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悟飯「学園都市かぁ…」一話B、ドラゴンボールZxとあるクロスオーバーSS

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tentama315.hatenablog.com

~夜、歓楽街~
悟飯(明日から夏休みか~)
悟飯(夏休みはどうしようかな?)
悟飯(とりあえず何日か家に帰って、仕送りを増やしてくれるようお母さんに頼んで見ようかな?)
悟飯(でもなぁ…お母さんは言わないけど、お金に困ってそうな雰囲気があったからな~)
悟飯(うーん、どうしよう…)
悟飯(僕ってお父さん、サイヤ人の血を引いてるから)
悟飯(無駄にお腹が減るから食費がかかって、正直今の仕送りじゃ足りないんだよなぁ…)
悟飯(月末は厳しくて今日みたいにもやしを大量に買ったり)
悟飯(ピッコロさんに仙豆を分けてもらって飢えをしのいでいたから)
悟飯(今日まで何とかなったけど)
悟飯(もやしばっかじゃ身体壊しちゃうし、仙豆だって無限にある訳じゃ無いんだ)
悟飯(うんそう考えると、現実的に無理だな)
悟飯(…やっぱり夏休みは一度家に帰って、お母さんに値上げ交渉をしてみよう)
悟飯(電話でもいいんだけど)
悟飯(電話だと、心配してこっちに来ちゃったりでもしたら)
悟飯(僕があまり偏差値の高くない高校に通ってるのがバレちゃうしね)
悟飯(そんなのバレたらお母さん怒って…)
悟飯(たぶん家に連れ戻されちゃうだろうな…)
悟飯(……(´・ω・`)
悟飯(ま、まあ仕送りの値上げ交渉は後でゆっくりと考えるとして)
悟飯(とりあえず早く帰って)
悟飯(このそこら中のスーパーでかき集めた、1パック10円のもやし100袋を食べちゃいますか)
悟飯「はは…」
悟飯「ん?」
ふと視線を向けると、ファミレスの建物が目に入る。
悟飯(ファミレスかぁ…)
悟飯(………)
悟飯(ハンバーグ、ステーキ、エビフライ…)
悟飯「ジュル」
悟飯「は…!」
悟飯「いけない、いけない」フキフキ(口元をふく。
悟飯(僕にはお金の余裕が無いんだ)
悟飯(とても後ろ髪引かれるけど、ここは雑念を振り払って行こう!)
悟飯(…)スタスタスタ。
悟飯(……)スタスタ…。
悟飯(………)スタ……。
悟飯(…………………………………………………………………………………………)
悟飯(たまには肉ぽいものも食べたいなぁ…)
悟飯(そ、そう言えば、明後日仕送りの日だし)
悟飯(まだちょっとはお金に余裕があるから)
悟飯(た、食べちゃおうかな~)
悟飯(う、うん、た、たまにはいいよね、うんいい…)
悟飯(よし、一品だけ食べよう、一品だけ…)クル(ファミレスの方へと振り返る。
カランカラン(扉に備え付けの鈴を鳴らしながらファミレスへ入る悟飯。
店員「いらっしゃいませ! 1名様でよろしいでしょうか?」
悟飯「あ、はい」
店員「かしこまりました! あちら空いてるお席にどうぞ!」
悟飯「はい!」
悟飯(えーとどこに座ろうかな…)
悟飯「ん?」
DQN1「ねえねえ君可愛いね、俺とどっか行かない?」
御坂「………」
悟飯「あれ? あの子…」
悟飯「……(汗」
悟飯(ま、まあいいか)
悟飯(なけなしのお金で食事を楽しみにきたんだ)
悟飯(揉め事には巻き込まれるのはゴメンだよね、うん)
悟飯「………」
悟飯「…はあ」
悟飯(やっぱりほっとけないか…)
悟飯「………」ツカツカ(二人に近づく。
御坂「…!」
悟飯「あ、あのー…」
DQN1「…ん?」
DQN1「んだよおめえ…見てわかんねえのか?」
DQN1「おりゃ今忙しいんだよ!」
悟飯「す、すいません」
