テンプレート

お勧め記事セレクション

悟飯「学園都市かぁ…」一話G、ドラゴンボールZxとあるクロスオーバーSS

f:id:hosino1977:20170313213647j:plain

f:id:hosino1977:20151103172202j:plain

最初から読む

tentama315.hatenablog.com

悟飯「イ、インデックスが死ぬってどう言う事だよ…!?」
ステイル「…」
ステイル「スウゥ…ジジ…」煙草を吸う。
ステイル「フゥー…」
ステイル「…本当にあの時の金髪のようだな」
ステイル「どうやって髪と目の色を変えているかは知らんが…」
ステイル「まあ確かに神裂に言われなきゃ気づかなかったなこりゃ」
ステイル「髪と目の色でだいぶ印象は変わるからな…」
ステイル「だけどそれを抱えてる時点で、あの時の金髪に間違いなさそうだ」ジッ(インデックスを見る
悟飯「お、おい…それよりどう言う事だ!」
悟飯「インデックスが死ぬって…」
ステイル「十万三千冊の魔導書」
悟飯「…!」
ステイル「その様子なら、それから話は聞いているようだな…」
悟飯「あ、ああ! お前たちがその魔導書を狙っている悪い魔術師なんだろ!」
ステイル「悪いか…」
悟飯「ああ! そうだ!」
ステイル「確かに俺は魔術師だが、それを狙っている側じゃない」
ステイル「むしろ保護してる側さ」
悟飯「保護だと…?」
ステイル「そうそれは元々イギリス正教の物でね」
ステイル「僕たちはそれを守るために選ばれた、ネセサリウスの機関の者なんだよ」
悟飯「ネセサリウスだって…」
ステイル「そう、教会の正義を守るために、必要悪をする教会組織…それがネセサリウスだ」
ステイル「聞いているかも知れないが」
ステイル「それが持つ十万三千冊の魔導書は世界の法則をねじ曲げるほど大変危険な物でね」
ステイル「僕たちはそれを守り世界の秩序を守っている…つまり正義の味方って
訳さ」
ステイル「分かったかい?」
悟飯「そ、そんな言葉だけで信用出来るもんか!」
ステイル「どうして? それもシスターの格好をして教会の者、俺たちも教会の者、つじつまは合うだろ?」
悟飯「そ、それはそうだけど…」
悟飯「で、でもだったら何でインデックスにあんな大怪我を負わせたんだ!」
神裂「…!」ぐ(悔しそうに七天七刀握りしめる。
ステイル「…それは不慮の事故と言うか…まあそう責めるな」
悟飯「何!」
ステイル「…俺たちも怪我をさせる気は無かったんだが」
ステイル「逃げるんで軽く足止めするだけだったんだが」
ステイル「何故か知らんが歩く教会が破壊されていてな…」
悟飯「…!」
悟飯(…あ、僕が引き裂いちゃったんだ…)
悟飯(す、少し僕のせいでもあったのか…)
ステイル「…? どうした少し顔色が悪くなっているぞ」
悟飯「え? あ! 何でもないよ!」
悟飯「い、いやそんな事より!」
悟飯「今インデクッスが逃げたからって言いましたよね?」
悟飯「同じ仲間なら何故逃げるのですか!?」
ステイル「…逃げたのはそれの記憶が無くなってるからさ」
悟飯「記憶が…? どう言う事だ?」
ステイル「それ…」
ステイル「…」
ステイル「…その子は一年分の思いでしか記憶する事が出来ないんだ」
悟飯「…一年間って…なんだよそれ!?」
ステイル「十万三千冊の魔導書!」
悟飯「…!」
ステイル「それを記憶するために、この子は脳のほとんど…約85%を使っている」
ステイル「残り15%じゃ一年分しか記憶出来ないそうだ」
悟飯「…え…?」
ステイル「そして今日が丁度その1年目にあたる」
悟飯「…!」
悟飯「な…んだっ…て…?」
悟飯「そ…そんな事…嘘だ!」ブルブル(がぶりふる。
ステイル「君の腕で、苦しそうにしているその子を見ても嘘だと思うのか!?」ビッ(インデックスを指さす。
悟飯「…え?」チラ。
インデックス「はぁ…はぁ…」
悟飯「…!」
悟飯「イ、インデックスいつの間に…こんな…!?」
ステイル「…! そんな事も気づかなくて、その子を守るヒーロー気取りをしていたのか、お前は!」
悟飯「あ…あ…」
ステイル「ちっ!」
ステイル「ぼさっとするな! とにかく中へ運べ!」
悟飯「は、はい!」
ガチャ、ドカドカ(悟飯の部屋に入る。
ステイル「とにかく状態を見てみる、ベッドに寝かせろ!」
悟飯「…はい」トス…(インデックスをベッドに置く
ステイル「…」スッ(インデックスの首筋に手を当てる。
神裂「どうですか?」
ステイル「熱い…かなり脳を圧迫されてるな」
ステイル「…一年前のあの時と同じだ」
神裂「そう…ですか」
悟飯(一年前…)
悟飯(そうか、この人たちの言ってる事が本当なら一年前も同じことがあったはず)
悟飯(その時はどうしたんだろう…)
悟飯「あ、あの…」
ステイル「…」
神裂「…」
悟飯「…(汗」
悟飯「す、すみません…あの」
神裂「…」チラ(悟飯を見る。
神裂「…何か?」
ステイル「神裂…これ以上そこのヒーローに話す必要はないだろ」
神裂「ですが彼がここで暴れでもしたら、これから先厄介です」
