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ベジータ「ハルケギニア?」18

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シエスタ「えーい!」バシューーン
シエスタ「ふう…;」シュインシュインシュイン!
シャロット「やっとスーパーサイヤ人に自由になれるようになってきたね」
シエスタ「は、はい」
ベジータ「ふん;」
ルイズ「シエスタ凄いパワー…冷静に比べたらフリーザよりパワーは上かも」
ルイズ「これならフリーザが来ても大丈夫じゃない?」
ベジータ「ふん…それはどうかな…」
ルイズ「?」
シャロット「これでやっとこさ次の段階に行けるってもんだ」
シエスタ「あ、あの~」
シャロット「なんじゃ?」
シエスタ「前から気になってたのですが、私スーパーサイヤ人になって何をするんですか?」
シャロット「何を今更…おめえはフリーザと戦うんだ」
シエスタ「戦う! わわわ私軍人さんじゃないですし、無理ですよそんなの!」
シャロット「無理でもやるしかあんめえ! おめえの力次第でハルケギニアが救われるかどうか決まるんだぞ!?」
シエスタ「と言われても私フリーザさん自体よくわかりませんし、ハルケギニアの危機と言われてもいまいちピンと来ないのですが…」
シャロット「たあけっ! おまあーがこの中で一番強い力を持ってるんだぞ?」
シャロット「無理でもピンとこなくてもやるしかないんだ! さあかかってこお!」
シエスタ「え? かかっていく? って何すればいいんですか?」
シャロット「組手じゃ! おまあーが思うやり方でいいからパンチでもキックでも何でもいいから打ち込んでこい!」
シエスタ「そ、そんな人様を殴ったり蹴ったりなんて出来ませんよ!」
ベジータ「これだ…」
ルイズ「? どう言う事?」
ベジータ「いくらパワーが強くても戦士…戦う心構えがなければ意味がない」
ベジータ「圧倒的に格下の相手ならそれでも問題ないが…相手はフリーザだ!」
ベジータ「ほんのちょっと上回ってる程度じゃ確実に殺されるぞ…」
ルイズ「そ、そう言う物なんだ…奥が深いわね」
ベジータ「ああ…ババアだってそれはわかってるハズなのに何を考えてやがる」
シャロット「何でもいいからかかっちょこお!」
シエスタ「で、でも」
シャロット(ふーむやはりと生まれ持った性格を直ぐに変える事は出来んか…)
シャロット(困ったのう…)
シャロット(…! そうじゃ)
シャロット「何か目的がなければ出来んか?」
シャロット「だったらワシに一発でも入れられたら、そこの悪タレとキスさしてやるぞ?」
ベジータ「何!」
ルイズ「ちょ!///」
シエスタベジータさんとですか!?///」
シャロット「んだ…どうじゃやる気になったか?」
シエスタ「ほ、本当ですね! 後で嘘でしたは無しですよ!?」
ベジータ「ば、ババア何を勝手に!///」
シャロット「おめえはこん中で一番役立たずなんだから、キスくらいしてちっとは役に立ち!」
ベジータ「役立たず…」ガク
ルイズ「ちょっとシャロ婆! ベジータは私の使い魔なんだから勝手な約束ごとしないでよ!」
シャロット「妬くな妬くな…おめえもして欲しければあの時の夜見たいに乳繰り合いながらすればいいじゃろ…」
ルイズ「妬いてないし! する気もありませんから! だ、誰がこんな奴と!」
シャロット「じゃあ問題ないじゃろが」
ルイズ「う…」
シャロット「まあ黙ってみちょけ、ワシも可愛いひ孫を悪タレなんかにゃあ、やる気はせんからの」
ルイズ「え? それってどう言う…」
シエスタ「じゃ、じゃあ行きますよひいお婆ちゃん!」
シャロット「おう! いつでもこお!」
シエスタ「え、えーい」タタタ!
