こんにちわどうもてんたまです。
うしおととら29話を視聴しましたので、ストーリー解説の元感想を書いていこうかと思います。
【初めに、うしおととらとは?】
主人公うしおは、とある事から自分の家の地下で、獣の槍と呼ばれる妖怪殺しの槍に磔にされていた、齢2000年の大妖怪とらから、その槍を引き抜いてしまい、以来そのとらとともに妖怪と戦う非現実世界に足を踏み入れる事になってしまった、中学生が主役のダークファンタジーである。
【前回の話の流れ】
獣の槍の人身御供にされそうになった麻子をギリギリの所で助けたうしお。
しかし邪魔された事に腹を立てた妖怪たちがうしおたちに襲ってくる
それに何とか真由子の力で逃げる事が出来たが、今度は紅蓮と名乗る白面の者の手先が現れ、今度は妖怪たちが襲われる。
それを助けようとしたうしおだったが、紅蓮は強く敵わなかった。
その後紅蓮は去ったが、紅蓮の部下が瀕死のうしおに迫り大ピンチとなるが、そこにとらが助けに来て、何とか紅蓮たちの部下を倒す事が出来る。
その後、真由子たちがいる場所に戻るも、小夜から真由子は4代目お役目として白面の者元へと向かったと聞かされる。
その事をうしおたちは深く噛みしめると、小夜に別れを言いその場を後にするのだった。
【29話のあらすじと言うかストーリー】
うしおは火傷をした麻子を入院させた病院の前で、キリオと話していた。
自分たちの頭の中に、白面の者が住みついて記憶を食べてしまっている事に驚くキリオ。
そしてうしおから真由子の居場所を聞くと、すぐにでも助けに行こうとするが、しかしそれをとらが諌める。
真由子は自分の意思で行ったんだと。
それにとらをライバル視しているクインも共感し、そして白面の者を倒すには白面の者を知るんだ、とキリオ諭す。
それにキリオもようやくと言った感じに納得し「白面の者を調べてみる」と力強く言うキリオを見て、うしおは嬉しそうに「変わったなキリオ」と言うのだった。
そしてうしおたちは、とりあえずと言った感じに、自分の家である寺に戻ると、そこにはかつてとらを巡って戦った鏢がいた。
鏢は浄眼の力で、うしおととらの記憶なくしておらず、うしおはその事に喜ぶ。
しかし喜びもつかの間に、獣の槍が鳴りだし妖怪が現れた事を告げる。
そして目の前に現れた妖怪は、どことなくとらに似た妖怪だった。
それを見たとらは、真っ先に妖怪たち向かっていくが、鏢の「待て!」の強い一言に止められる。
鏢はその妖怪たちは、獣の槍に呼び寄せられたのだ、と言うと、続けてその妖怪を正体不明の化け物を「字伏」と呼び、とらもその字伏だと告げる。
そしてカムイコタンで時逆に見せてもらった過去でその事実を知ったと言うのだった。
その時だった、空から何かが勢いよく降ってくる。
うしおの家を破壊し降り立つ黒い異様、紅蓮だった。
その姿を見て、顔に狂気の色を孕んだ笑みでニヤリと笑う鏢。
そしてそんな紅蓮に、先ほど現れた字伏の一匹が飛びかかる。
しかし紅蓮は「雑魚が」と吐き捨てるように言うと、鼻先に仕込んだ三本の刃で、飛びかかった字伏を切り刻むのだった。
そんな切り刻まれた字伏の顔の断片が、とらの足元に落ち、それを見たとらは電気をバチバチほどばしらせると「てめえ…」と言う。
しかしそんなとらの威嚇もそよ風のように流し、紅蓮は「てめえら全員ぶっ殺してやる」と言うのだった。
それ見て「粋がっているじゃないか促影」と言う人物がいた。
それは鏢だった。鏢は知っているかのように紅蓮の事を促影と呼ぶのだった。
それに紅蓮は、よく分からないように、なんだそれ? と言う。
しかし鏢はそれでも「お前には重要な名前だぞ」と続ける。
それでも分からない紅蓮。
そこで鏢が思い出させるかのように昔話をする。
昔中国にいた残虐の限りを尽くした盗人の話しを。
促影の事を。
促影は人殺しが好きな盗人だった。自分の欲のために人を殺すのが好きな悪党だった。
しかしそんな悪党も官吏に追われる日が来た。
だが促影は逆に官吏を返り討ちにしてやろうと殺そうとする。
しかしそこへ妖怪が現れ、促影は絶体絶命となるが、そこにたまたまあった獣の槍で助かる事が出来た。