神裂「ならば逆に納得いくまで説明してあげた方がいいかと…」
ステイル「だが…!」
神裂「一年前も…!」
ステイル「…!」
神裂「一年前の私たちも同じでしたから…」
ステイル「…ち、勝手にしろ」
神裂「…お待たせしました。どうぞ」
悟飯「え?」
神裂「何か私たちに聞きたいことがあるのでしょう?」
悟飯「あ、は、はい!」
悟飯「その…一年間で記憶が埋め尽くされてしまうなら」
悟飯「一年前はどうやってインデックスを助けたのですか?」
神裂「記憶を奪いました」
悟飯「記憶…! を…?」
神裂「そうです。一年分の記憶を消しました」
悟飯「そ、そんな簡単に…!」
神裂「納得出来ませんか?」
悟飯「あ、当たり前でしょう!」
悟飯「き、記憶消されるなんて」
悟飯「そんな自分が生きてきた証を消されるなんて!」
悟飯「死ぬより酷いことじゃ無いですか!」
神裂「そうですね」
悟飯「そ、そうですねって…」
神裂「ですがそれしかこの子救う方法は無いのです!」
悟飯「…!」
神裂「それしか…」スッ(目を伏せる。
悟飯(…)
悟飯(そっか…この人たちも好きでこんな事やってる訳じゃないんだ…)
悟飯(そう言えば戦ってるときも悪い気は感じなかったし)
悟飯(悪人じゃ無いのかも知れないな)
悟飯(でも記憶消すって)
悟飯(何か他に方法は無いのか…)
悟飯(…)
悟飯(…!)
悟飯(あ…そ、そうだ!)
悟飯「すみません!」
神裂「まだ何か?」
悟飯「記憶を消せると言うなら、インデックスの記憶では無く、その十万三千冊を消してしまえば…」
ステイル「…無理だな」
悟飯「え?」
ステイル「教会側はインデックスの反乱をもっとも恐れている」
ステイル「それなのに同じネセサリウスの魔術に対して何も考えていない筈はない」
ステイル「ヨハネのペンなんかその現れだろう」
悟飯「ヨハネのペン?」
神裂「この子が窮地に追いやられると発現する自動防衛魔術です」
神裂「怪我した時に、性格が豹変していたでしょう?」
神裂「あれはヨハネのペンが発動してたからなのです」
悟飯(そ、そう言えば、回復の魔術を使ってた時、何かおかしかったよな…)
悟飯(あれがそうなのか…)
悟飯(ま、まあそれは今は置いといて)
悟飯「そのヨハネのペンと言うのはよく分かりませんけど」
悟飯「で、でも試すだけでも…」
ステイル「無理だ」
悟飯「な、何で…」
ステイル「消せる確証の無いものに、教会を裏切ってまでやるリスクはおえない」
ステイル「それにそれが原因で俺たちまで教会からおわれる立場になったら」
ステイル「教会内で誰がこの子の理解者になってやれる?」
ステイル「そう言う事だ。ヒーロー」
悟飯「ぐ…」
ステイル「納得したか? じゃあこの子は連れていくよ」
ステイル「今日まで護衛ご苦労さん」
悟飯「ま…!」
悟飯「く…」
悟飯(い、言えない…)
悟飯(もうすぐ死んじゃうかも知れない子に)
悟飯(何か解決策があるわけでもない、僕なんかが口出せる事じゃない…!)
悟飯(で、でも…)
悟飯(僕はインデックスに守ってあげるって約束したんだ)
悟飯(このまま何も出来ないなんて…く、悔しいよ)
悟飯(何か手は無いのか…何か…)
悟飯(…! あ…ドラゴンボールなら何とかなるんじゃ…)
悟飯(そうだよドラゴンボールがあるじゃないか!)
悟飯(でも今から集めて間に合うかな…)
ステイル「起こすぞ…暴れるなよ…」
悟飯「あ! ま、待ってください!」
ステイル「…まだ何かあるのか?」
悟飯「あ、あの、もしかしたら助かる方法があるかも知れないんですけど」
悟飯「それを試してみたいんですけど、少し僕に時間を、く、くれませんか? はは」
ステイル「試したい…事だと?」
悟飯「は、はい!」
ステイル「…!」グッ(悟飯の襟首を掴む。
悟飯「な、何を…」
ステイル「見ろ! インデックスを!」
悟飯「え…?」チラ(インデックスを見る。
インデックス「はあ…はぁ」
悟飯「…! インデックス…」
ステイル「君は激痛で苦しんでいる女の子を見て」
ステイル「ちょっと試したい事があるから待っててなんて言えるのか!?」
悟飯「そ、それはそうですけど…ほ、本当に治るかも知れないんで」
ステイル「まだ言うか!」
インデックス「ま、待って…」
ステイル「!」
悟飯「!」
神裂「!」
インデックス「もう私はどこにも行かないから、ごはんを責めないで」
悟飯「イ、インデックス…いつから気づいて…」
インデックス「ちょっと前から…そっか逃げる必要なかったんだ」
インデックス「それなのに一年も逃げてて、私馬鹿みたいだね、あはは」ニコ。
インデックス「二人には迷惑かけたね、ごめんね」
ステイル「…」
神裂「…」
インデックス「そっか記憶を消さなきゃいけないんだ」
インデックス「何となくだけど、そんなような気がしてた」
インデックス「何か分からないけど、終わりの時が来るような感覚」
インデックス「そっかこれだったんだ」
ステイル「…」
神裂「…」
インデックス「…それでね、ごめんねついで何だけど」
インデックス「記憶を消さなきゃいけないなら、最後はごはんの側にいてもいいかなあ?」