シエスタ「や、やあ!」ぶん(降り下ろしパンチ
シャロット「やっぱこの程度か…」ガッ(軽くかわして足を引っ掻ける
シエスタ「え? きゃああああ!」ゴロゴロ
ルイズ「んな…」
ベジータ「パワーがまるで使いこなせていない…ひ、酷すぎる…な、なんであんな奴がスーパーサイヤ人に…く」ギリ
シャロット「やっぱり今から戦い方を教えても焼け石の付け焼き刃になるだけだなあ」
ルイズ「何よそれ?;」
シャロット「のうシエスタ?」
シエスタ「は、はあ?」
シャロット「おめえもしも敵を倒すとしたらどんな攻撃で倒す?」
シエスタ「え? 敵を倒すですか? わ、私人に危害を加える自体思い付かないんですが…」
シャロット「何でもええ、そうだ例えば泥棒が入った時なんかおめえはどう対処するんだ?」
シエスタ「泥棒さんですか? そうですねそんな事はやめましょうと説得します!」
シャロット「んじゃなくて、襲ってきたらどうすんだ?;」
シエスタ「お、襲ってきたらですか!? たぶん気絶します!」フンス
シャロット「情けねえ事胸はって言うな!」
シャロット「だからそうじゃなくて、おめえの中でこれだったら相手さぶっ倒せるだろうって攻撃の一つや二つ想像できるじゃろ!」
シエスタ「相手をた、倒すですか?」
シャロット「そうだ! 言わねえと許さねえぞ!」
シエスタ「ひっ! わ、わかりました、わかりましたからそんな怒鳴らないでくださいよ…」
シエスタ「え~とそうですね…」
シエスタ「…! あ、そうだ!」
シャロット「なんか思い付いたか?」
シエスタ「はい! 私だったらそう言う場合、フライパンで殴ります!」
ベジータ「…! フライパンだとぉ…!?」
シャロット「そ、それがおめえの最大の攻撃なんか?;」
シエスタ「はい! なんたってメイドですから!」フンス!
ベジータ「お、俺はこんな奴以下なのか…」ガックリ(地面に手をついて落ち込む
ルイズ「ベジータ…;」
シャロット「まあええか」
ルイズ「いいの!?」
シャロット「じゃあちっとやってみろ」
シエスタ「え?」
シャロット「素振りでええから、フライパン持ってぶっ叩いてみろ」
シエスタ「え…スーパーサイヤ人のままでですか!?」
シャロット「いいからフライパン持って来て早くやれ!」
シエスタ「は、はい!」
~厨房に行ってフライパンを持ってくる~
シエスタ「も、持って来ました…」
シャロット「ん、よし」
シエスタ「はうう…マルトーコック長になんだその頭はって言われちゃいましたよ~;」
シャロット「じゃあ早速そのフライパンで地面を思いっきり叩いてみろ」
シエスタ「地面をですか?」
シャロット「んだ」
ルイズ「一体どうするつもりかしらシャロ婆は?」
ベジータ「俺が知るか」
シエスタ「え、え~い」ぽふ
シャロット「もっと力込めてやるんだ!」
シエスタ「ち、力込めてって言われても…;」
シエスタ「こ、こうでしょうか…」
シエスタ「ん~~~」ゴゴゴ
シエスタ「たぁ!」ドゴォーーーーン!!