悟飯「で、でもその子にちょっかいだすのは止めた方が、い、いいと思いますよ?」
御坂「…ち」
DQN1「ああん!? んだそりゃ!?」
DQN1「んで、てめえにんな事言われなきゃなんねーの?」
悟飯「そ、そうだけど…でも」
DQN1「んだしつけえなぁ…! とに何だてめえは!」
DQN1「舐めてんのか!」
悟飯「い、いや別にそんなつもりは…」
DQN1「そうじゃなかったら、なんなん?」
DQN1「この子はてめーのカノジョか何かなのかぁ!?」
御坂「…!」ズル、ガタッ(動揺。
悟飯「え? 違いますけど」
DQN1「だったら関係ないだろ! すっこんでろ!」
悟飯「でもその子レベル5だから、ちょっかいだすと、危ないですよ」
DQN1「は? …え、レベル…5」
御坂「ちょっと、勝手なこと言わないでよ!」
悟飯「で、でも」
DQN1「レベル5…まじ?」
DQN1「い、いやそんな奴がこんなところウロウロしてる訳なんないだろ…」
DQN1「…そ、そうそんなはずねぇ」
DQN1「おいてめえ!」
悟飯「はい?」
DQN1「嘘つくんじゃねえ!」
悟飯「え? う、嘘なんてついてないけど」
DQN1「それが嘘なんだよ!」
DQN1「だいたい、この子を助けてえならもっとましな嘘つけってんだ!」
DQN1「てめえが喧嘩に自信が無いからって」
DQN1「こんな可愛い子をレベル5って事にしてびびらそうなんて、情けなくねえのか!」
悟飯「い、いやそんなつもりなくて、本当に…」
御坂「…はぁ(呆れ」
DQN1「うるせえ! 俺は男だったら、嘘でもてめえがレベル5だって名乗りやがれって言ってんだ!」
悟飯「はあ…(困ったな…話になんないよ」
DQN1「…ふん、まあてめえ見てえなもやしがそんな度胸も無いのも分かるけどな」
DQN1「ん? 何だその袋は…」ガサ(勝手に袋の中身を見る。
悟飯「あ! 何するんですか止めてください!」
DQN1「んだこれもやしじゃねえか、…ぷ」
悟飯「な、何ですか…」
DQN1「いや、もやしがもやし食べてるとか超受けるんですけど、ぷぷぷ、ひゃはははは!」
悟飯「い、良いでしょう別に…///」
悟飯(…何か嫌な人だなぁ)
悟飯(何かイライラしてきたぞ)
悟飯(ちょっとビシッと一言くらい言おうかな…?)
悟飯(よし言うぞ…)
DQN1「…はははははは!」
悟飯「ちょっと!」
DQN1「ははは……あ?」
悟飯「いい加減に…」
DQNたち「あー腹へった「何食うっぺ「俺カツカレー大盛り」チリンチリン(集団で店内に入ってくる。
悟飯「え?」クル(DQNたちに視線を向ける。
DQN1「へっ」グォ(油断した悟飯にパンチ。
御坂「あ…! あ、あんた危ないわよ!」
悟飯「へ?」
ドカア!(悟飯の顔面にDQN1の拳がめり込む。
御坂「あちゃー…」
DQN1「へへへ…」
DQN1「へへ…?」
DQN1「…!」
DQN1「いぃってえええええええ!(痛い」
御坂「え?」
悟飯「だ、大丈夫ですか?」
DQN1「大丈夫かじゃねえ! おめえの顔鉄で出来てるのか!?」
悟飯「え? す、すみません」
御坂「鉄…」
DQN2「おいシゲチー大丈夫か? 手を貸すか?」
DQN1「あ、ああ道具持ってきてくれダイちゃん」
DQN1「マジコイツ許せねえわ、囲んでボコにしようぜ!」
悟飯「やれやれ…しょうがないな」
バチバチバチ~~~~!!!(突然放電現象が起きる。
悟飯「あ…」
DQN3「な、何だ…!」
DQN1「あ、あの子…本当に能力者」
DQN1「電気の能力者でレベル5…」
DQN1「れ、レールガン!?」
DQN2「マジかよシゲチー、レールガンって!?」
DQN1「に、逃げんぞ!」
DQN2「待ってくれよシゲチー!」
ダカダカダカ、チリンチリン(逃げ出すDQNたち。
パチ…パチ…(御坂の回りで軽い放電。