以来、今度は妖怪退治をして金を稼ぐが、獣の槍の力の使い過ぎで獣となってしまう。
促影の心を映したような黒い獣に、それが紅蓮なのだと鏢は語る。
そしてその事から、字伏は獣の槍の伝承者だった事を知るうしお。
そこでとらが、そんなのどうでもいいと言う感じに、紅蓮と争い始めてしまう。
しかしうしおには考えられずにはいられなかった、とらも元人間である事実を。
そして紅蓮も「元は人間だったようだな」と戦いの最中とらに言うが、しかしとらはそんな事は興味ないと言った感じに雷撃を浴びせるが、しかし紅蓮はその雷撃を同族同士のお家芸だから効かないとモロに食らっても無事な事を示す。
それにとらは、じゃあなんでと言う風に、仲間である字伏を襲うのか聞くと。
他の字伏が「あの女に頼まれたのだろう?」と代わりに答えるのだった。
あの女、白面が化生した女の事を言うのだった。
そして紅蓮は言う、人間だった頃の記憶はほとんどないが、一つだけ覚えている事があると、その事を。
自分が石になって眠っていた頃の記憶があると言うのだ。
それはうしおも聞いた、獣の槍になったギリョウの「白面の者が憎い」「白面の者を倒せ」と言うその記憶だったが、じゃあとらもその記憶が? と感じるうしおに、字伏の一人が、とらは白面の者に直接恨みがあるから違うと、またも驚くべき事を言うのだった。
そしてとらが紅蓮に、石だったころの記憶とはなんだ? と聞くと紅蓮は、鼻で一つ笑い語り始める。
それは石になっている時に、白面の者がやってきて、白面と同じ悪の存在である紅蓮に、仲間になれと持ちかけてきたと言うその話だった。
そうして紅蓮は鼻先にある霊刀を白面の者から与えられ、同じ字伏より強い力を得たと言うのだった。
それにとらはバカにするように、おめおめ白面の者の手先になっただけじゃねえか、と言うが、紅蓮はそれに、手下になった訳じゃない、好きな事をやりたいだけだ! と言うと、とらを空から叩き落とすのだった。
そして白面の者に与えられた自慢の霊刀を見せびらかしながら、妖怪も人もスパスパ斬れる! と高笑いをしていると、不意に鏢が自分の事を見ているのに気づく。
鏢が自分の事を見て笑っている事に。
そんな鏢が気になってその場に降りる紅蓮。
そして鏢は笑う理由を言うのだった。
死ぬほど会いたかった奴…家族の仇、紅蓮に会えたのだからな、と。
そう紅蓮は妻と娘の仇だったのだ。
そして時逆と見てきた、妻と娘が紅蓮に食い殺された過去の光景を思い出すように鏢は言う。
お前わざと殺さなかった、と。
それに紅蓮は、興味本位で生かしたと殊更嫌らしい笑みを浮かべて言うのだった。
その瞬間とらが試合再開とばかり紅蓮に飛びかかろうとするが、それをうしおが体を張って止めようとする。
「あれは鏢さんの物だ」と。
そして紅蓮の、お前の連れ合いは骨まで美味かったぜ? の言葉を切り口に、ついに鏢が紅蓮に攻撃を仕掛ける。
紅蓮は鏢の攻撃を簡単に受け止め、雷を落とし勝利を確信するが、鏢は爆煙にまぎれて隙をつき、紅蓮の片目を斬る。
それに怒った紅蓮は本気出してやると、再び強烈な雷を鏢に見舞う。
鏢はそれに呪符での防御を図るが、しかし紅蓮の雷はその防御を上回り、鏢に襲いかかるのだった。
それを好機と見た紅蓮はさらに追撃で鏢に襲いかかるが、しかし鏢は襲い来る紅蓮の動きをワイヤーで封じ、そしてあの必殺「禁」をするのだった。
しかし紅蓮の力は鏢の予想を超えるほど凄まじく、この程度では禁じられてはやれなえな、と鏢の禁を破るのだった。
そして今度こそ勝利を確信した紅蓮は、鏢の右目「浄眼」を食おうとするが、寸でのところで紅蓮の腹を鏢で刺し抵抗する。
それに、おとなしく死んでろよ! と鏢に止めを刺そうとするが、そこで字伏たちが異様な声で鳴きだすのを見て、白面の者が準備できたって事か、と言うと紅蓮は、次の機会まで見逃してやると鏢を蹴ると、空に現れた仲間と共にその場を去っていくのだった。
そして紅蓮たちが去っていくと字伏もまたそれに示し合わせるように、寄りそうと石化し、その石化する理由を「白面の力の源である、未知に対しての恐怖」と言うのだった。