メリメリメリ(地面が陥没する
ベジータ「…!」
シエスタ「わわわ!」
ルイズ「すご…;」
シエスタ「ううう…泥だらけになってしまいました」
シャロット「ふむ…これぐらいの威力が出せれば充分か…」
ベジータ(確かに凄い力だが…当たらなければ意味が無いだろう…)
ベジータ(本当に一体何を考えてやがるんだこのババアは…)
シャロット「ふふん♪」

そんな感じにフリーザを倒すべく特訓は続き、ついにその日がやって来る。

ベジータ「…! つ、ついに来やがったか…」
ルイズ「う、うんあの時感じた巨大な力を空の上に感じる…」
ジュリオ「へえこれがフリーザって奴の力か…確かにこれは尋常じゃない力を感じるね…;」
アニエス「こ、こんな化物がこの世に存在しているなんて…;」
シエスタ「よくわからないんですけど、いよいよフリーザさんと戦う時が来たのですか? 私不安です…」
シャロット「みんな役割分担はわかっちょろう? それじゃいくよ!」
一同「はい!」
デルフ「よっしゃじゃあ行くか相棒!」
ベジータ「なんだお前は! 今更お前なんかが役に立つ次元の戦いだと思っているのか!?」
デルフ「そんな事言うなよ? まあおめえさんは剣を使う戦いは専門外かも知れんが、おれっちの瞬間移動は結構使えるだろう?」
デルフ「だから連れていっても損は無いだろう、な?」
ベジータ「ちっ勝手にしろ;」

~宇宙船内部~

フリーザ「へえ、あれがベジータがいる星か…」
コルド「ほお…良さそうな星じゃないか」
フリーザ「そうだねパパ…文明も低そうだし、手付かずの資源がたっぷり残ってそうだしね…」
フリーザ「ん?」
コルド「どうしたフリーザよ?」
フリーザ「なんだあれは? 島が空を浮いているぞ」
コルド「ん…ほう確かにな…奇妙な現象だ」
フリーザ「パパなんか面白そうじゃない…あそこへ降りてみようよ?」
コルド「ふん…いいだろうお前の好きにしろ」
フリーザ「聞いたかい? あの島に降ろすんだ」
宇宙人「は、はっ!」

ゴゴゴ

ベジータ「奴等降りてくるぞ」
ルイズ「あの方向はアルビオン…どうしてあんなところに」
ベジータ「考えるのは後だ!」
ベジータ「早めに奴等に近づいて戦闘力消さないと感づかれるからな」
ルイズ「う、うん」
ジュリオ「じゃあ僕たちは手筈通り所定の位置で待機してるよ」
シャロット「うむ、頼んだぞ」
アニエス「お任せ下さい師匠」
シエスタ「私もそっちの方がいいです」
シャロット「たあけっ! 今更何言ってんじゃ!」
シエスタ「でも空も飛べない私が本当にあんな方法で役に立つんでしょうか…?」
シャロット「いいからおめえは言われた通りにするんだ」
シエスタ「は、はあ」
ルイズ「それじゃみんな頑張ってね!」
ジュリオ「もちろん、可愛いルイズのお願いならね、頑張るよ」
ルイズ「え、そ、そうありがと///」
ベジータ「ちっ」
ジュリオ「ふっ、じゃあやきもちドラゴンが嫉妬の炎を吐く前に僕は行くかな、じゃあまた後でね」バシューーン!
ベジータ「…!」
ルイズ「え? 何よそれ?」
アニエス「みんな、師匠ご武運をお祈りしてます」バシューーン!
ベジータ「ちっ、いけすかねえキザヤローだ…」
ルイズ「?」
シエスタ(…ベジータさん)
シャロット「ほったら、わしらもアルビオンに行くぞ」バシューーン!
ルイズ「はい!」バシューーン!
ベジータ「ああ」バシューーン!
シエスタベジータさんお手数おかけします」
ベジータ「気にするな…」
ルイズ「むー…」

~空を飛びながら宇宙船を追う~

ベジータ「…! 奴らあの平地に降りるみたいだぞ!」
ベジータ「地上に降りて戦闘力を消せ!」バシューーン、タッ(地上に降りる
ルイズ「わかったわ」バシューーン、タッ
シャロット「………」バシューーン、タッ
ベジータ「しばらくそこの岩影から様子を見るか…」タタタ
ルイズ「ええ…」
シエスタ「はうう、こ、怖いです…」
シャロット「あれが今の宇宙船なんかーポッドしか乗った事ないから、物珍しいの…」
ベジータ「…! 出てくるぞ…静かにしろ!」
プシュー、ゴウウウン(ハッチが開く
わらわら(手下の宇宙人たちが出てきておもむらな位置で整列する
フリーザ「………」スタスタ
コルド「………」スタスタ
ベジータフリーザ…!)