悟飯「じゃあ僕もこれで」
御坂「待ちなさい!!!」バリバリバリィ!!
悟飯「は、はい!」
御坂「あんた…能力者だったのね…」
悟飯「え? ち、違うけど」
悟飯「何度も言うけど、僕はレベル0…」
御坂「嘘つくな!!!」ババリィバチバチバチ!!
悟飯「ひっ!」
御坂「あたしの電撃を受けて、おーいちちで済むレベル0がどこにいるってーのよ!!!」
バリバリバリィーーーー!!!
悟飯「ちょ、ちょっとお店の中だから!」
御坂「…あ、そっか」シュウン…(放電をやめる
悟飯「じゃ、じゃそう言うことでさよならー!」タタタ!
御坂「え、あ…! ま、待ちなさーい!」遅れてタタタ!
悟飯(つ、付き合ってられないよ!)タタタ!
御坂「待て…つぅーてるの!!」バリバリバリィ!!(電撃。
悟飯「ちょ、うわぁ!」
ズドオーーーーン!!
シュウシュウ…パチ…パチパチッ!
御坂「………」トコトコ。
悟飯「はぁはぁ…な、何をするんだ!」
御坂「あ、あんたが逃げるからいけないのよ!」
悟飯「電撃を浴びせられそうになったら誰でも逃げるよ!」
悟飯「それに……あーーーーーー!!!」
御坂「な、何よ」
悟飯「ぼ、僕のもやしが消し炭に…」
御坂「何よもやしくらいで」
悟飯「も、もやしくらいって…」
悟飯「あ、あんまりじゃ無いですか!」
御坂「な、何よ!」
悟飯「ぼ、僕はお金が無くて、次の仕送りまでもやしで過ごさなきゃいけなかったのに」
悟飯「そ、その貴重なもやしを消し炭にしておいて、たかがなんて酷いじゃないか!」
御坂「わ、わかったわよ、悪かったわよ!」
御坂「そこのファミレスで、そのもやし分奢って上げるから、そ、それでいいでしょ!」
悟飯「え?」
御坂「な、何よ、まだ不満があるの!?」
悟飯「えとじゃなくて、良いの?」
御坂「いいから言ってるんでしょ」
御坂「ほら食べるの!? 食べないの!?」
悟飯「で、でも中学生に奢られるのはな…」キュルルルル(腹の音。
御坂「…どうするの?(ジト目」
悟飯「…いただきます」

