく移住先の荒れ果ての地ついた魔王たちは、さっそく問題の土地を汚染している毒霧の浄化をしようとするが、そんな時、勇者に向かって石を投げる物がいた。
それは勇者たちが殺してきた魔族たちの子供たちだった。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(今回は5000文字になってしまいました! ごめんなさい><)

 

・前回19話

オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 19話 魔王「勇者さん大好きです♪」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

・一話から

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

20話冒頭

勇者「何すんだこのガキ!」
魔族子供「うるさい! 何が友達だ!」
魔族子供「勝手に俺達の中に入ってくるな!」
魔族子供「そーだ! そーだ!」
次々と魔族の子供たちは勇者に向かって石を投げる。
勇者「うわ、うざ! てててて! やめろクソが!!」
魔王「こ、ここにはまだこんなに魔族の子供たちがいたのですか?」キョロキョロ。
魔族っ子「勇者が魔界の多くの街を陥落させて去った後、略奪しに来た普通の人間の軍隊から逃げてきた子供たちです」
魔王「!?」
魔王「は、話は聞いてましたが、これほど難民が出てたのですね」
魔王「はい、みなあてもなく彷徨っていところ、この街に流れ着きお父さんに保護されました」
魔王「? でも子供たちだけ? 親は…?」
魔族っ子「子供を逃がすため身を呈して人間と戦ったらしく、ほとんどが私のお母さんのように殺されるか…生死不明です…」
魔王「…酷い」
魔族っ子「はい…」
魔王「…」
魔族っ子(…お母さんに言われて、人間を恨むのは止めていたけど)
魔族っ子(やっぱりこんな酷い事をしている人間は許せない…許せないよ)
魔族っ子(きっと魔王様なら人間を魔界から追い出す力があると…思う)
魔族っ子(だって…あんなに凄い事が出きるのだもの)
魔族っ子(なのに何で魔王様は人間と戦おうとしないの?)
魔族っ子(あの力があれば何だって出きる筈なのに…)
魔族っ子(…頼めば…やってくれないかな?)
魔族っ子(同じ魔族の仲間だし、この酷い惨状を知った今なら、今後押しすれば人間と戦ってくれるかも…)
魔族っ子(よ、よし…ちょっと言ってみようかな…?)
魔族っ子「あ、あの魔王様!」
魔王「…」
魔族っ子「やっぱりこんな敗者に鞭打つような人間は魔界から追い出した方が良いと、お、思います!」
参謀(…! あの魔族の娘何を言う気だ…!?)
魔王「…」
魔族っ子「勇者があんな芝居して下手に出てるのも…」
参謀(…! ば、馬鹿! 言うなっ!)
魔族っ子「きっと魔王様より自分が弱い事を知っているからです!」
参謀「チッ!」
魔王「…」
魔族っ子「だから魔王様ならきっと勇者何かに負けません」
魔王「…」
魔族っ子「だから私たちと供に…」
魔王「…」
魔族っ子「魔王…様? あの…聞いてますか?」
魔王「醜い」
魔族っ子「え?」
魔王「だから世界は───」
魔王「???するしか───無いのだ」
魔王「全て───??に…する」
魔王「時間は無い」
魔族っ子「え? ま…おう様? 今なん…て?」
魔王「…」
魔王「え?」
魔王「す、すみません聞いてませんでした、何ですか?」
魔族っ子「え…? あ、あの…今なんて言いました?」
魔王「…? 僕何か言いました?」
魔族っ子「あ…い、いえ」
魔族っ子「何でも…ありません」
魔王「?」
参謀「…」クイ(眼鏡位置直し)
参謀 (あれは───…)
参謀「魔王様」
魔王「? 何ですか参謀さん」
参謀「私は急用を思い出しましたので、少し元魔王城に戻らせて頂きます」
魔王「え!? このタイミングで!?」
参謀「申し訳ありません。では」
魔王「ちょ、ちょっとー!!」
魔王「行っちゃった…」
勇者「てててて! 止めろって言ってるだろ!」
勇者「マジ止めないと、子供だからって~~~」
魔王「!」
魔王(いけない忘れてました!)
魔王(あのままにしてたら、本当に勇者さんが怒り出してしまいます)
魔王(早く止めないと!)
魔王「人間に向かって石を投げたらイケません!」
魔王「うわ!」
勇者を庇った事により代わりに石つぶてをぶつけられる。
勇者「お、お前」
魔族子供「何だお前!」
魔族子供「邪魔だ引っ込んでろ!」
魔王「そ、そうはいきません!」
魔王「もう戦争は終わったのです! これ以上争って何になると言うんですか!」
魔族子供「何んにもならねーよ!!」
魔族子供「そんなの分かってるよバカヤロー!」
魔王「え…?」
魔族子供「でも…俺のトーちゃんとカーちゃんは、そこの勇者に殺されたんだ!」
魔族子供「そんな奴が俺たちの街にいるのが許せるか!」
魔族子供「そーだ! そーだ!」
魔王「!」
勇者「!」
勇者「チッ…」プイ
魔王(そ、そっか…そう言うところを見てないので、分からなかったですが)
魔王(勇者さんは魔界に攻めてきた時、父上や7魔将軍以外にも、色んな魔族と戦い…殺した事があるんですよね)
魔王(その中には彼らの親も…)
魔王(ならば怒るのも無理からぬ事ですよね…)
魔王(でも勇者さんは私の友達)
魔王(ちょっと口は悪いけど、こんな私なんかと友達になってくれるんだから、きっと良い人に間違いありません!)
魔王(それを彼らに分かってもらえばきっと仲良くなれる筈…)
魔王 (そのためにはどうしたら…)
魔王 (そうだ…!)

 

以下の続きはこちらの小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

第20話 魔王「子供の難民?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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