フリーザ「思った通り良い環境の星みたいだね」
コルド「ああそれに遠い場所から一瞬で移動できる技術には興味がある…どうやら中々侵略しがいがありそうな星だな」
フリーザ「そうだねパパ」
フリーザ「よしお前たちとりあえず片っ端から都市や町を襲い、指導者を捕まえて来るんだ、いいね?」
宇宙人「はっ了解しました!」
バシューーン! バシューーン! バシューーン!(おのおのに飛び去っていく
ルイズ「あ…」
ベジータ「落ち着け…ここまでは手筈通りだ。後はアニエスとキザヤローがなんとかしてくれる」
ルイズ「う、うんそうね…」
シャロット「全員行ったみたいだね…そろそろ行くかの」
シエスタ「ううう…」
ぞろぞろ(岩影から出てくる
フリーザ「ん? おや…」
フリーザ「そんなところに隠れていたのかい? ベジータ…それに桃色髪のお嬢さん」
ベジータ「ふん…;」
ルイズ「……;」ゴク
フリーザ「それに見ない顔も二人ほどいるね…」
シャロット「………」
シエスタ「はうう…」
フリーザ「それで質問なんだけど…なんで出てきたのかな?」
フリーザ「まさかとは思うけど部下の宇宙人がいなくなれば僕たちに勝てるなんてユニークな事を考えた訳じゃ無いだろうね?」
コルド「ふふん」
ベジータ「…そのまさかだ…出来るだけお前たちに集中して戦いたかったからな…」
フリーザ「戦うだって…? 面白い冗談だ」
フリーザベジータ…ナメック星で僕に手も足も出ずに殺されたのを覚えてないのかい?」
ベジータ「忘れちゃいない…確かに勝てんだろう…だがスーパーサイヤ人ならどうかな?」
フリーザ「何! スーパーサイヤ人だと!」
フリーザ「まさか…お前スーパーサイヤ人になれたと言うのか!?」
ベジータ「別に俺がとは言ってないぜ…やれシエスタ!」
シエスタ「は、はい」
フリーザ「…!」
シエスタ「え、えーい!」バシューーン
フリーザ「す、スーパーサイヤ人…;」
フリーザ「くきぃ!」
シエスタ「ひっ…」
フリーザ「…ふん、ナメック星の時はおおぼらだったけど今度は本当じゃないか…面白い」
ベジータ「ふっ…」
フリーザ「…しかしサイヤ人にまだ生き残りがいたとは驚いたね…」
フリーザ「だが僕に見つかったのが運のつきだ」
フリーザ「お嬢さん…悪いけどサイヤ人は一人残らず生かしてはおけないんだ…」
フリーザ「出会って早々悪いけど死んでくれるかな?」
シエスタ「はわわ…」ガタガタ
コルド「フリーザよ 二人がかりでやるか?」
フリーザ「その必要ないよパパ、パワーアップした僕の一人の力だけでスーパーサイヤ人は倒せるって事証明して見せるよ」
ベジータ「…! よしシエスタ、ルイズ! フリーザは任せたぞ! 俺たちはこのデカブツを倒す!」
コルド「! フリーザよ聞いたか? あのサイヤ人とんでもない勘違いをしてるみたいだぞ?」
フリーザ「みたいだねパパ…」
フリーザスーパーサイヤ人になれないベジータなんて赤子の手を捻るより簡単な相手さ…少し身の程教えてきたら?」
コルド「うむ…そうだな、良いだろうベジータとやらワシが相手になってやる、くく」
ベジータ「よーしならばこっちに来い!」バシューーン!
シャロット「………」バシューーン!
コルド「分断させる気か…面白い乗ってやるか…」バシューーン!