ステイル「…!」

神裂「…」

悟飯「さ、最後なんて、い、言うなよ」
悟飯「だ、大丈夫、まだ何とかなる方法はあるから」
インデックス「…」
インデックス「そうだよね、ごはんにも不思議な力があるもんね」
インデックス「うん…私信じるよ、ごはんの事」
悟飯「インデックス…!」
ステイル「…」
ステイル「残り時間は12時間と38分…」
ステイル「午前0時きっかりに記憶を奪う術は行う」
ステイル「逃亡は考えるなよ」クル(踵を返す。
悟飯「え?」
神裂「…」クル(ステイルの後に続いて出ていく。
悟飯(行っちゃった…とりあえずは時間をくれたって事なのかな…)
インデックス「ごはん…」
悟飯「ん? どうしたのインデックス」
インデックス「ごめんね…変なことに巻き込んじゃって…」
悟飯「はは、大丈夫、僕は巻き込まれたなんて、ちっとも思ってないよ」
インデックス「でも…」
悟飯「本当に気にしないで」
悟飯「それにインデックスの事は守ってあげるって約束したしね」
悟飯「だから安心して」
インデックス「う、うん…ありがと///」
悟飯「それに助かる方法だって嘘じゃない。本当にあるんだ!」
インデックス「それってどんな方法なの…?」
悟飯「ドラゴンボールさ!」
インデックス「ドラゴンボール…?」
インデックス「そう言えば…緑のUMAの人がそん…な事を言ってたっけ…」
インデックス「私に歩くドラゴン…ボールって」
インデックス「う…!」
悟飯「イ、インデックス!?」
インデックス「…」
悟飯(インデックス…気絶しちゃったのか)
悟飯(これはいよいよ急がないと…)
悟飯(でも今から集められるかな…)
悟飯(残り12時間だとどうなんたろう…)
悟飯(いやいや、やる前からそんな弱気でどうするんだ)
悟飯(集められるかじゃない集めるんだ)
悟飯(とにかくブルマさんのところに行って、ドラゴンレーダーを借りないと…)
ピッコロ『悟飯…』
悟飯「わ! ビ、ビックリした」
悟飯「ピッコロさんですか…な、何ですか僕ちょっと忙しいんですけど」
ピッコロ『すまんな、ただお前らの会話を聞いていてな』
悟飯「そ、そうなんですよ! インデックスが大変な事になっちゃって…」
悟飯「それでドラゴンボールを…」
ピッコロ『そのドラゴンボール何だが、今使えないぞ』
悟飯「え?」
ピッコロ『今現在ドラゴンボールは使用不可だと言ったんだ』
悟飯「え…ど、どうして…」
ピッコロ『何者かが最近ドラゴンボールを使ったのだ』
悟飯「え? い、一体誰が…」
ピッコロ「俺にも分からん…が使われた以上一年間はドラゴンボールは使えないぞ」
悟飯「そ、そんな…」
悟飯「ど、どうしよう…?(汗」

続く

tentama315.hatenablog.com