つい最近なんですが、ブラックジャック、火の鳥と見ていたら、何か懐古厨心がくすぐられて子供の頃好きだった「ピーターパンの冒険」って言う昔のアニメを見てしまいましたw
ピーターパンの冒険ってのは、今はもうやってないのかな? フランダースの犬などが代表作の世界名作劇場シリーズの一作品で、1989年1月15日から1989年12月24日全41話構成で放映されたアニメです。
私は子供の頃にリアルタイムでやっているピーターパンを見た事があり、私の中でとても思い出深いアニメの一つになってるんですよね。
まあ本当に子供の頃に見たので、あまり内容は覚えてませんでしたがw
それと私はあまり世界名作劇場は好きでは無かったんですよね。
ああ、これは見た事があるって作品も本当に少なくて、見ましたって胸をはって言える作品が、あらいぐまラスカルと母を訪ねて三千里ぐらいしかないんですよね。
しかも、まあラスカルは好きだったけど、母を訪ねてはあんまり好きじゃありませんでした。
見るのが無くて見てたって感じですね。
何で好きじゃなかったのかは、やっぱり子供だったからでしょうね。
何と言うか、今思えば世界名作劇場ってシリーズのほとんどが話が重いんで、戦隊物や宇宙刑事物に憧れる年頃の男の子には理解不能な作品なんですよね。
何か名作劇場って、昔の欧州が舞台の苦労する話が多いじゃないですか?
子供だからそう言う難しい話をされても良くわからないんですよねw
予備知識もない訳ですし、後大体主人公が女の子で、男が見る物じゃないなって、はなから拒絶反応が出るんですよねw
キャンディキャンディもそんなには好きでは無かったですしね。
そんな中で、そんな中でですよ?
ピーターパンの冒険だけは楽しく見れたんですよね。
すんなりと受け入れられた理由は、やはり男の子が活躍する話であるのと、現実的な話が多い世界名作劇場にしては珍しくファンタジー色が強い事、そして最期に正義の味方が悪を倒す勧善懲悪的なシンプルなストーリーである事。
【子供ながら主人公はピーターパンかと思ってましたが、Wiki情報によると、ウェンディが本作の主人公らしい】
まあこの三つが、私が子供の時、あまり好きでは無かった世界名作劇場のアニメであったピーターパンを熱中してみてしまった要因なのかな? と思います。
そんな思い出のアニメピーターパンの冒険ですが。
題材はもちろんあのおとぎ話のピーターパンを使ったアニメで。
まあピーターパンとは、知らない人はいないと思いますが、一応説明させて頂きます。
まずピーターパンは物語の主人公であり空を飛ぶ永遠の子供と言う設定を持ったキャラで、本当の原作のピーターパンを読んだ事は無いので、これが正しいか分かりませんが、まあそのピーターパンは、普段はネバーランドと言うファンタジーの世界に住んでいますが、たまに現実世界にもやってくる事があり、そこで偶然知り合ったウェンディと言う少女とその兄弟たちをネバーランドに連れて行き、そこで一緒に暮らしながら、海賊と戦ったり冒険をするのがピーターパンの大筋な話で、このピーターパンの冒険はさらにそこへ日本のアニメらしい脚色を加えた、言わば日本版ピーターパンと言った感じの作品なのです。
日本らしい脚色とは、ピーターパンの話をなのに巨大ロボットが登場したり、フック船長との小競り合いの他にも、日本オリジナルの話で、ピーターパン、フック、そしてダークネスの魔女がネバーランドの存亡をかけた三つ巴戦を繰り広げる「ダークネス編」があったりします。
ちなみに巨大ロボットと聞いて、ガンダムとかそこら辺のロボットをイメージしてしまうかも知れませんが、ちゃんと世界にそった木製のロボットなのでご安心を。