フリーザ「さて待たせたね…お嬢さんたち…」
ルイズ「ワールド・ドア!」
フリーザ「!?」
ヒュウウウン、スポ、スポ(穴に入るシエスタとルイズ
フリーザ「ま、待て!」
シュウウウウン(穴が閉じる
フリーザ「く!」
フリーザ(いきなり逃げ出しただと…どういう事だ?)
フリーザ(まさか僕の力に怖れて逃げ出したのか?)
ヒュウウウン(フリーザの背後に異空の穴が開く
シエスタ「………」そー
フリーザ「しかし奴等一体どこへ…」カチ(スカウターを使う
ピピピ
ピー!
フリーザ「後ろ!?」
シエスタ「ご、ごめんなさいー!!」パカーン!!(フライパンでフリーザの頭をぶっ叩く
フリーザ「おぎょ!?!?!?」メリメリメリ
フリーザ「かっ…」ふらふら
シエスタ「あ、あの大丈夫ですか?」
フリーザ「き、貴様~~ふざけた真似を~~~」ギロ
シエスタ「ひぃ!」
フリーザ「許さん!!!」
ルイズ「シエスタ下がって!」
シュウウウウン(穴が消える
フリーザ「く!? そうかあのチビの力と言う訳か!」
フリーザ(あの力は欲しいですが今は少し忌々しいな)
フリーザ(少々勿体無いが見つけ次第殺す事にするか…)
フリーザ(もう油断はせんぞ、さあ後ろでもどこでもかかって来るが良い…)キョロキョロ
ぱっ(音もなく目の前に現れるシエスタ、ルイズ
フリーザ「何! 今度は目の前に!!」
ルイズ「今よ! 思いっきり打ち抜いて!!」
シエスタ「は、はい!!」ブン!(フライパンでバッティング
ドカァ!!(フリーザの腹に直撃する
フリーザ「おげぇ!!!」メリメリメリ…
ドヒューーーーーン!(ぶっ飛ぶフリーザ
フリーザ「うぐぐ」クルクルクル、ビタッ!(空中制止する
フリーザ「お、おのれぇ…」
フリーザ「…! また消えた」
フリーザ「く…」ギリ

アニエス「こっちはあらかた片付いたようだな…」
ジュリオ「みたいだね」
宇宙人「………」ピクピク
アニエス「…今からでも加勢にいった方が良いだろうか?」
ジュリオ「いや…あまりにも力の次元が違いすぎて僕たちが行っても邪魔になるだけだろう」
アニエス「そうだな…まさかこの世にこんな力を持っている奴らがいるとはな…私には一生かけても追い付ける気がせん」
ジュリオ「そう言う事、まあ後は戦える人達に任せよう」
アニエス「ふん、承知した」
アニエス(みんな…頑張ってくれ)

ベジータ「………」ゴオオオ
コルド「ふん…どこまで行く気だ、ここいらで充分だろ」キュイイイン
コルド「はあっ!」ドギューーン!
ベジータ「く!」サッ
シャロット「………」
コルド「さあ逃げる時間はお仕舞いだ…かかってくるがいい」
ベジータ「ふん…行くぞババア、覚悟はいいか?」
シャロット「はっ…元より命を惜しむ気はないわ」
コルド「ふふん、まあ無駄な努力だと思うが精々足掻くといいだろう…」
ベジータ「そう簡単に行くと思うなよ!」
ベジータ「はあっ」キイーーン(ルーンが光る
シャロット「生涯最後の大一番になりそうじゃの」バシューーン(超化
コルド「何! スーパーサイヤ人だと!?」
コルド「…そうか…分断させたのはそう言う訳か…;」
コルド(ちっスーパーサイヤ人の伝説など信じている訳ではないが、フリーザがやられた事を考えると、ここは引いた方がいいか…)スッ
シャロット「…! 奴め…冷静な男じゃ…不利を感じてもう逃げ出す算段をしてるぞ」
ベジータ「何!」
シャロット「絶対に合流させてはいかん! 行くぞ悪タレ!」バシューーン!