それにうしおは、小夜も同じ事を言っていた事を思い出す。
そしてその後は鏢の怪我の治療をするが、こんな家で出来る治療でいいのかと思ったうしおは鏢に、医者に行かなくていいのか? と聞くが、鏢は無用だと言うとそれよりもと言う感じにうしおに酒を求めるのだった。
そして怪我している時にお酒を飲んでいいのか心配するうしおに、鏢はある人の教えで、戦った後は憎しみを酒で追い出せと言われた事を教えるのだった。
それに感慨深く頷くうしお。
そんなうしおに鏢は「お前も飲んでみるか?」と酒を進めるが、当然うしおは「未成年だから」と照れながら断る。
しかしそんなうしおを見てとらが、興味あるくせに、と見透かしたように言うと、余計なこと言うんじゃねえ! と、アイスを食べるとらの頭を思いっきり獣の槍でどつくのだった。
それに「クソチビ未成年!」と怒るとら。
またもやいつもの喧嘩が始まってしまうが、それを見て鏢はふっと笑う。
それに気付いたとらがどうしたのかと尋ねると鏢は、お前たちはそうやって変わらず白面の者と立ち向かうんだろうな、と楽しそうに言うのだった。
そんな事を言う鏢にとらは、お前はどう何だと言うと、紅蓮が強い事を忠告するが、鏢はニヤリと笑って、次は必ずやるさ、この身がどうなってもな、と返すのだった。
そして鏢はその後に、紅蓮を倒したら、お前たちが白面の者と戦っているところを見てみたいな、といつもなら言わなそうな事を言うのだった。
それに復讐しか興味が無かった鏢がそんな事を言うなんてと感じたとらは、変わったな、と言うが、鏢は空に浮かぶ三日月を見て、月は人の心を妙にさせる、そんなところさ、と返すのだった。
そして酒を飲み終えた鏢は、また紅蓮を追いかけるため行こうとする。
それにとらは「どじんなよ」と言う言葉を鏢に送るので、それに鏢は「変わったのは私だけじゃないようだな」と返すのだった。
それをフリなのか、本当に分からないのか「なんのことでぇ」と言うとら。
そして「お前たちに礼を言う」と鏢が言うと、とらは、本当にどうかしてるんじゃないか? と返すが、鏢あくまで「三日月のせいさ」と言い残し、その場を去って行くのだった。
うしおととら29話 終わり
【今回の見どころ思うところ】
・とらは人間だった? 獣の槍にまつわる話と字伏の正体
今回の話で、とらや字伏が獣の槍に魂を吸い尽くされたなれの果てだってのが、明らかになる話だったけど、これ漫画でリアルタイムで見てた時もびっくりしました。
あーまさかとらちゃん人間だったなんてーって感じで(笑)
・ついに積年の仇「紅蓮」に会えた鏢
奥さんと子供を紅蓮に殺されて以来、その仇を討つため、人の人生を捨てて妖怪と戦う術を学び、仇の妖怪を気が遠くなる年月探し回っていた鏢。
その仇である「紅蓮」にあえて、怒りよりも嬉しさから、凄い顔でニヤリとする鏢。
どれだけの思いが鏢にあるのか、よく分かるシーンだけど、漫画でもアニメでも思ったけど、鏢さんの顔芸凄いなってのがどうしても先に来てしまう(笑)
・時間が止まった? いきなり紅蓮の腹を刺してる鏢さん
こんな事突っ込んじゃいけないのかも知れないけど、紅蓮に浄眼を食われそうになった瞬間、いきなり前触れもなく腹を刺してた鏢さん。
あの体勢からいきなり腹を刺してるから、何か時を止めて刺したようなシーンになってましたね。
それにちょっと違和感を感じました。
【終わりとまとめ】
先週の最後にバイクの人が出てたから、それと対決になるのかなーって思ってましたけど、とりあえず字伏話の消化でしたね。
そしてここで鏢さんと紅蓮の話も消化して、来週いよいよバイクの人と、紅蓮vs鏢さんラストバトルって感じなんでしょうか?
原作と同じ顛末になるのか…それともアニメオリジナルになるのか、楽しみですね!
と言うところで、うしおととら29話感想の話は終わりたいと思います。
それでは!
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*1:ネタバレも含みますので、まだ見ていない人は、ストーリー説明を飛ばして見所だけをみるか、 またはアニメをご視聴してからお読みくださいませ。