ただそんな木製のロボットなのに、なぜか起動音とかはガンダムで使われてそうなギュィィィィィン!! みたいな音なので、それはまあ日本ぽいなぁ…って感じですよねw
まずはそんな日本版ピーターパンらしいその脚色についてご説明しますね。
【木製のロボットだけど、効果音はロボットアニメによく使われている音に凄いギャップを感じる】
音と言えば他にも、何か日本のアニメでよく使ってそうな効果音を、ピーターパンなのに!? って感じるところで使ってるので、もしも見る機会があったら、それを探すのも面白いかも知れませんね。
それと後日本らしいなぁ…感じたところがもう一つあって、それがこのシーンなんですが。
【海賊船や迷子の船が飛空艇になる!】
ファミコンのFFか天空の城ラピュタが流行っていた時期何ですかねー。
何とピーターパンの冒険では、海賊船が飛空艇になってパワーアップするシーンがあります! 驚きですねw
このままの流れで話がダークネス編で終わらなかったら、もしかしたら宇宙戦艦フック号になっていたかも知れませんねw
おまけでこれはピーターパンの冒険オリジナルの話ですが、迷子が乗る小さな船も飛空艇になったりもします。
【でかければ何でもよし! フック船長の巨大ロマン砲】
フック船長のロマン砲とか言っちゃうと何かいかがわしい物を感じますが。
まあこれはそんな話では無く、ピーターパンにされた事でブチ切れたフックがこれで迷子たちの家をぶっ壊してやる! と出してきたのがこの超巨大大砲。
その名も【チャールズ砲】
でかければ何でも凄くなるって考えが何か日本のアニメらしい演出ですねw
【ルナの登場により消えたタイガーリリーの悲劇】
日本版ピーターパンのオリジナルストーリー「ダークネス編」が始まりピーターパンが旅に出ると言う設定からか、今までピーターパンたちが活動していた場所とは違う場所に行く事になるのですが、そのせいかタイガーリリーが登場しなくなります。
しかも消えるどころか、タイガーリリーに雰囲気がそっくりな女の子ルナを登場し、タイガーリリーはジョンがルナってタイガーリリーに似てるなーと言う思いだし描写にしか出てこず、話が進むにつれその存在は完全に空気になってしまいます。
うーん何か可哀そうですね。
タイガーリリーはピーターパンと一緒に旅に出るって話にして、ルナはルナで新しい声優を使えばよかったのに…経費の問題ですかね?
【友情出演で登場したアライグマ、名前もラスカル】
ピーターパンの冒険では、ピーターパンたちの他に、ラスカルと言うアライグマが登場します。
これは元々ピーターパンの話からのキャラでは無く、同じ世界名作劇場シリーズの一作品であるあらいぐまラスカルと言うアニメから客演で登場したキャラで、登場出来た理由は当時ラスカルが世界名作劇場シリーズで人気キャラであったためらしい。
私もラスカル大好き! 可愛い!
とまあこんな感じに日本の面白特性を持ったピーターパンの冒険。
多分見てた時は小学生くらいの時でしたが、それをね大人になってから久々に見ると、随分印象が変わる物ですね。
どんな風に印象が変わったかと言いますと、一番はずばりピーターパンの顔ですね。
【これが本当のフツメンです。久々に見たピーターパンはそこまでイケメンでは無かったでした】
まあピーターパンで注目される登場キャラは題名通りピーターパンな訳ですが。
ピーターパンの冒険で見た時のピーターパンは、子供心に、かっこいい! イケメン! って思った物ですが、久々に見たピーターパンは、あれ? こんなもんだっけ? みたいな微妙と言うか、そこまでかっこいい顔ではなかったのですね。
【こんな顔】
たらこ唇にだんごっぱな、なんでこんな顔をかっこいいと思ってたのか?