ベジータ「ちっ、言われんでもない!」バシューーン!
コルド「む…!」
シャロット「ほいほいほい!」バババ!
ベジータ「だだだ!!」バババ!
コルド「………」バシバシバシ(シャロットとベジータの同時攻撃を受けきる
コルド「ふっやはりスーパーサイヤ人などこの程度か…どうやらフリーザは油断してやられたようだな…」
ベジータ「な、何!」
シャロット「…!」
コルド「ふん…」シュン!(消える
ベジータ「く!」
コルド「こっちだ!」ヒュ!(二人の背後に現れる
ドカァ!!(二人同時に背中を殴られる
ベジータ「ぐはっ!」
シャロット「く!」
コルド「スーパーサイヤ人伝説恐るるに足らず! このまま滅ぼしてやるぞサイヤ人!」
ベジータ「ちっ…やはりとんでもない強さだ;」
ベジータ「ババア! 本当お前の読み通り、こっちの奴なら倒せるのか?」
ベジータ「俺にはとてもそうは思えんぞ…どうなんだ!?」
シャロット「さあな…今となっては正直きついとし言えんな、まさかここまでとは…」
ベジータ「な、何だと! 貴様今更ふざけるなっ!」
ベジータ「あの二人じゃ長くは時間稼ぎは出来んぞ! どうする気だ!」
シャロット「どうもこうもどんな結果になろうともワシらは目の前の敵を倒すしかあんめえ」
デルフ「なんか大ピンチのようだな相棒!」
ベジータ「うるさい! 相棒と言うな!」
コルド「ふふ、お遊びは終わりだ…」キュイイイン…!
ベジータ&シャロット&デルフ「!」
ベジータ「な、なんて馬鹿デカイ戦闘力なんだ…;」
ベジータ「く…;」サッ(身構える
コルド「くく…」シュン!(消える
ベジータ「何! ど、どこへ消えやがった!」キョロキョロ
コルド「こっちだ!」ドギューーン!
ベジータ「しまっ…この位置じゃかわせな…!」
コルド「まずは一匹…」
デルフ「相棒! 俺を使え!」
ベジータ「…! く!」ジャキィィン!
コルド「馬鹿め! そんな剣一本どうにか出来るか!」
ベジータ「う、うおおおお!!」ザシュ(エネルギー波を切る
シュウウウウウ!!(剣がエネルギー波吸いとる
コルド「なっ! 何だと!」
ベジータ「お、お前にこんな力が…」
コルド「い、今何をやったんだ!」
デルフ「戦いは終わっちゃいねえぞ! 攻めろ相棒!」
ベジータ「…!」シュン!(消える
コルド「はっ!」
ベジータ「油断したな! このクソヤロウ!」ブオン!(剣を振る
コルド「く!」サッ(かわす
ズバッ(かわしきれず角を切られる
ベジータ「ちっ…;」
コルド「お、おのれ…まぐれとは言え我が角を…許さんぞサイヤ人…!」ぐお(ベジータに迫る
ベジータ「く!」
シャロット「よそ見をするんじゃないよ!」ドカァ!!(頭側頭部に蹴り
コルド「………」
シャロット「何! まともに食らったはずなのに効いておらんのか!?」
コルド「そんな貧弱な蹴りで本当に私にタメージを与えられると思ったか…?」ぐっ(シャロットの足を掴む
バキィ!(シャロット足をへし折る
シャロット「ぐあ…!」
コルド「ふん」ブン(ベジータに向かってシャロットを投げつける
ベジータ「く…」ドン(シャロットを受けとる
ベジータ「ば、バカヤロー!! お前がやられちまったら分断させた意味がなくなるだろうが!」
シャロット「う、うっさいのー年寄りは労らんか! ぐく…」
ベジータ「こうしている間にも…く…」チラ(ルイズたちがいる方向を見る
シャロット「………」
シャロット「………」チラ(折れた足を見る
シャロット「…のう悪タレ…そんなにルイズ嬢ちゃんが心配か?」