~店内に戻る二人~

悟飯「え、えーと何食べようかな…」チラ(御坂を見る。
御坂「気にしないで好きなの頼んで良いわよ」
悟飯「そ、そう?」
悟飯「えーとじゃあ」ピンポーン(呼び出しスイッチ。
店員「お待たせしました」
悟飯「あ、あのステーキセット、サラダはシーザーで、スープはポタージュ、それとえーと」チラ(御坂を見る。
御坂「気にしないでって言ってるでしょ」
悟飯「は、はい! あのそれにライス大盛りで」
店員「かしこまりました、ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
悟飯「君は…」
御坂「いい」
悟飯「そ、そう、じゃあそれでお願いします」
店員「ありがとうございます。しばらくお待ちくださいませ」
悟飯「………」
御坂「………」
悟飯「………」
御坂「………」
悟飯(…き)
悟飯(気まずい…)
悟飯(何か話した方がいいのかな…)
御坂「ねえ」
悟飯「は? はい 、な、何?」
御坂「あんたの能力ってなんなの?」
悟飯「え? えっと僕はレベル0で、能力なんか…」
御坂「…」パチパチッ…!
悟飯「ほ、本当ですよ! ちょっと人より頑丈なのが取り柄なだけで」
御坂「頑丈…?」
悟飯「え…? そ、そうちょっと頑丈なだけで、普通の人間!」
御坂「でも何であたしの電撃を食らって、あの程度で済むのかしら…」
悟飯「そ、それは、えーと…」
悟飯「…!」
悟飯「そ、それは君が手加減してるからでしょ?」
御坂「あたしが…手加減…?」
悟飯「そ、そうだよ、君だって相手を殺す気で電撃は撃ってないでしょ?」
御坂「そりゃまあ、人殺しなんて目覚めが悪いし、それなりには手加減してるけど」
悟飯「そうそこだよ! 手加減してるから、ちょっと頑丈な僕を気絶するまでの出力がなかったってだけの話だよ」
悟飯「は、ははは…」
御坂「そうなのかなぁ…うーん」
悟飯「そ、それしか無いって」
店員「失礼します。ステーキセットお待たせしました」
御坂「あ、ごめん、もう質問しないから、気兼ねなく食べて」
悟飯「あ、う、うん」
悟飯「それじゃあ、いただきます!」
悟飯「ガツガツガツガツ!!」
悟飯「ふう…ご馳走さま」
御坂「ってはや!」
悟飯「え? そ、そうかな///」
御坂「そうよ! と言うか足りなく無い?」
御坂「なんならもっと食べても良いわよ」
悟飯「え? い、いいの!?」
御坂「うん」
悟飯「で、でも悪いし、えーと」キュルルルル(腹の音。
御坂「………」ニヤニヤ。
悟飯「…いただきます」
御坂「よろしい」
御坂「と言うかめんどくさいから、気が済むまで、好きなもの食べなさいよ」
悟飯「え! 本当!?」
悟飯「で、でももやし分の値段越えちゃうけど、本当にいいの?」
御坂「だーかーら、気にしないでって」
御坂「今度気にしたら、ここで電撃を撃つわよ?」
悟飯「そ、それは物騒だな… 」
悟飯「じゃ、じゃあ、ありがとう、遠慮なく食べるよ」
御坂「お好きにどうぞーご主人様(笑)」
悟飯「ははは」ピンポーン。
店員「お待たせしました」
悟飯「えーと、これとこれとこれとこれ、全部三人前で」
御坂「は?」
店員「す、凄い量になってしまいますが、本当によろしいのですか?」
悟飯「え? はい大丈夫です」
店員「か、かしこまりました、ご注文はい、以上で?」
悟飯「あ、後これも五人前お願いします」
店員&御坂「」
御坂「ちょ、ちょっとあんた、それ本当に食べきれるの!?」
御坂「残したりしたら承知しないわよ!」
悟飯「あ、うん! 大丈夫!」ニコ。
御坂「え? あ、ああそう…(汗」

次々に運び込まれてくる料理を片っ端から食べる悟飯。

悟飯「ガツガツガツガツ!!」
悟飯「ゴクゴク!」
悟飯「モグモグ…ゴクン」
悟飯「ガツガツガツ!!」
御坂「……(唖然」
悟飯「…ふう」一息つく。
御坂「ほ、本当に全部食べたわね…」
悟飯「う、うん、ちょっと大食いなんだ僕」
御坂「ちょっと…?」
悟飯「あ、店員さーん、これお代わり良いですか?」
御坂「」
店員「お、お客様大変申し訳ございません」
店員「ほ、他のお客様の分もあるので、今日のところは…」
悟飯「え…? そ、そうですか、すみません」
店員「本当に申し訳ございません」ペコリ。
御坂「ほっ…」
悟飯「いえいえ、じゃあ出ようか、えーと君」
御坂「君じゃない、御坂美琴
悟飯「あ、そうゴメン、僕は孫悟飯、御坂……ちゃん?」
御坂「ちゃんはつけなくていい」
悟飯「そ、そう、僕も好きに呼んでいいよ」
御坂「あんたはあんたよ」
悟飯「え…? あ、そ、そう」
悟飯「まあいいや、今日は本当にご馳走さま」
悟飯「機会があったら、今度は僕の方がご馳走するよ、はは」
御坂「何それ、ナンパしてるつもり?」
悟飯「え? 違うけど(バッサリ」
御坂「…(イラ」
悟飯「ん? どうしたの?」
御坂「うっさい…」
悟飯「え…?(汗」
御坂「いいこと!」ビッ(指差し。
悟飯「…!」
御坂「今日のところは勘弁しておいてあげるけど」
御坂「あんたを倒すのはこの私何だからね!」
悟飯「いい!?」
御坂「次に会ったら覚悟しておきなさい!」
御坂「じゃあね!」クル(踵を返す。
悟飯「はは…ま、また」
悟飯「…ふう」
悟飯「何か最後の方機嫌が悪くなってたな…」
悟飯「うーん女の子はわからない…」
悟飯「ま、まあ今日のところは僕も家に帰るか」

続く

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