思い出補正ってやつなんですかね?w
それとも例え話ですが、ザブングルの主人公とか、ブサイクなのに見続けると何かかっこよく見えてくる現象があると言う事を聞いた事があるのですがそんな感じだったんですかね。
【ちなみにザブングルのはこんな顔】
この顔が、物語をみているうちに何故かイケメンに見えてくるのはまあ不思議ですが。
まあ主人公ですし、だから良い奴そうですし、だから見ているうちにその内面に惹かれていき…まあそれでカッコいいなあって思ってくるんですかね。
まあザブングルはスーパーロボット大戦α外伝と伝説のクソゲーサンライズウォーでしかストーリー知らないにわかなのであんまりよく知らないんですけどねw
まあまあそんな感じに久々に見たピーターパンの顔にちょっと驚きでしたね。
【悪役の鏡フック船長の魅力】
ピーターパンと言えば宿敵フック船長ですが。
ピーターパンの冒険でも勿論登場し、原作通りピーターパンを亡き者にする為に狙ったり、罠にはめたり、悪役らしい立ち振る舞いをします。
そして新しい敵ダークネスが出てきて、そのダークネスがネバーランドを滅ぼそうとしていても、ピーターパンと共闘してダークネスを倒そうなんて考えようともしません。
どちらも倒してわしがネバーランドの王になると、一貫して悪を貫きます。
と言う感じに、フック船長はピーターパンの敵としてずっとぶれません。
大抵こう言うアニメの話で、何か別の敵キャラが出て来ると、今まで敵だったやつと協力して倒して最後は、お前中々やるな、みたいな感じに分かりあっておしまいってパターンが結構多いけど。
フック船長だけは最後の最後まで悪役貫き通しましたね。
でもただ悪いだけじゃなくて、何か憎めないって感じの悪役だったから、それがまた良い。
非道な振舞をしながらも、ちょっとしたドジで失敗してしまいオマヌケな感じになぅてしまう、だから憎めない悪役フック船長、そこに魅力を感じます。
【久々にピーターパンの冒険を最後まで見て】
正直な話を言いますと、ダークネス篇は全然記憶にありませんでした。
まあピーターパンの冒険を見たのが小学生の頃に一回だけでしたからね。
そりゃ記憶も曖昧になっていて仕方ないと言う話ですが。
そんな感じの私がピーターパンの冒険を最後まで見た感想は、かなり良かったですね! 面白い!
ラストの話も、ウェンディが「私たちの冒険もそろそろ終わりにしましょうか…」ってラストも、何か夢が覚めるようないい感じの締めくくりで良かったですね。
家に帰ったら、また来ると言ってたピーターパンは現れず、ウェンディは思春期を過ぎ大人になっても現れなかったって、夢から覚めた現実感ある話にとても哀愁を感じますね。
まあ来れなかった理由は、たぶんネバーランドと現実の時間の流れが違うって事なんでしょうね。
まあともあれ何か久々にしんみりするアニメの最終回の話って感じでしたね。
そしてようやくピーターパンが来たころには、かつてウェンディが眠ってたベッドの上にはウェンディの姿は無く、その子供ジェーンがいて、そのジェーンがまたピーターパンと一緒にネバーランドに行くって言う、ハッピーなループエンディングで物語は締めくくられる訳ですが、ピーターパンの冒険だと再びピーターパンが来た時にいたのはウェンディの娘になる訳なんですね。
本当のピーターパンならこのシーンはウェンディの孫になる訳ですが、この配慮はまあアニメだから、あまりショッキングにならないようにと考えた差し替えですかね?
これが本当のピータパン通りの孫だったり、お婆ちゃんのウェンディとか出てきたりしちゃうと、子供だとちょっとショックに感じますもんね。
ウラシマショック的な、まあ勝手な造語作ってますがそんな感じです。
と言う感じに少し本当のピータパンとはちょっと違うラストで、これも日本版らしい感じですよね。
まあと言う感じに最後の最後までピーターパンの冒険は良かった!
これが世界名作劇場! これが昔の日本のアニメって感じで最後まで飽きずに楽しく見れました!
古いアニメでも見れるって人で、これを見てないと言う人がいましたら大変お勧めなので機会があればぜひぜひ見て下さい。
ストレスばかりを感じる現代社会、そんな中を生きるあなたにウェンディたちピーターパンの夢あるファンタジーな冒険譚はちょっとした癒しを与えてくれるかも知れません。
ちなみに余談ですが、このピータパンの冒険は世界名作劇場シリーズの中で、唯一のファンタジー作品となっている、ある意味レアアニメでもあります。
その点から見る価値アリのアニメになっていますので、この記事見て興味を持った方いましたら、その点もあわして是非見て下さい。
ではでは久々に見た懐かしのアニメ【ピーターパンの冒険】の感想は終わりにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
また次回のアニメ記事でお会いしましょう~それでは!
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