ベジータ「なっ…そ、そんな訳あるか!///」
シャロット「嘘が下手じゃのー、さっきからルイズ嬢ちゃんたちがいる方ばかり気にしとる癖に…カカカ」
ベジータ「く…///」
ベジータ「そ、そんな事より貴様! その足でどうするつもりだ!」
シャロット「安心せい…この程度ならまだまだ行けるワイ」
シャロット「じゃがこんな足じゃもう役にはたたんじゃろ…」
シャロット「じゃからワシは最後に奴の動き止める」
シャロット「その隙に悪タレおめえは全力の攻撃で奴を倒せ!」
ベジータ「止めるだと…? 一体どうやって…」
シャロット「四の五の言わず、準備しちょけ! 行くぞ!」
コルド「ふん、相談事は終わったかな?」
コルド「だがそんな体でワシの動きを止めるだと? さっきまでワシの動きにすら付いてこれなかった奴が片腹痛い」
コルド「面白い…出来るものならやってみろ!」
シャロット「ふん言われんでもそうするわい…」シュン(消える
コルド「な、何!」
シャロット「こっちじゃ」ガキッ(手と足を使ってコルドの両腕を取る
コルド「き、貴様! 今のスピードは…!」
シャロット「ふん…自分でも楽勝に倒せる、そう思い込ませないとお前さんはすぐフリーザの元に戻るじゃろ? 頭が良いからな」
コルド「貴様そのために手を抜いて戦っていたと言うのか…ぐく!」
シャロット「まあ…足をやられたのは予想外じゃったが…」
コルド「そ、そう言えば折れた足でなんでこんな力が…く、くそ外せん!」ぐぐぐ
シャロット「ワシの力がお前さんを超えてる訳じゃない…お前さんが力を出してないだけだ」
コルド「ば、馬鹿な…現に今も全力に近い力を出してるぞ!」
シャロット「出してるように感じてるだけじゃ…」
シャロット「ワシをおめえさんの中に気の流れを分断させ力を込められないようにしたんだ」
コルド「気の流れ…分断だと!?」
シャロット「そうじゃ…おめえは気づいてないがその内在する強大な力は気の力で、その気があるから強大な力が出せるんだ」
シャロット「しかし気の力の流れを分断させちまえばおめえは素の筋力だけしか出せなくなる」
コルド「な!」
シャロット「いくら老いたとは言え、腐ってもスーパーサイヤ人、その力を外すほどは素の力ではなかった…そう言う事じゃ…」
コルド「く…く!」ぐっぐっ
シャロット「どうじゃ外せまい…これがハルケギニアを回り回って編み出した力に頼らず相手に勝つ『流気自在拳』じゃ!」
ベジータ「く…このせいで俺は今までババアに勝つことが出来なかったのか…;」
コルド「ふ…ふふ…確かにお前の言う通りそうだな…スーパーサイヤ人;」
シャロット「………」
コルド「だ、だがなぜだ! …回りくどい事をせず、なぜ最初からこの技を使わなかった…?」
シャロット「ふ…これをやるのは一か八かの賭けの時と決めておったからな…」
コルド「一か八かだと…?」
シャロット「この技は体に触らないと出来ん技だ…そしてお前を抑え込むには体全部使わんと出来んと確信しておった…」
シャロット「大したもんだ気の力を封じたのに…素の筋力だけでこれだけ力を出すのだからな…押さえ込むだけで精一杯じゃわい」
コルド「当たり前だ! 我が一族の力を侮るでない!」
シャロット「じゃからワシは動けんから攻撃する手段がない…ワシごとやる以外はな!」
コルド「…!」
シャロット「今じゃやれ悪タレ! 胸の部分は気の流れを止めたからおめえの攻撃でもやれる筈だ!」
コルド「く…!」
ベジータ「わかっている!」キュイイイン!
コルド「胸だと…馬鹿な! その位置だと貴様も只ではすまんぞ!」
シャロット「じゃから一か八かなんじゃ!」
ベジータ「ふん! 上出来だババア!」キュイキュイ…
コルド「…! ま、待て! 待ってくれ!」
ベジータ「あ?」キュイキュイ…
コルド「た、助けてくれ! この星にはもうもう二度と来ない…本当だ!」
コルド「そうだ! 星を一つやろうじゃないか、し、支配者にしてやるぞ、ど、どうだ?」
ベジータ「ふん! 偉そうな事を言ってた癖に随分情けなくなったじゃないか」キュイキュイ
ベジータ「だが今更そんなものに興味はない! 覚悟するんだな…」キュイキュイ
コルド「や、やめてくれ~~~;」
ベジータ「………」チラ(はみ出したシャロットの毛を見る
コルド「…!」
コルド「く、くく…どうやらお前に覚悟は出来ていても向こうはそうでもなかったようだな」
シャロット「…! 何?」
コルド「そうだそのまま撃つとこいつも死ぬぞ!? それでもいいのか!?」
ベジータ「く…;」キュイキュイ
シャロット「ば、馬鹿たれ! 何を今更迷っとるんじゃ!」
ベジータ「う、うるせえ迷ってなんかいるか!」キュイキュイ
シャロット「じゃったら早くせえ! そんなに長くは持たんぞ!!」
ベジータ「わ、わかっている…」キュイキュイ
シャロット「何を気にしとるんじゃ、お前は悪逆非道、冷酷無比の悪のサイヤ人じゃろうが!」
シャロット「こんな老いぼれの命など気になんかせん筈じゃろ!」
ベジータ「く…く;」キュイキュイ
シャロット「打たんか!!! このへたれがぁーーー!!!」
ベジータ「…! こ、ここのくそったれババアがぁーーー!!」ドギューーン!!
コルド「!?」
ズドオオーーン!!(コルドを貫きシャロットを吹き飛ばす
コルド「か…く…こ、こんな所で…」
ベジータ「ハァ!!!」ドギューーン
コルド「死にた…く」
スガァーーーン!!(コルドを消し飛ばす
ベジータ「ちっ…」
ベジータ「………」バシューーン、タッ(シャロットが落ちた場所へ降りる
シャロット「………」
ベジータ「………」
シャロット「あ…ほうが…手加減したな…?」
ベジータ「…! ふ、ふんそんなつもりはない」
シャロット「も…ええ…から、行け…」
シャロット「ルイ…ズ嬢ちゃんを…早く…ごほ」
ベジータ「…わかった…」
ベジータ「また…後で来る」タタタ、バシューーン!(空を飛ぶ
シャロット「…!」
シャロット(悪のサイヤ人でも変わる事が出来るのかも知れねえな…)
シャロット(二人を頼んじゃぞ…)

フリーザ「くそ…どこへ消えやがった」キョロキョロ
フリーザ(しかしおかしい…スーパーサイヤ人の奴め…なぜこんな回りくどい戦いをするんだ?)
フリーザ(なぜチビの魔法を利用しないと攻撃してこない…?)
フリーザ(何か理由が…おっ!?)
フリーザ(あの岩影に見えるのは)バシューーン!
ルイズ「あっ!」
フリーザ「ふん…やっと見つけたよ」
フリーザ「君がいるとスーパーサイヤ人と戦うには厄介だ…消さしてもらうよ」キュイイイン
ルイズ「あ、アクセ…」
フリーザ「遅い!」ドギューーン!!
ルイズ「あ…!」
ズドオオーーン!!(着弾
ゴゴゴゴゴ…(爆発中
ビュオオオオ…(爆風
パラパラパラ(降り散る破片
フリーザ「まずは一人…くく」

続く

ベジータ「ハルケギニア?」19 - 小説書きながらパチンコ業界から転職を目指すブログ